日曜の午後は、カキフライと Oscar Peterson

日曜日の午前中、パソコンをかまっていた。

私が関係している団体の、名簿ソフトを再構築していたのだ。

 その名簿ソフトは十数年前にデータベースソフトの Accessアクセス を使って作ったもので、折々に修正を加えてきたので、いま見ると複雑怪奇な構造になってしまっている。

そこに新たな機能を加えようとしたのだけど、複雑な構造の上にさらに機能を足すので、自分でも何が何だか分からないようなソフトになりかねない。

それで基本のデータは残したまま、修正を加えた機能を一旦全て削除し、必要な機能だけに絞って作り直すことにしたのだけど、 Access のソフトもアップデートされているので簡単にはいかない。

基本の動かし方は同じでも、見た目が変わっているためだ。

この辺りは文書作成ソフトの Word や、表計算ソフトの Excel を使っておられる方なら、2020年から 2022年にかけて Microsoft の Office が Microsoft 365 に変わり、見た目が変わったことを覚えておられるかと。

基本は変わらないけど、操作するためのリボンの表示が大きく変わり、あれはどこへ行った？とまごついたものだ。

同じようにデータベースソフトの Access も変わり、自分で作った名簿ソフトなのに、自分でどうやって作ったかが分からないという情けないことに。

Access はアップデートされているのに、私自身がアップデートされていないということだ。

それでもなんとかしようパソコンと半日（5時間も！）格闘していたけど、ほとんど進展なし。

そして頭がボーッとしてきた。

年齢を重ねるとやる気と言うか、根気が続かない。

ということでボーッとした頭をリフレッシュするために、飲むことにした。

この日のアテはカキフライ。

今シーズン初めてのカキフライだ。

家で出されるカキフライは冷凍ものなので、シーズンとは無関係にいつでも出そうと思えば出る。

それでもやはり牡蠣の季節の今からがいいもので、それで今日カキフライになった次第。

冷凍ものは揚げるだけで済むから、気楽。

ただし揚げる担当は私だけど。

5分ほど揚げれば完成。

揚げるだけだから簡単なことだ。

他に鶏ハムやコンニャクのピリ辛炒めなど、いつものアテを並べてセット完了。

簡単に作った割には、いい感じのセットなのでは。

用意が整えば早速ビールをグイッ。

冷えたビールが、パソコンで疲れた頭に染み渡る。

なんとも言えないこの気持ち。

旨いというより快感だ。

今季初めてのカキフライはといえば、とても美味しい。

大粒な牡蠣を使ったカキフライで、牡蠣の旨味がたっぷり味わえる。

確かこのカキフライは、韓国産の牡蠣を使ったもの。

国産の牡蠣は不良続きで、身が痩せているものが多いし値段も高い。

韓国の牡蠣の状況がどうなのか知らないけど、この大粒のカキフライが20個入って700円ぐらいだから、安いのでは。

いずれにしても美味しい牡蠣が、安く家で食べられるのだから嬉しい。

カキフライばかりではなく、鶏ハムもいい感じ。

奥殿のリクエストに応えて、週に2本ぐらい鶏ハムを作っているかな。

ここまで鶏ハムに奥殿がハマるとは思わなかったけど、美味しいと言って食してくれるのは嬉しいものだ。 

ビールの後はウイスキーに。

この頃になると頭の緊張もすっかりほぐれ、そしていい気分に。

流している音楽もいい感じで、今日はオスカー・ピーターソン。

明るいタッチのジャズピアノで、耳にスッと心地よく入ってくる。

こんな曲を聴きながら飲んでいれば、ますますリラックス。

そしてウイスキーも進む。

結局オスカー・ピーターソンのピアノを聴きながら、2時間近く飲んですっかりいい気分に。

今日はカキフライにオスカー・ピーターソンで、ごちそう様でした。

名簿のソフトは明日やります。

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