半日置いたカレーはなぜ美味しくなるのか【自宅】
- 2019.05.25
- 家飲み/家食べ
朝イチで作ったカレー。
半日置いて晩ご飯のメインとして出してもらった。
カレーのルーを入れて煮込んだだけでは、ここまでの仕上がりにならない。
出来上がった直後だと色ももっと薄い感じなのだが、半日置くと見た目も味もグレードが数段上がるから不思議だ。
半日置くとか一晩寝かせるというのは冷やすことになるのだが、それだけで味が整うと言うか、進むというのだろうか。
料理では何も手を加えない ”放置” するということも大事なことのようで、科学では解明できない奥深いことが、料理の世界にはあるようだ。
カレーがメインで用意されていると言っても、それだけでは寂しい。
それにいきなりカレーライスでは一杯飲めない。
で、準備してくれているのは野菜炒め。
朝も野菜炒めだったけど、こういうことはしばしばある。
レストランとかなら食材の種類も豊富に用意できるだろうが、普通の家ではそれほど数多くの食材が用意できない。
モヤシにしても一気に使い切れないので何度も登場することになり、結果同じような料理が出ることになる。
だがそんなことは全然気にならない。
それより日々美味しく食べることの方が大事で、同じものが続いたとしてもそれはそれ。
それに人間の記憶なんて大したものではなく、今朝食べたものぐらいは覚えていても、二日前の晩ご飯のメニューは?と聞かれても、曖昧にしか覚えていない程度のこと。
もうちょっと遡って一週間前のメニューは?と聞かれれば、もうお手上げだろう。
そんなことに不満を覚えるより、美味しく食べて一杯飲んでいたほうが楽しいからね。
こちらにも何か準備されている。
多分、朝と同じ冷奴だと思うけど、こうして作ってくれることだけでも感謝しないとね。
で、用意してくれたのがこちら。
野菜炒めに冷奴、それに定番のオニオンスライスというセットで、予想通り朝ごはんと同じセットだった。
だけどビールをグイッといけば、これが旨い。
冷奴も一杯のアテとしてみれば上等な料理で、美味しい。
特にここ最近は季節ハズレの暑さなので、冷奴がより美味しいのだ。
ビールでいい気分になれば、メインディッシュのカレーライスの出番。
朝早くに自分で作ったカレーだから、出来上がりが気になる。
自分で作っておいて言うのもアレだけど、見た目は美味しそうに出来ているのでは。
食べればこれが美味しい。
クミンを入れたためか、スパイシーさが増して大人の味。
煮込まれた豚肉(肩ロース)も柔らかく仕上がっていて、いい感じだ。
欲を言えばニンジンも溶けるぐらいに煮込んでしまいたいのだが、そこまで煮込むのは無理か。
ニンジンをすり下ろして入れれば形は残らないけど、味はどうなんだろうか。
不味くなってしまっては元も子もないけど、一度トライしてみる価値はありそうだ。
添えられた玉子スープも美味しかった。
半日置いたカレーが美味しかった、って自画自賛で恐縮。
今夜もごちそう様でした。
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