「山のホタテ」は本物のホタテよりも美味しい?
- 2022.04.01
- 家飲み/家食べ
「山のホタテ」という料理をご存知だろうか。
エノキの石づきの部分を使った料理を指す言葉だ。
初めて知ったのは今から10年ほど前。
小彼岸桜で有名な長野県の高遠(今は伊那市高遠)にある農家レストラン、「こかげ」で食べたのが初めての出会い。
女優の市原悦子さんに似た庵主から、これなんだか分かりますか?と言って出されたのが「山のホタテ」だったのだ。
その画像は撮り忘れてしまったが、その美味しさは格別な思い出になった。
今日はその山のホタテを使った料理を作ってみた。
エノキの一番下のところは捨てて、石づきの部分をカットしたのが山のホタテになる部分。
今日はこれを焼くことにした。
バターと醤油で焼きたいのだけどバターがないので、マーガリンと醤油で焼いたのがこれ。
ちょっと焦げてしまったけど、ホタテ焼きもこんな感じだから似たようなもの。
他にイカフライとチキンカツを合わせてある。
イカは奥殿の好きなもので、それに応えて揚げたものだけど、使っているのは冷凍モノ。
イカを揚げると爆発するように油が跳ねるのが恐く、それでイカを揚げないのだけど、冷凍モノはその恐れがないので揚げてみた。
本来ならイカフライが乗っているお皿がメインになるけど、今日は山のホタテが主役。
こんなセットでさっそく乾杯だ。
乾杯はもちろんビール。
山のホタテにフライもののセットには、ビールが合うに決まってますから。
と言うかいつも最初はビールだけどね。
久しぶりに焼いた山のホタテの味はどうだろうか。
食べればこれがめちゃめちゃ美味しい。
エノキの旨味がギュッと凝縮された感じの濃厚な味。
それに加えてシコシコとした食感も楽しめて、本物のホタテを凌ぐほどに旨い。
高遠の「こかげ」で初めて出された時もホタテ以上の旨さに驚いたものだけど、いま味わってもやはり同じ感想だ。
奥殿も、エノキで一番美味しい食べ方はこれではないかと言うが、全くその通りだ。
本物のホタテよりも旨いと言ってはホタテに申し訳ないが、それぐらい旨いのだ。
山のホタテの美味しさにどっぷり浸ってしまい、フライの影がすっかり薄くなってしまったが、このフライも美味しかった。
イカフライもチキンカツも冷凍ものだけど、パン粉がカリッと揚がっていい雰囲気。
最近はウスターソースをかけず、市販されているタルタルソースを使っているけど、これもいい働きをしている。
タルタルソースは作ろうと思えば作れるけど、作るのが面倒なのと、沢山できてしまうのでどうしても余ってしまう。
毎日フライものを出すならいいけど、たまにしか使わないから余ってしまい、仕方ないのでタルタルソースを ”食べる” という変なことになってしまう。
タルタルソース好きな ”タルタル星人” ならそれもアリだろうが、ソースを食べるのはどうもね。
そんなことでタルタルソースを作らなくなってしまい、ある時、市販のものがあることを知ってからはこればっかり使っている。
家で作ったものより味は落ちるけど、作る手間を考えればこれもアリかと。
そうそう、エノキの普通のところを使った「なめ茸」も作った。
エノキに刻んだ生姜を合わせて火にかけ、麺つゆで仕上げただけのものだけど、これが美味しい。
エノキの軸も旨いし普通のところも美味しく、エノキは旨味の塊なのだ。
今日は山のホタテでごちそう様でした。
美味しかった。
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