鮎の焼き枯らし

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矢作川の漁協にいる友人から、「鮎で一杯やるから、」とのお誘い。

ゆっくり来てくれということなので、おっとり刀で馳せ参じました。

 

 

友人宅に着けば、庭で鮎を焼いてる最中。

鮎塩焼き-02

ドラム缶再利用の焼き台。

単純に塩焼きにするのではなく、「焼き枯らし」という方法だそうです。

 

遠火で1~2時間ほど焼くそうで、こうすると余分な油が落ち、枯れた味になるとか。

炭火を起こすことからだと3時間くらいかかるという、手間のかかる焼き方。

 

 

 

 

 

着いた早々から一杯。

鮎塩焼き-03

獺祭の瓶に入ってるのは「墨廼江」(スミノエ)。

初めて飲むお酒で、宮城県石巻市の酒とか。

石巻といえば3・11の地震で大津波を受けたところで、大丈夫だったのでしょうか。

 

飲んだ感じはいかにも東北地方のお酒らしく、酸味の効いたおいしいお酒。

後に引かないサッパリとした味。

 

 

 

 

 

そうこうしているうちに、鮎が焼けて食べごろに。

鮎塩焼き-04

焼き台の中はかなりの高温で、私では取り出せません。

 

 

 

 

 

これが「鮎の焼き枯らし」。

鮎塩焼き-05

見たとおり、油分が抜け落ちてカリッとした仕上げリ。

頭から全部いけるそうですが、軟弱な私は頭も骨も取って食べるという、ド素人の食べ方。

 

 

 

 

 

友人は何も残さず綺麗に食べるけど、私はいっぱい残るので、それを欲しがるワンコ。

鮎塩焼き-09

食べると下痢になってしまうらしいので、あげません。

 

鮎の味ですか、、、「焼き枯らした、」という表現がピッタリの味で、素朴な味。

今の時代の油に慣れた味とは一味違う、枯れた味。

ここら辺りは個人の好み。

 

でも旨いものを食わせてやろうと、数時間もかかって鮎を焼いてくれた友人の心が嬉しい。

有り難くゴチになります。

 

 

 

 

 

コレは「猪肉の味噌煮」。

鮎塩焼き-08

獣臭さが全く無く、言われなければ猪肉とは思えない。

 

どうやって作ったのか知りませんが、肉も柔らかく、牛肉のような感触。

きっといい猪肉なのでしょう。

 

 

 

 

 

スモーク・サーモン。

鮎塩焼き-11

お手製の鮭の燻製。

燻製なのにまるで生の食感で、言われなければ鮭の刺し身と間違えそう。

 

詳しくは知らないけど、燻製でも高い温度で作る「温燻」と、低い温度で作る「冷燻」とあり、これは冷燻のやり方だとか。

で、同じ冷燻でも数週間~数ヶ月かけて行う方法と、数日で済ます方法とがあり、これは後者の方法で作ったもの。

短時間でやる冷燻は香り付けが目的で、そのため水分が残り、生のような食感で完成とか。

 

このスモークサーモンは前年の冬に作ったものを冷凍保存していたもので、貴重品。

こんな貴重品まで出してくれて、ごちそう様でした。

 

 

 

ここでお開きにならないのが、我々。

奥さんに送ってもらう途中、友人が「ラーメンでも食べていくか、」ということで、味珍へ。

鮎塩焼き-12

近ごろ味珍の訪問指数が異常に高い。

旨いからいいけどね。

 

 

 

 

 

先ずは乾杯。

鮎塩焼き-13

やっぱり生は旨い。

 

 

 

 

 

奥さんはいきなりの台湾ラーメン。

鮎塩焼き-14

久しぶり(10年ぶりとか)に食べる台湾ラーメンに、むせてます。

「こんなに辛かった?」ということだったけど、こんなもんです。

 

 

 

 

 

アサリ炒め。

鮎塩焼き-15

アサリのスープが旨い。

 

 

 

 

 

友人が好きな「手羽」。

鮎塩焼き-16

ピリッとした甘辛の味で、とろける食感。

手と口がベタベタになるけど、骨の回りをしゃぶって食べるのが旨い。

 

 

 

 

 

「ちょうつめ」。

鮎塩焼き-17

半分食べてしまってからの画像。

 

友人は初めて食べたけど、実に旨いとのこと。

ここの「ちょうつめ」は、味が濃厚で実に深い味で旨い。

特に生ニンニクと合わせて食べるのが旨く、癖になる。

 

 

 

そうこうしているうちに、夜中の12時。

奥さんの手前、ここでお開きに。

 

鮎や猪肉、それにスモークサーモンなど、珍しいものを食べさせてくれて、有りがたかった。

またやりましょう、ご馳走様。

 

 

 

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