ガード下にある「鮨処よし田」は上等な鮨屋だ【豊田市】
- 2018.06.04
- 家飲み/家食べ
関係している団体の会議が終わればランチの時間。
最近は揚げ物が続いていたので、今日は鮨を食べに行くことにした。
向かったのは「鮨処 よし田」。
豊田市の中心市街地からはちょっと離れた郊外にある店で、電車(愛環)でも10分ほどかかる。
しかも鉄道のガード下という ”らしからぬ場所” にある。
場所はともかく、旨い鮨が値打ちに食べられる店なのだが、電車が通過する音と振動があるのはご愛嬌。
久しぶりの「よし田」のカウンター席。
この店には一年振りぐらいだと思うが、マスターが覚えていてくれたのが嬉しい。
この店ではアレコレ頼んだことがなく、いつも「おまかせ」。
「おまかせ」の料金を聞いたことはないが、いつも常識的な範囲でやってくれるし、それどころか値打ちに思う。
ただし同じ「おまかせ」でも昼と夜とでは内容に違いがあり、料金も違いがある。
もちろん夜の「おまかせ」の方がグレードが高いが、かと言って昼のセットが見劣りするということはない。
それは今日の握りをご覧いただければ、どちら様もご納得かと。
先ずはカンパイ。
お付き合いしてくれたのは、今日の会議のために名古屋から来てくれた女性。
私が飲みたいということで、名古屋の彼女に送迎してもらい、恐縮。
鮨屋のカウンターとなれば日本酒。
お酒は「八海山」と「たる酒」の二種類しか無いのが残念だが、それだけ日本酒が売れないということだろう。
今日は「たる酒」でいってみたけど、甘い味でキレがなく、私には合わなかった。
それはそうと鮨だ。
先ずはイカから。
この鮨を見て、彼女が「シャリの小ささがいいネ」とのこと。
ここの鮨は ”食事” ではなく、粋に ”つまむ” ものであって、それをひと目で理解する彼女は食通だ。
それと画像を見てお分かりかと思うが、ここは江戸前の鮨で、覗きの必要はない。
何というイカだったか忘れてしまったけど、ネットリとした甘みのあるイカの握りで、この店の鮨はやはり一味違う。
卵焼き。
卵焼きは自家製。
今は自分の店で卵を焼いている鮨屋を見なくなったが、この店は自分で焼いている。
卵を焼くのは寿司職人の ”心意気” だと思うけどネ。
味は旨みの味で、妙に甘くないのがいい。
エビ。
生の車海老が出るとは驚き。
ネタがいいということだが、他ではあまり出ないのでは。
マグロ。
赤身の濃い色からすれば、多分インドマグロ(南マグロ)だと思う。
名古屋近辺は色の薄いマグロが好きなのか、バチマグロやキハダが多い気がするが、江戸前の関東では赤みの強い本マグロやインドマグロが好まれる。
この店のマスターは江戸前の店で修行したのだろうけど、インドマグロが好きな私には嬉しい握りだ。
サワラ?。
油ノリノリのサワラで、炙られているのでその焦げた味も美味しい。
ヒラメの昆布締め。
上品な味のヒラメを昆布で締めるという、手間のかかったひと品。
シコっとした噛み応えに昆布の味が染みた上等な握りで、美味しい。
トリ貝。
生のトリ貝の握りで、さっきのエビと同じく ”生” というのが素晴らしい。
今が旬なのか、甘く感じる。
カツオの漬け。
上り鰹だとアッサリとした味が普通だけど、この鰹は全く違う。
漬けにしたためだろうが、トロッとした粘りのある味で、さすがひと手間かけただけのことはある。
カニ身とウニの軍艦。
カニも旨かったけど、ウニが特筆モノ。
ネットリとしたウニでしかも甘く、これほどのウニにはそうは出会えない。
彼女からも「美味しいネ」とのことで、ご同慶の至り。
中トロ。
上品な中トロで、トロ苦手な彼女も一気にいっているから、相当に美味しかったのでは。
締めの細巻き二種。
鉄火と新香巻だ。
これで「おまかせ」は終了だけど、まだまだ食べたいということで追加をお願いした。
その前にビールもオーダー。
頼んだ鮨はアナゴ。
焼きアナゴの握りで、これが超絶美味。
フワッとしてトロッとした食感と味に彼女共々感激してしまったが、画像を撮り忘れたのは痛恨の極み。
鯛?だったかな。
これも素晴らしく美味しかった。
他にももう一握り食べたけど、忘れてしまった。
彼女と来て金額のことを書くのはナンだけど、これで一万円弱。
お酒も飲んでいるし、何と言っても上等な鮨の内容と量から言えば、バーゲンプライスだと思う。
この店はやはり上質な鮨屋なのだ。
⇒ 鮨処 よし田
ごちそう様でした、また寄らせてもらいます。
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