実年齢より20歳近く若く見える男もいるのだ
- 2022.02.07
- 家飲み/家食べ
久しぶりに知り合いの営業マンが訪ねてきた。
彼は1~2ヶ月に一度くらいしか訪ねてこないが、話の波長が合って、来ればいつも話が弾む。
そんな彼が、珍しく二人連れで私の事務所に来たのだ。
上司かと思っていたら彼の部下で、彼の後任というではないか。
後任?、異動とか転勤かと聞けば、定年で退職するとのこと。
え~ッ ⁉、、定年ってナニ?
冗談かと思ってホントに定年かと聞けば、その通り定年ですと。
彼は若く見えるから、定年という言葉が俄に信じられなかったのだ。
今まで歳のことを聞いたことがなかったけど、40代後半ぐらいだと思っていた。
定年って50歳が定年かと聞いたほどだが、60になるので定年ですと。
これには本当にビックリした。
彼はいつも小ざっぱりしていて、着るものもオシャレ。
昔風だけど、ボタンダウンのシャツにレジメンタルタイと言うアイビールックでいつも決めていた。
それをきちっと着こなしていて、好青年がそのまま大人になった雰囲気。
それに趣味は旧車で、持っている車はポルシェの356 Bというエレガントでクラシックな車。
彼はポルシェ、私はロードスターという古いスポーツカーが趣味というのも波長が合うところ。
ファッションにしても車にしても、一本筋が通ったライフスタイルを持った彼で、そんな彼が訪ねてくるのを密かに楽しみにしていたのだ。
彼との付き合いは10年以上になるが、ずっと40代だと思っていた。
そんな彼が今年度末に定年で退職するとは想像もしてなかったので、驚くのは当然だ。
定年になっても個人的に遊びに来てよと伝えたけど、豊田市に縁がない彼なので難しいことかと。
話に含蓄があって楽しい男というのは少ないし、それに表裏のない男で、そんな彼と接点がなくなるのが寂しい。
それにしてもあの営業マン氏が60歳だったとは。
女性の若見えは往々にしてあるけど、男では珍しいのでは。
これには本当にビックリだった。
そんなビックリするようなことがあった日の晩ご飯は、天ぷら。
奥殿からタラがあるから天ぷらにして欲しいと、朝から言われていたのだ。
天ぷらは難しいようだけど、実はそれほど難しい料理ではない。
味付けの必要がないから、味で失敗することがないからだ。
家に帰り着いて、天ぷらの材料を揃えてチャチャっと揚げればハイ出来上がり。
タラの他にナスやニンジン、シシトウにワサビ菜なども揚げた天ぷらの盛り合わせで、楽勝に出来た。
天ぷら以外のものは奥殿が用意してくれたもので、奥殿が何もしなかった訳ではない。
こんなセットをアテに、早速カンパイ。
先ずはビールから。
グイッといけばいつもと同じように旨い。
これがなくては晩ご飯が楽しくないと思うけど、お酒を飲まない人からしたら ”変人” と思われるか。
淡白であっさりとしたタラは油との相性が良く、フライとか天ぷらにはピッタリの魚。
揚げたことによりほのかな甘みも感じるようになり、上品な美味しさを味あわせてくれて、食べ飽きない。
それと初めて揚げたワサビ菜もいい感じ。
わさび菜はワサビの葉っぱの部分かと思っていたけど、それは間違いで、わさび菜はわさび菜という野菜とのこと。
刺し身や寿司に使うワサビの葉っぱは ”葉ワサビ” で、わさび菜ではないのだ。
とは言え、わさび菜というだけあってワサビと似た香りと味がし、大人の雰囲気が味わえる。
しめ鯖にも添えてあるけど、違和感がないのはそのため。
そう言えばこのしめ鯖は、作って三日目になる。
私の作るしめ鯖は一晩置いた二日目が一番美味しくて、三日目になると締めが進んで、ナマっぽさが失われる。
上段の画像が二日目のもので、下が三日目のもの。
三日目のものが不味いということはないけど、二日目のナマのような美味しさの後では興が醒める。
尤も普通のしめ鯖はこれぐらいかそれ以上に締めてあるから、これでもいい方かも。
最後はいなり寿司で〆だ。
冒頭に書いた営業マン氏のように、私も若く見られるようになりたいものだが、毎日毎晩好きなように飲んでいては無理か。
少しでも若く見られるようにガンバリます。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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