日本酒が好きな新担当者と「田むら」&「憂歌団」【豊田市】

日本酒が好きな新担当者と「田むら」&「憂歌団」【豊田市】

 

 

春の人事異動で取引先の担当者が替わった。

新しい担当者は入社3年目の青年。

既に顔合わせも挨拶も済ませているが、人となりまでは分からない。

人柄を知ろうとすれば一杯飲むのが一番手っ取り早いと、飲みに誘った。

 

酒はどうですかと聞けば 「日本酒が好きです」 という、今の若者らしからぬ答え。

とは言え願ってもない答えなので、酒と肴の旨い「田むら」を予約しレッツゴー。

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そう言えば前任者の送別会もここでやったのだった。

 

店は意外にも空いている。

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豊田市の中心市街地ではイベントが続いていて、先週末には ”ふれ愛フェスタ” というイベントがあり、また今週末には ”ジャズスクエア 2016” があるということで、夜の人出が少ないのかもしれない。

 

席ついたら担当者から電話。

急な用件で3~40分ほど遅れるとのことで、平謝り。

突発的なことなのでそんなに謝ることもないし、なんなら日を改めてもいいと言ったが、どうしても行きたいというので先に始めることにした。

 

何はともあれお酒だ。

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銘柄はこの店の名前を冠した ”和み 田むら” 。

土佐の高知のお酒で、高知はここのマスターのふる里。

お酒の隣に写っているのは突き出しで、イカ大根。

 

和みたむらは輪郭のはっきりとしたお酒で、飲み飽きない味。

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キリッと冷えていて美味しい。

 

今日のおすすめ。

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取り敢えず鯛のあら煮を頼んだ。

 

一人酒だと、どうしてもピッチが早くなってしまう。

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チェイサーを頼まないと参りそう。

 

やって来た鯛のあら煮。

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これが好きなのよね。

肉でも骨の周りが旨いというけど、魚にも当てはまる。

甘辛に煮詰められた濃厚な味が、土佐のお酒によく合う。

 

それと画像では大きさが伝わらないだろうけど、かなりのボリューム。

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アラでこの大きさなのだから、元はかなり大きな鯛だったのだろう。

 

二品目は小イカのオリーブソテー。

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さっきのあら煮とは対照的に軽いタッチの味。

味が薄いと感じてしまうのは、あら煮の濃厚な味に舌の感覚がマヒしているためで、食べていたらちゃんと味が戻ってきた。

 

そんなことをしていれば担当者が駆けつけてきた。

先ずは小イカで一杯。

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てっきり電車で来るものと思っていたら車で直行したとか。

それほど急いで来てくれたということだが、取り敢えず乾杯。

しまった、乾杯の画像を撮り忘れてしまった。

 

担当者には今日は全て奢るからどんどんやってと言っておいた。

彼のオーダーはマグロ。

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彼の出身地が海の方だということで、やはり魚が好きとのこと。

それと蕎麦も大好きで、豊田に来てあちこちのそば屋へ行ったけど、どこも美味しくないとボヤいている。

それで次は旨いそば屋を紹介することにした。

 

それにしても日本酒に蕎麦に和食が好きと、和テイストな担当者だ。

今時の若者としては珍しいのでは。

 

出汁巻き玉子を頼んだけど、話に夢中でこれも画像は撮り忘れ。

彼が肉が食べたいというので、店を変えることにした。

ハイペースでお酒を飲んでいたので、チャイサー代わりにビールを飲んで次の店に向かう。

 

肉を食べるために向かったのは JAZZ BARのBEAT。

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意外に思えるが、この店は肉が旨いのだ。

 

マスターに肉が食べたいと頼めば、ハラミを焼きましょうとのこと。

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わたしはお腹が膨れているから軽い物を、ということでサラダを出してもらったが、どちらの料理も画像は撮っていない。

話に夢中になっている証拠だ。

 

お酒は ”おすすめ” とあったラム酒にしてみた。

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ラム酒なんて飲んだ記憶が無いけど、いってみましょ。

 

マスターから飲み方は?と聞かれても、飲み方が分からない。

逆にマスターにどうやって飲めばいいか聞いたら、これは美味しいラム酒だから是非ロックでとのこと。

 

で、ロックのラム酒。

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Oh!、琥珀色がキレイ。

飲めばこれが旨い。

ちょっと甘さがあって大胆で鮮やかな味。

 

初めてのラム酒だけどハマってしまう旨さがある。

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マスター曰く、ラム酒の原料はサトウキビとか。

道理でほんのりと甘くコクのある味がする訳だ。

 

銘柄は ロン・サカパ 23。

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後で調べたらラム酒の中でも高級品で、世界中で人気のある銘柄だとか。

 

23とは23年モノということで、23年間樽で熟成したものをブレンドし、それをさらに4年間フレンチオークの樽で熟成したという、気の遠くなるような年月をかけて作られたもの。

この世界では ”ラム酒のコニャック” と呼ばれているとのことで、いきなりすごいラム酒を飲んでしまった訳だ。

 

マスターとはJAZZの秋吉敏子のことや、ブルースの憂歌団の話などで大盛り上がり。

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マスターはつい最近、憂歌団を聴きに行ってきたとのこと。

私も数十年前にライブハウスで憂歌団を目の前で聴いて、日本にもこんなブルーズバンドがあるのかと驚いたもの。

ボーカルの木村も凄かったが、勘太郎くんの超人的なギターテクにはビックリ仰天したものだ。

 

YouTubeに憂歌団があったのでアップしておきますので、どぞ。


曲は ”おそうじオバちゃん” 。

それにしても憂歌団も歳をとったね、って私もか。

 

いかん、マスターと話に夢中になってしまい、担当者のことを忘れてた。

そこそこに BEATも切り上げてお開きに。

 

このあともう一軒居酒屋へ寄って、その日の内にご帰還。

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居酒屋では私の好きな小左衛門を出してくれるママの気遣いが嬉しい。

このお酒を初めて飲む担当者が、これ旨いですねぇ、と結構な勢いでやっている。

やはり日本酒が好きなようで、心強い。

 

これからも宜しく頼みます、って、お酒の話ではなく仕事の話だけどね。

またやりましょう。

 

 

 

 

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