女のネタミは、男では理解できないほど根深い

中 学校の同級生、Aちゃんからメールがあった。

彼女（Aちゃん）とはここ数年会っていないし電話もしていなかったので、突然のメールに何事かと。

で、メールを開ければ、〇〇さんの電話番号を教えて欲しいとのこと。

その〇〇さんも同じ同級生女子なのだが、Aちゃんは〇〇さんの電話番号を知らないという。

お安い御用と〇〇さんの番号をメールすれば、直後にAちゃんから電話が。

お礼の電話だったが、なぜ〇〇さんの番号を知りたいのか、その理由も教えてくれた。

それはもう一人の同級生 B子のことを、〇〇さんに聞きたいからと。

私も知っているが、B子は表の顔と裏の顔が違う腹の黒い女。

自分が気に入らなければ影で変な噂を流したり、仲間ハズレをしたりする陰湿な女なのだが、そのB子にAちゃんが無視されていると言うのだ。

AちゃんとB子は同級生で仲がよく、社会人になってからも仲良くしていた。

そんな仲良しだったのが段々と疎遠になり、付き合いがなくなってしまったのだが、その後B子がAちゃんのありもしないウワサを流し始めた。

私もそのウワサを聞いたが、それはAちゃんが不倫をしているというウワサ。

だがこれはあり得ない話。

なぜ ”あり得ない話” と断言できるかと言えば、その不倫の相手が私というのだからお笑いだ。

もう二十年以上も前の話だが、当時も今もAちゃんと私は ”不倫” という仲ではない。

Aちゃんとは同級生なので、会えば話もするしご飯も食べに行くが、その程度のこと。

それをB子は二人は不倫をしていると言いふらすのだから、悪意を持った言いがかりだ。

その時思ったのは、あり得ないウワサを流して人を貶おとしめるのがB子のやり方。

人の不幸を見て喜ぶタイプ、人が不幸になるのを面白がっているのかも。

なぜB子がそんなことをするのか。

これは私の推測だが、それはAちゃんに対するB子の嫉妬、ネタミではないかと。

Aちゃんは公務員で、旦那さんは雇われではあるが会社の社長さん。

なので経済的には恵まれていて、二人合わせれば年収は軽く1,000万円を超えていたかと。

車はBMWだったし、身に付けるバックや小物もブランド物が多く、Aちゃんは目立つ存在だった。

かたやB子は経済的に恵まれず、それでAちゃんに嫉妬しイジメをするようになったのではと。

そんなAちゃんの同級会が最近あったらしいのだが、Aちゃんには声がかからず。

そしてその同級会を主催したのがB子。

それで同じ同級生の〇〇さんに事情を聞きたくて、電話をしてみるということだ。

翌日Aちゃんから電話があり、事の真相が分かったと。

B子がAちゃんに声をかけなかったのは、Aちゃんが怒っていると思ったからと。

怒っているって、怒る理由は何もないとAちゃんは言う。

これはB子の言い逃れで、本当は呼びたくない、仲間ハズレにしたと言うのが真相だろうと。

B子とAちゃんの付き合いが無くなって久しいが、今でもネタンでいるとは。

意地悪女の心の中は根深く、そして陰湿なのだ。

その日の朝ごはんはパスタ。

この日は休みなので、恒例にしたがってパスタに。

作るのは簡単なことで、パスタを茹でてレトルトのパスタソースで和えるだけ。

これで美味しいパスタができてしまうのだから、便利な世の中だ。

早速いただきま～す。

美味しく食べ終わったけど、なにか食べ足りない感じがする。

食べればお腹が膨れるのが普通だが、今日は食べたら余計にお腹が減った気がするのだ。

どうしようかと迷ったが、今日は休みだからもう1食なにか作って食べることにした。

だけどこれが大間違いで、もう一食食べたら苦しいぐらいお腹パンパンになってしまったのだ。

作ったのはインスタントラーメン。

中でも一番簡単にできるチキンラーメンだ。

これなら1分茹でるだけでできるから。

真ん中に卵を落とすのは、チキンラーメンの王道。

丼に盛り付けた時に卵がセンターを外れてしまったけど、これで出来上がり。

美味しそうと早速食べ始めたけど、半分も食べないうちにお腹が膨れてきて苦しくなってきた。

残すという選択肢はないので頑張って完食したけど、後半は詰め込むと言った感じの苦行。

せっかく作ったラーメンも美味しいという感覚はなく、無駄な満腹感しか残らなかった。

一時の感情に任せてパスタの後にラーメンも食べるのは、やはり無謀なことなのだ。

たまにはこんな失敗もあるけど、ごちそう様でした。

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