鮎の焼き枯らし
矢作川の漁協にいる友人から、「鮎で一杯やるから、」とのお誘い。
ゆっくり来てくれということなので、おっとり刀で馳せ参じました。
友人宅に着けば、庭で鮎を焼いてる最中。
ドラム缶再利用の焼き台。
単純に塩焼きにするのではなく、「焼き枯らし」という方法だそうです。
遠火で1~2時間ほど焼くそうで、こうすると余分な油が落ち、枯れた味になるとか。
炭火を起こすことからだと3時間くらいかかるという、手間のかかる焼き方。
着いた早々から一杯。
獺祭の瓶に入ってるのは「墨廼江」(スミノエ)。
初めて飲むお酒で、宮城県石巻市の酒とか。
石巻といえば3・11の地震で大津波を受けたところで、大丈夫だったのでしょうか。
飲んだ感じはいかにも東北地方のお酒らしく、酸味の効いたおいしいお酒。
後に引かないサッパリとした味。
そうこうしているうちに、鮎が焼けて食べごろに。
焼き台の中はかなりの高温で、私では取り出せません。
これが「鮎の焼き枯らし」。
見たとおり、油分が抜け落ちてカリッとした仕上げリ。
頭から全部いけるそうですが、軟弱な私は頭も骨も取って食べるという、ド素人の食べ方。
友人は何も残さず綺麗に食べるけど、私はいっぱい残るので、それを欲しがるワンコ。
食べると下痢になってしまうらしいので、あげません。
鮎の味ですか、、、「焼き枯らした、」という表現がピッタリの味で、素朴な味。
今の時代の油に慣れた味とは一味違う、枯れた味。
ここら辺りは個人の好み。
でも旨いものを食わせてやろうと、数時間もかかって鮎を焼いてくれた友人の心が嬉しい。
有り難くゴチになります。
コレは「猪肉の味噌煮」。
獣臭さが全く無く、言われなければ猪肉とは思えない。
どうやって作ったのか知りませんが、肉も柔らかく、牛肉のような感触。
きっといい猪肉なのでしょう。
スモーク・サーモン。
お手製の鮭の燻製。
燻製なのにまるで生の食感で、言われなければ鮭の刺し身と間違えそう。
詳しくは知らないけど、燻製でも高い温度で作る「温燻」と、低い温度で作る「冷燻」とあり、これは冷燻のやり方だとか。
で、同じ冷燻でも数週間~数ヶ月かけて行う方法と、数日で済ます方法とがあり、これは後者の方法で作ったもの。
短時間でやる冷燻は香り付けが目的で、そのため水分が残り、生のような食感で完成とか。
このスモークサーモンは前年の冬に作ったものを冷凍保存していたもので、貴重品。
こんな貴重品まで出してくれて、ごちそう様でした。
ここでお開きにならないのが、我々。
奥さんに送ってもらう途中、友人が「ラーメンでも食べていくか、」ということで、味珍へ。
近ごろ味珍の訪問指数が異常に高い。
旨いからいいけどね。
先ずは乾杯。
やっぱり生は旨い。
奥さんはいきなりの台湾ラーメン。
久しぶり(10年ぶりとか)に食べる台湾ラーメンに、むせてます。
「こんなに辛かった?」ということだったけど、こんなもんです。
アサリ炒め。
アサリのスープが旨い。
友人が好きな「手羽」。
ピリッとした甘辛の味で、とろける食感。
手と口がベタベタになるけど、骨の回りをしゃぶって食べるのが旨い。
「ちょうつめ」。
半分食べてしまってからの画像。
友人は初めて食べたけど、実に旨いとのこと。
ここの「ちょうつめ」は、味が濃厚で実に深い味で旨い。
特に生ニンニクと合わせて食べるのが旨く、癖になる。
そうこうしているうちに、夜中の12時。
奥さんの手前、ここでお開きに。
鮎や猪肉、それにスモークサーモンなど、珍しいものを食べさせてくれて、有りがたかった。
またやりましょう、ご馳走様。
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