流れ流れて着いたのは小料理屋「まめあん駅南店」

流れ流れて着いたのは小料理屋「まめあん駅南店」

 

久しぶりに酒豪女子と飲むことになった。

それがどうした訳か、この日は店に嫌われ続けるという変な日に

 

最初、彼女ご指名の居酒屋を予約していたのだが、当日の昼、その居酒屋から電話が。

店から電話とは珍しいなと受ければ、マスターの父親が亡くなり、今日の予約を取り消しにさせていただきたいとのこと。

それは致し方ないことで、店を変えることに。

 

その旨を彼女に伝え、他に行きたい店はと聞けば思い付かないと。

そこで中華料理はどうかと聞けば、いいねとのことで〇〇飯店に変更したが、急な事だったので予約はしていない。

と言うか、予約する時間がなかったのだ。

 

約束の時間にその店に行けば、店がラーメン屋に変わっているではないか。

よく見れば屋号も変わっていたけど、遠目には似たような感じで、店が変わっていたことに気づかなかったのだ。

 

ラーメン屋でも飲めないことはないが、ラーメン屋は飲んでから行くのが似合う。

いきなりラーメン屋では雰囲気が乗らないので、ここは諦めた。

 

中華の口になっていたので、その場で「中華料理屋」を検索すれば何軒も出てきて、外観の雰囲気が良さそうな店に決め、そこへ向かうことに。

イルミネーションで飾られている中を、中華料理屋を目指して美女と ”散歩”。

そんな中を抜けてネットで探した中華料理屋へ行けば、なんと定休日。

ガビーン! 今日はなんちゅう日だ。

立て続けに3軒の店に嫌われ、まるで「飲むな」と言われているような気になるが、ここはメゲずに4軒目の店として、和食の「まめあん」へ行くことにした。

 

まめあんに行って満席ではそれこそメゲルので、電話で確認すれば空いているとのこと。

やれやれだ。

初めからこの店に行けばよかったのだ。

 

市街地を西に東に30分も彷徨ったので、早々にビールで乾杯。

グイッといけばいつもに増して旨いのは、予期せぬことで街を散歩したからかも。

 

この店のメニューは豊富。

レギュラーのメニューに加え、今日のおすすめだけでもこれだけある。

他にもそそる料理が目白押しで、やはりここはいい店だ。

 

で、頼んだのはエビマヨ。

エビマヨからいってみたのは、中華の口になっていたから。

上の画像は摘んでしまってからの画像だけど、大ぶりなエビがカラッと揚がっていて、そこに甘じょっぱいマヨネーズがかけられてとても美味しい。

エビマヨはあちこちの店で食べるけど、ここのエビマヨは上等だ。

 

お酒の好きな彼女なので、冷酒にチェンジ。

ママに何かありますかと聞けば、さっと並べてくれたのがこの三種。

右の二つは飲んだことがあるので、一番左のものに。

 

カメラの向きが悪くブランドの名前が見えないが、島根・松江のお酒で「豊の秋・鼕々とうとう」。

この店はお酒の品揃えがいいのが嬉しい。

 

サラっとした優しい味で、スルスルと飲めてしまう。

いいお酒だ。

 

こってりとした味のエビマヨとの相性もよく、久しぶりにプロの作る料理とお酒を味わっている。

やはりプロの作る料理は違う。

 

そんな旨い料理を作ってくれるのがこの人。

見るからに ”プロの料理人” という雰囲気を漂わせている。

客に媚びることもなく無駄なことは喋らないが、話せばきちっと対応してくれる。

清潔感溢れるいい板さんだ。

 

その板さんに彼女が頼んだのは ”ふぐ皮のポン酢和え” という、通好みのひと品。

鮮やかな朱の器に盛られていたけど、こんな料理を頼む彼女はやはり酒豪ということか。

ちなみに私はこれがちょっと苦手で、彼女にお任せ。

 

次のお酒にはこんなものが用意された。

”中川村のたま子” という長野・中川村のお酒で、おたまじゃくしがカエルに成長していくように、お酒も時期によってラベルがおたまじゃくしからカエルに変わっていくらしい。

店のママがチョイスしてくれたもので、色々飲めて楽しい。

 

お酒が進めばアテもどんどん進む。

これは棒々鶏バンバンジー

ぱっと見、棒々鶏に見えないのは、辛味噌仕立てのため。

 

濃厚な辛味噌がアッサリとした鶏肉と胡瓜にマッチして、とても味わい深い。

中華料理であっても、和の板さんが作れば和風の棒々鶏になるのだ。

 

一緒にだし巻き卵も頼んだけど、画像は取り忘れ。

美女と飲んでいるとどうしても話に集中してしまい、カメラは二の次、三の次になるから。

 

お酒もどんどん進み、こんなお酒も飲んでいた。

彼女との話に花が咲いていて詳しくは覚えがないけど、「るみ子のお酒」というらしい。

同じ理由でお酒の味も全然覚えていないが、いま改めてお酒を見てみれば、イラストで描かれたラベルの女性が、酒豪女子に似ている?

 

女性と飲むのは飲むことが目的ではなく、楽しい時間を過ごすことが目的であって、お酒はそれを ”演出” する小道具。

それに加えて美味しい料理があれば舞台は整うが、この店は素晴らしい舞台を用意してくれるいい店なのだ。

 

まめあん駅南店

 

久しぶりに外で美女と飲んだけど、やっぱり楽しいネ。

ごちそう様でした、またお願いします。

 

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