コゴミの天ぷらに菜の花と筍の炊合せで春爛漫の味
- 2022.04.14
- 家飲み/家食べ
ピンポ~ンとスマホにメッセージが着信。
誰から?と見てみれば、自分のスケジュールからの着信で、この日はクリニックへ行く日だったのだ。
スケジュールは30分前に知らせるように設定してあり、30分後の予約ということ。
そのことをすっかり忘れていて、とても30分では着けない離れたところにいる。
仕方ないのでクリニックに電話して予約の変更をしてもらったが、スケジュール管理をパソコン(スマホ)でやっていると時々こういうことがある。
予定を入力した時点で完了した気になってしまい、うっかり忘れてしまうのだ。
昔ながらに手帳に予定を書くやり方だと、手帳を開く度に全体のスケジュールが見えるので、記憶に残りやすい。
今は何でもデジタルで管理しているけど、アナログの方が良い点もあるのだ。
って、忘れてしまってはデジタルもアナログも同じことだけどね。
そんなことがあった日、家に帰れば山菜のコゴミがあると言う。
その言葉を聞いただけで、これを天ぷらにして欲しいということだと分かる。
案の定、奥殿から天ぷらをお願いしたいとのこと。
いくらパソコンやスマホが発達しているといっても、コゴミと聞いて天ぷらを作ることという発想はできないだろう。
さっきのスケジュール管理ではないが、人間の能力の方が優れている面はあるのだ。
天ぷらは私の担当なので、さっさと天ぷらに取り掛かった。
これがそのコゴミ。
今年お初の山菜だ。
もちろんこれだけではなく、ナスやニンジンなどのレギュラーものも揚げる。
こんな感じで用意した。
メインのつもりでワカサギも揚げるけど、メインになる感じではないので、冷凍のチキンカツも揚げることに。
後は衣をつけて揚げれば出来上がり。
天ぷらは味付けが不要なので、意外に簡単な料理なのだ。
天ぷらは私が揚げたのだが、奥殿が何もしなかった訳では無い。
菜の花とタケノコの炊き合わせが用意してある。
タケノコも今年お初のもので、春らしい一品。
同じ菜の花を使っておひたしも作ってあった。
これも春の料理だ。
この日はこんなセットで一杯。
春爛漫のセットだ。
初めはビールから。
グイッといけばやっぱり美味しい。
奥殿の希望のコゴミの天ぷらはどうだろうか。
カリッと綺麗に揚がっていていい感じ。
山菜特有の少し苦味走った味で、春の味だ。
この日は天つゆで食べたけど、コゴミには塩の方が合うかも。
コゴミは半分残っているので、次に揚げるときは塩で味わってみようか。
このワカサギは冷凍もので、天ぷらにはとても重宝する。
天ぷらには小魚との相性がとても良く、天ぷらの発祥の地である江戸では、江戸湾の小魚や穴子を揚げていたのがよく分かる。
小魚としてはニギスがあればいいのだが、ニギスはいつも手に入るとは限らない。
その点このワカサギは冷凍ものなので、思い立ってすぐに使えるから便利なのだ。
天ぷらを味わっていると冷酒が欲しくなる。
ということで冷酒を出してもらったけど、今日は岐阜・揖斐川の房島屋。
パートさんを含めてわずか3人で作っているという小さな蔵のお酒だけど、これが旨い。
キレのあるサラッとしたお酒で、それでいて膨よかな飲み味。
サラッとして膨よかと言う相反する表現で恐縮だけど、実際その通りなのだ。
こんなに旨いお酒をわずか3人で、しかもパートさんも含めての少人数で作ってしまうのだから恐れ入る。
そういえばこのお酒を初めて飲んだのは、名古屋・新栄の鮨屋「とんぼ」だった。
もう随分と「とんぼ」の寿司を食べていないが、急に食べたくなってきた。
久しぶりに「とんぼ」へ遠征してみましょうか。
あの赤酢を使った寿司は絶品ですから。
今日はクリニックにも行かず、天ぷらで一杯。
次の予約日は忘れずに行かないとね。
ごちそう様でした。
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