あったかご飯と味噌汁は心も温まるご馳走【自宅】

あったかご飯と味噌汁は心も温まるご馳走【自宅】

 

今日は奥殿が遅くなるとのことで、私が料理当番。

自分で食事を作らなければ、一杯はおろかご飯にもありつけない。

 

私は料理を作ることは嫌ではないのだが、作れるものが少ないのが難。

例えば回鍋肉が食べたくても作れないし、ハンバーグがいいと思っても作り方さえ分からない。

結局いつも同じようなものになってしまうし、簡単に作れるものばかりになってしまう。

 

簡単に作れてしかもそこそこ美味しいと言えば、冷凍食材を使うことに限る。

今や外食のチェーン店や回転寿司屋など、その手の店の料理は全て冷凍食材と言っても過言ではない。

 

そこそこには美味しいのだが、外でお金を払って食べたいものとも思えない。

家なら冷凍ギョーザでいいのだが、店で同じような冷凍ギョーザを食べるのはちょっとネ。

 

しかもバイト君が焼いているもので、家で焼いているものより落ちるかもだ。

それを「メッチャ美味しい」とか「絶品」とか言われると、返答に困るが。

 

と言うことで一品目はこれにした。

鴨ロースのスモークで、冷凍モノだ。

これが美味しくてアテにはピッタリの料理だが、スライスするだけなので料理とも言えないが。

 

書いてある通り ”合鴨” のスモークだが、「ナンダ合鴨か」と嘆かないでいただきたい。

合鴨はアヒルとマガモを掛け合せたものだが、アヒルは元を正せばマガモ。

 

ややこしい話だが、マガモを飼いならしたもの(家禽化)がアヒルで、マガモもアヒルも元は同じもの。

言い方を変えると野生の物がマガモで、養殖物がアヒルとも言える。

故にアヒルとマガモを掛け合せた「合鴨」は、生物学的には「鴨」なのだ。

 

野生の鴨(マガモ)の方が上等かと言えばそうではなく、野生の鴨は臭くて美味しくない。

よく「鴨が葱を背負ってくる」というが、あれは鴨肉が美味しいから言っている言葉ではない。

野生の鴨肉は臭いので、その臭いを消すためにネギを使うということであって、合鴨より野生の鴨の方が美味しいということではないのだ。

 

因みにアヒル(合鴨)の肝臓を太らせたものがフォアグラで、フランス料理では高級な食材の一つ。

更に言うとフランス料理の世界では鴨もアヒル(合鴨)も全部「鴨」と言っているので、アヒルで作ったフォアグラであっても「鴨」のフォアグラになる。

 

と言うことで、合鴨のスモークだ。

これで一品目はできたが、これだけでは全く足らない。

 

それに今日は梅雨寒でちょっと小寒いから、温かいものも欲しい。

簡単に作れて温かいものと言えば炒め物で、野菜炒めを作ることにした。

 

用意したのはこんな材料。

モヤシを中心にしてタマネギやキノコなどで、家にあったものを用意しただけだ。

 

他には味噌汁も作ってみた。

味噌汁の具にはこれもタマネギやキノコなどで、野菜炒めの材料とほぼ一緒。

そう思うと調理方法や味付けに違いはあっても、使う材料にはあまり違いがないということか。

 

他には冷蔵庫にあったポテトサラダを盛ってみた。

個人的に芋芋したポテトサラダより、しっかりマッシュされたクリーミーなものが好きなので、盛った上からもマヨネーズがかけてある。

この辺りは好き好きということで、どちらがどうということではない。

 

そうこうしていれば奥殿が帰ってきたので、野菜炒めを作って一杯だ。

チャチャチャっと炒めるだけなので、簡単なこと。

味付けは塩と本だし。

本だしを使うと味に深みとコクが出て、グッと美味しくなるからね。

 

テーブルに並べればいい感じではないか。

据え膳の奥殿は「助かる」と喜んでいたが、男はいつも据え膳。

 

そしてご飯を用意するのは大抵は奥さんで、世の奥さんたちは、毎度々々の食事を用意していると思うと頭が下がる。

しかもそれが一年365日休みなく続くのだから、感謝しないとね。

そういう苦労も分かるから、男もたまには料理をしてみるといいと思うが、どうだろうか。

 

スイマセン、余計なことを書きました。

ビールです。

いつ飲んでも最初のビールは美味いね。

この一杯で食事の雰囲気も盛り上がるから楽しい。

 

忘れていたけどオニオンスライスも用意してある。

タマネギをスライスするだけの簡単な料理なのだが、飽きない美味しさがある。

それに私にとっては血圧を下げる薬でもある。

 

そんなこんなで締めはご飯。

今日は自作の味噌汁と合わせてみた。

自画自賛で恐縮だが、この味噌汁が美味しい。

 

麹味噌に赤味噌を足して作ったけど、本だしもしっかり使ってある。

出汁を自分で取れないから本だしに頼っているのだが、これでも十分に美味しい。

 

チェーン店の味噌汁よりも、自分で作ったこの味噌汁のほうが美味い。

プロの料理人は鰹節や昆布で出汁を取るからレベルが違うが、大手の飲食店の味はそこそこの味は出すけど、本当に美味いかというとそこまではない。

 

野菜炒めが少し残っていたのでそれをオカズにしたが、ご飯と味噌汁に漬物でもあれば美味しい食事になる。

あったかいご飯に美味しい味噌汁というのは、ご馳走なのだ。

そしてそれは心に響くご馳走でもあるのは、それが和食の原点でソウルフードだからだ。

 

今日もあったかご飯と味噌汁で美味しかった。

ごちそう様でした。

 

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