同じ充電器なのに、値段が3倍も違うカラクリ

同じ充電器なのに、値段が3倍も違うカラクリ

 

月スマホを変えたのに合わせて、スマホの充電器も新調した。

新しく買ったスマホ OPPO Reno 5 A が高速充電に対応していたので、それに対応する 20W ワットの充電器にしたのだ。

 

買ったのはエレコムの充電器で、Amazon で1,480円 だった。

普通の充電器が5 W 程度だから、この充電器なら4倍早く充電出来るはずで、使ってみれば高速充電と言うだけあってかなりの速さで充電できる。

 

正確に測ったわけではないけど、バッテリー残量50%で充電を始めれば、20〜30分ほどで100%に充電される感じ。

今までの充電器に比べると3倍ぐらいの速さで充電される感じなので、急いでいる時などは助かる。

 

ところがある時から充電中に表示される「高速充電中」の文字が、「充電中」になっていた。

「充電中」と表示されるのは、低速で充電しているということで、 5 W 程度で充電しているのだ。

 

アレっ?と思って他のスマホを充電させても、やはり「充電中」としか表示されない。

充電の速度も遅い気がしたけど、充電はされているようなのでそのまま使っていた。

 

それにしても変だなと思っていたら、全く充電されていないことがあった。

スマホとの接続を抜き差ししたり、充電器をコンセントから抜き差ししてやったところ、再び充電が始まった。

 

ところが数分後には充電の表示が消え、充電されていない状態になってしまうのだ。

もちろん充電が完了して終わったのではない。

 

もしかして壊れた?

買って2週間の充電器が、そんなに簡単に壊れるものなのか。

しかも ”信頼” の日本製なのに。

 

それとも私のやり方が違っているのか、とも思ったけど、そんなことはない。

充電器をコンセントにさし、コードをスマホに接続するだけなので、間違えようがない。

やはりこれは充電器の故障だろうと、製造元のエレコムのホームページからサポートに入り、製品Q&Aでステップを踏んでいけば、初期不良の可能性が高いとのことだ。

 

そこで充電器の交換ということになり、チャットで進んで翌日に届いたメールがこれ。

同じ品番の製品が欠品していて、1ヶ月先でしか納められないとある。

その代替として品番は違うけど同じ製品があり、それなら即納できるが、どちらがいいかと聞いてきているのだ。

 

品番は違うけど同じ製品ってどういうこと?、と思えば、Amazonなどのネット向けの販売チャンネルと、ヤマダ電機やエディオンなどの電気店向けの販売チャンネルとでは、同じ製品でも品番が違うというのだ。

具体的に言えばその違いは ”価格の違い”。

 

私は Amazon で1,480円で買ったけど、電気店向けの販売価格は4,125円になっている。

その差、約3倍!

エ~ッ?と思ったけど、販売の現場ではこんな事が行われているのだ。

 

もちろん 4,125円 などという値段では誰も買わないし、売る方も売らない。

ここから4割引とか5割引、もしかすると6割引などというキャッチをつけて店頭に並べて売るのだ。

 

6割引きで1,650円になり、Amazonでの販売価格1,480円とほぼ並ぶ。

それでもまだ高いけど、店頭やチラシに5割引きとか6割引きと書かれていれば「安い」と思うのが消費者の心理。

 

安いと思って買っても、そこにはこんなカラクリが隠されているのだ。

 


 

れはそれとして、充電器を1ヶ月も待つほどのヒマはないので、 ”高い” 方の充電器でいいと返事し、2日後に届いたのがコレ。

充電器が壊れたことを、エレコムのサポートとチャットでやり取りしてから4日後に届いたのだから、対応としては早い。

 

箱から出せば同じ充電器が出てきた。

って、当たり前だけど。

早速、届いた充電器でスマホを充電させれば、高速充電中と表示され、ばっちり充電できる。

 

初期不良の充電器は、同封されていた返送のQRコードの手続きに従って、宅配業者に集荷を依頼すれば済み。

故障の対応としてはとてもスムーズで、交換の手配もバッチリだった。

 

それにしてもネット販売と店頭販売とでは、同じ製品でも品番と価格を変えていることには驚かされた。

テレビやラジオなどの通販で、3万5千円のドラレコが今なら7割引きの 9,980円 で買えると叫んでいるのがあるけど、実は元々1万円の商品を安く見せているだけかもしれない。

 

冷静に考えれば7割引きなんてオカシイく、メーカーの希望小売価格が変なのだ。

ちゃんとした価格の製品を7割引きで売れば、利益は無い、と言うかむしろ赤字。

それでは店が続きませんから。

 

いずれにしても思わぬことから、販売現場の値段のカラクリを知った次第。

 

 

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