餡掛けは料理の味とグレードを上げる魔法のようだ

餡掛けは料理の味とグレードを上げる魔法のようだ

 

この日のお酒のアテは、貰い物の「安土信長ネギ」を焼いてみることにした。

だけど今まで白ネギを焼いて上手くいったことがない。

どうやって焼けばいいのか知らないのだ。

 

フライパンで焼けばいいのか、それとも魚焼き器で焼く方が良いのか。

フライパンで焼くにしても油をひくのか引かないのか。

 

奥殿に聞いても分からないと言う答え。

そういえば奥殿はこの手の白ネギが嫌いだった。

仕方ないのでここは自分の感性を頼りに焼いてみることにした。

 

ネギはぶつ切りにした。

そもそもこの切り方でいいのかさえ分からないが、他に思いつかないのでこれでいく。

ネギだけでは絵にならない気がしたので、山のホタテ(エノキの軸)も一緒に焼くことに。

 

他にはタラが余っていたので、それも焼くことに。

そしてこれには卵のあんをかけて、ソテーしたタラの餡掛けにしてみる。

 

出来たのがこのセット。

早速ネギ焼きを食べたけど、ネギ焼きは失敗。

 

焼きが足りなかったのか生っぽい。

ジューシーさも全く無くガリガリとした食感。

 

これ以上焼けくと黒こげになりそうだったので上げたのだけど、火が通ってない感じ。

油をひかずにそのままフライパンで焼いたのが失敗の原因かもしれないが、よく分からない。

 

私は一個を食べてギブアップで、奥殿は手を付けずに終わってしまった。

焼くのではなく煮た方がいいのかもだけど、いずれにしても失敗ということで勿体ないことをした。

 

それに引き換えタラの餡掛けは、とても美味しくできていた。

タラを焼いただけなのに、餡をかけたことにより見た目もゴージャスになっている。

 

和風の料理のつもりで作ったけど洋風の雰囲気に仕上がり、ナイフフォークを添えればレストランでも出そうな一皿だ。

奥殿からもキレイでとてもいい感じとのこと。

タラの新しい料理が出来て、レパートリーがひとつ増えた感じ。

 

ネギ焼きは失敗だったけど、タラが美味しくて助かった。

これでタラの料理も失敗だったら食べるものがなく、悲惨なことになるからね。

 

卵の餡がとても美味しかったので、締めのご飯は予定を変更してチキンカツの餡掛け丼にしてみることに。

今からチキンカツを揚げるのは面倒そうだけど、チキンカツは冷凍ものなので油で揚げるだけで済むから、早速やってみた。

 

ご飯の上に揚げたチキンカツを乗せ、餡をかけたのがこれ。

オォ、ビジュアルもいいではないか。

 

食べればこれが思った以上に美味しくてビックリ。

このチキンカツは鶏の胸肉を使っているのでジューシーさが少し足りないが、餡をかけたことによりジューシーさが補われて、美味しさが数段アップしている。

それに加えてトロミが付いているので喉ごしもよく、ツルツルと食べれてしまう。

 

餡かけの餡は、料理のグレードと味を上げる魔法のような働きがある。

これは使える。

今まで家では餡を使うことがなかったけど、これからは出番が増えそうだ。

 

卵焼きにこの餡をかけてもいいし、野菜炒めにも使えそう。

そうなると中華料理のかに玉とか八宝菜に近いものになりそうで、新しいジャンルが開けた気がしてきた。

 

この日はねぎ焼きは失敗してしまったけど、餡掛けという新発見があって美味しかった。

料理は間口も広く奥行きも深くて楽しいネ。

今日も美味しくて、ごちそう様でした。

 

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