難病で苦しんでいる人がいるのだから、明るく生きないと
- 2022.07.29
- 家飲み/家食べ
お客さんと話をしていたら、お母さんが入院しているとのこと。
どうされたのかと聞けば、ALS になってしまい手の施しようがないと。
思わずエッ!と驚いてしまったが、そのお母さんというのは私もよく知っている人で、私とは学校は違うけど同学年で可愛らしい人。
その人が ALS を発症し、厳しい状態だというのだ。
ALSというのは ”筋萎縮性側索硬化症” という難しい病名で、病名が難しいだけではなく治療法の無い難病。
症状は手や足、舌やノドが動かなくなり、最終的には肺の機能が衰えて呼吸困難になってしまうもの。
そのお母さんは、二年ほど前に話がしにくいとか食べ物が飲み込みにくいということから始まり、それから症状が一気に進んで、一年後には歩けなくなってしまい車椅子に。
食事も口からは摂れず胃ろうになり、そして今は呼吸が難しくなり、人工呼吸器を付けるかどうかという状況とか。
ただし本人は人工呼吸器を付けるのを拒否しているらしいが、そうなると呼吸ができず死んでしまう。
呼吸ができなくなるのはとても苦しいことらしいので、家族は人工呼吸器を付けたいらしいが、本人はもう生きていく気力が無いと拒んでいるのだ。
本当にギリギリの選択で、ご本人も苦しいだろうが家族も辛い。
その息子さんも、この二年の間、次から次に起きる事態に対処するのに精一杯で、どうするのがいいのか分からないと。
世の中には難病で苦しんでいる人もいるし、それを支えて頑張っている家族もいる。
それを思うと、あれこれ不平不満を言ってるようでは罰が当たる。
一杯飲めて食事ができることに感謝しないと。
普通に食べれて飲めることは、本当に幸せなことなのだから。
そんなことのあった日、気分はちょっとブルーだったけど、いつものように飲むことに。
この日は餡かけの野菜炒めをメインにして、オクラとオニオンスライスのおかか和えなどのセット。
いつもと代わり映えしないセットだけど、家のご飯といえば、そんなにドラマチックなものが出るものではない。
今日はトマトのサラダもある。
毎日トマトを食べてきたので、たまに無いとなにか忘れ物をしたようで、急遽買ってきてもらったのだ。
野菜炒めには餡がかけられている。
餡をかけるだけで、普通の野菜炒めが上等な野菜炒めに変身するのが面白い。
何はともあれ、ビールでカンパイ。
今日の昼間の話を奥殿にしながら飲んでいたけど、こうして飲めるのはやはり幸せなことかと。
私も数年前に大病が見つかり、全身麻酔を伴う2度の手術を経て今があるけど、病気が見つかった時は ”死” が身近に感じられたもの。
喉元すぎればなんとやらで、今はその時の謙虚さも何処かへいってしまったけど、生かされていることに感謝しないとね。
今日の餡かけの野菜炒めはとても美味しい。
野菜炒めと餡の味加減がちょうどいい感じで合っているのだ。
シシトウならぬ唐辛子の炙りも、チョイ辛の味が夏向きでいい感じ。
夏は辛い味が合うからね。
オクラとオニオンスライスのおかか和えは大盛りだった。
奥殿の大好きなひと品で、それで大盛りになっているのかも。
いつもよりギュッと冷えているビールは、飲むちょっと前に冷凍庫で冷やしていたとか。
温度にすれば数度しか違わないだろうけど、この数度の差が大きい。
ビールの味は温度に敏感で、やはり暑い夏はぐっと冷えたビールが旨いね。
そんなこんなで飲む方は終了。
ご飯にしたいけどおかずがないと言うので、餡かけの卵焼きを作った。
餡があるから作ったのだけど、卵焼きに餡をかけただけ。
これにご飯を合わせたのだけど、全体の画像は撮り忘れ。
いつものことで、飲むとカメラのことを忘れてしまうのだけど、餡のかかった卵焼きは美味しかった。
今日は辛い話を聞いたけど、これも世の一面かと。
美味しく食べられることに感謝して、ごちそう様でした。
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