10年前と同じBRAWNの「シェーバー」を売っていたとは【自宅】
- 2018.11.19
- 家飲み/家食べ
私はウェットシェービング派で、シックの4枚刃をイタリア製のホルダーに付けて使っている。
このホルダーは15年近く使っているので、ネジは時々緩んでしまう。
だがパーシモンのホルダーはびくともせず、ヒビも割れも無い。
木製のホルダーだが、毎日水に濡れているにも関わらず傷んでいないのは大したものだ。
それでも年数を考えるとそろそろ買い替えてもいい頃だと思うが、これに優るものもない。
それにとても気に入っているので、使い続ける事になりそうだ。
そんなシェーバーを使っているけど、旅行などの時には電気シェーバーを持っていく。
旅行先ではウェットシェービングが面倒ということもあって、手軽な電気シェーバーを使うのだ。
で、使っているのはBRAWNのシェーバー。
10年ほど前に買ったもので、機能的にもデザイン的にも気に入っている。
久しぶりに使うことになったので、試しに使ってみたらこれが動かない。
電池切れかと思って電池を入れ替えても、ウンともスンとも言わない。
壊れてしまったようだが、無いと困る。
仕方ないので新しいものを買いに電気店へ行けば、なんと同じものが売られているではないか。
10年は経っているのに同じもの売っているとは驚き。
今更という思いも一瞬よぎったが、デザインも気に入っていたし使い勝手も良かったので、同じシェーバーを買ったのだ。
それがコレ。
それにしても10年前と同じものが買えるとは思いもしなかったが、10年も同じものを作り続けているBRAWNの姿勢に感心する。
こういった電化製品は新陳代謝が激しく、毎年のように新モデルが出てくるのはスマホなどを見ればお分かりかと。
電化製品に限らず自動車という大物でも、計画的にモデルチェンジしてくる。
特に日本車はそのサイクルが早く、どんなにいい車でも4~5年後には新型が出てくる。
これはメーカーが ”計画的な陳腐化” を図って購入意欲を刺激するためだが、それにしてもサイクルが早過ぎの気がする。
せっかく新車を買っても数年後には陳腐化してしまうから消費者も慌ただしいが、4~5年でモデルチェンジするので、担当のエンジニアもデザイナーも大変だろう。
これではモノをじっくりと育てていく時間がないのでは。
そんなことを思うと、同じものを10年もの長きに渡って作り続けているBRAWNが珍しいのかもしれない。
新旧のシェーバーを並べてみたが、違いがお分かりになるだろうか。
どうです?どちらが新しいものか全然見分けがつかないですよね。
右が10年前の古いもので左が新しいものなのだが、同じものと言っていい。
違いはほんの僅かで、名前が Pocket Shaver から Mobile Shaver と変わっている他に、違いはほとんど無い。
これを見た奥殿は、どちらが新しいものか分からなかったと言う。
そんな中で一番大きな違いは、網刃がより複雑なものになっていること。
左が新しいもので、平面的な網刃から立体的な網刃になっているのだ。
工作精度も上がって、切れ味が良くなっているように見える。
それでも大きな違いと言えばこれぐらいのものなのだ。
他の機能は全く変わらない。
電源は単三電池2本で、充電式ではない。
単3乾電池ならどこでも手に入るから便利。
充電式だと100Vの電源のないところでは使い物にならない。
それにタマにしか使わないという状況では、充電しなければ動かないのは却って面倒。
電池式なら乾電池を入れれば即スタンバイOKだからだ。
際剃りも付いているのは、前のものと同じ。
それと防水仕様なので、ドライシェーバーでありながら石鹸を使ってウェットシェービングが出来る。
それに本体を丸洗いできるので、清潔に保てるのもうれしいところだ。
10年も同じものを作り続けているので製品として煮詰められいて、欠点も短所も潰されているはず。
見た目の派手さはなくとも、じっくりと腰を据えて良いものを作っていくという企業風土が素晴らしい。
またそれを支持するドイツ人の頑固さもスゴイ。
100円ショップに代表される ”その場しのぎ的” な製品で済ますという、今の日本の風潮とは正反対な生き方。
頑固で無骨だが、筋の通ったドイツ魂に触れた気がする。
いいものを大事に長く使わないとね。
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