秋田県の純米吟醸 「津月」

いつもの酒屋で、レギュラーの「小左衛門」や「獺祭」の他に、何か美味しそうなお酒は無いかと店主と酒談義をしていたら、店主が薦めてきたのが秋田県の「津月」。
見るのも聞くのも初めての酒ですが、私の好き嫌いを知っている店主のお薦めですから、迷わず購入。
銀銀の袋入りで、オーバーデコレーション。
早速一杯。
飲み味は吟醸酒そのもので、リンゴのようなフルーティーなタッチがフワッと広がります。
全体的にサラッとした感じで、甘みも酸味も後を引きません。
料理の邪魔をしないので、食前酒としても食中酒としてもいけます。
滑らかで口当たりの良いお酒で、美味しい。
比較のためにレギュラーの「小左衛門」を飲んでみます。
「津月」とよく似た傾向ですが、小左衛門のほうが酸味、フルーティーさなどの要素が、より大きく感じます。
良く言えば小左衛門のほうがゴージャスな感じだけど、料理によってはお酒の方が勝ってしまいます。
アッサリした料理には「津月」、鯖の味噌煮など料理には「小左衛門」が合う感じ。
と言っても、こんな風に直接飲み比べてみれば、の話で、どちらも吟醸系の香り豊かな旨い酒で、上等なお酒です。
鶏のささ身があったので、久しぶりに鶏わさを作ってもらいます。
ウ~ン、、、美味しい。
サラサラとした「津月」ですので、こういった軽い料理によく合い、飲み飽きません。
この「津月」の蔵元をネットで調べてみると、秋田県の小玉醸造というのが蔵元。
創業は明治初期の蔵で、元々は味噌・醤油の醸造元だったのが、大正2年から酒造りも始めたとのこと。
故に、今でも味噌も醤油も製造しており、秋田県ではかなり有名な醸造元らしいです。
企業の活動も活発のようで、古い蔵をリニューアルし、そこを活用してトークショーやコンサートも開いて、田舎(失礼)とは思えないような文化的活動をしてるようです。

「マイ・ペース」のコンサート
羨ましい雰囲気。
近くにこんな蔵があれば、行きたいところです。
それにしてもいつもの酒屋の店主は、私の好みを良く知ってます。
研究熱心な店主ですので(単なる酒好きとも言うらしい)、また何か美味しそうなお酒がありましたら、紹介してください。
にほんブログ村
-
前の記事
旬菜京肴「いっこく」 【豊田市】 2014.03.12
-
次の記事
バレンタインのお返し 2014.03.17