あったかご飯と味噌汁は心も温まるご馳走【自宅】
- 2019.07.09
- 家飲み/家食べ
今日は奥殿が遅くなるとのことで、私が料理当番。
自分で食事を作らなければ、一杯はおろかご飯にもありつけない。
私は料理を作ることは嫌ではないのだが、作れるものが少ないのが難。
例えば回鍋肉が食べたくても作れないし、ハンバーグがいいと思っても作り方さえ分からない。
結局いつも同じようなものになってしまうし、簡単に作れるものばかりになってしまう。
簡単に作れてしかもそこそこ美味しいと言えば、冷凍食材を使うことに限る。
今や外食のチェーン店や回転寿司屋など、その手の店の料理は全て冷凍食材と言っても過言ではない。
そこそこには美味しいのだが、外でお金を払って食べたいものとも思えない。
家なら冷凍ギョーザでいいのだが、店で同じような冷凍ギョーザを食べるのはちょっとネ。
しかもバイト君が焼いているもので、家で焼いているものより落ちるかもだ。
それを「メッチャ美味しい」とか「絶品」とか言われると、返答に困るが。
と言うことで一品目はこれにした。
鴨ロースのスモークで、冷凍モノだ。
これが美味しくてアテにはピッタリの料理だが、スライスするだけなので料理とも言えないが。
書いてある通り ”合鴨” のスモークだが、「ナンダ合鴨か」と嘆かないでいただきたい。
合鴨はアヒルとマガモを掛け合せたものだが、アヒルは元を正せばマガモ。
ややこしい話だが、マガモを飼いならしたもの(家禽化)がアヒルで、マガモもアヒルも元は同じもの。
言い方を変えると野生の物がマガモで、養殖物がアヒルとも言える。
故にアヒルとマガモを掛け合せた「合鴨」は、生物学的には「鴨」なのだ。
野生の鴨(マガモ)の方が上等かと言えばそうではなく、野生の鴨は臭くて美味しくない。
よく「鴨が葱を背負ってくる」というが、あれは鴨肉が美味しいから言っている言葉ではない。
野生の鴨肉は臭いので、その臭いを消すためにネギを使うということであって、合鴨より野生の鴨の方が美味しいということではないのだ。
因みにアヒル(合鴨)の肝臓を太らせたものがフォアグラで、フランス料理では高級な食材の一つ。
更に言うとフランス料理の世界では鴨もアヒル(合鴨)も全部「鴨」と言っているので、アヒルで作ったフォアグラであっても「鴨」のフォアグラになる。
と言うことで、合鴨のスモークだ。
これで一品目はできたが、これだけでは全く足らない。
それに今日は梅雨寒でちょっと小寒いから、温かいものも欲しい。
簡単に作れて温かいものと言えば炒め物で、野菜炒めを作ることにした。
用意したのはこんな材料。
モヤシを中心にしてタマネギやキノコなどで、家にあったものを用意しただけだ。
他には味噌汁も作ってみた。
味噌汁の具にはこれもタマネギやキノコなどで、野菜炒めの材料とほぼ一緒。
そう思うと調理方法や味付けに違いはあっても、使う材料にはあまり違いがないということか。
他には冷蔵庫にあったポテトサラダを盛ってみた。
個人的に芋芋したポテトサラダより、しっかりマッシュされたクリーミーなものが好きなので、盛った上からもマヨネーズがかけてある。
この辺りは好き好きということで、どちらがどうということではない。
そうこうしていれば奥殿が帰ってきたので、野菜炒めを作って一杯だ。
チャチャチャっと炒めるだけなので、簡単なこと。
味付けは塩と本だし。
本だしを使うと味に深みとコクが出て、グッと美味しくなるからね。
テーブルに並べればいい感じではないか。
据え膳の奥殿は「助かる」と喜んでいたが、男はいつも据え膳。
そしてご飯を用意するのは大抵は奥さんで、世の奥さんたちは、毎度々々の食事を用意していると思うと頭が下がる。
しかもそれが一年365日休みなく続くのだから、感謝しないとね。
そういう苦労も分かるから、男もたまには料理をしてみるといいと思うが、どうだろうか。
スイマセン、余計なことを書きました。
ビールです。
いつ飲んでも最初のビールは美味いね。
この一杯で食事の雰囲気も盛り上がるから楽しい。
忘れていたけどオニオンスライスも用意してある。
タマネギをスライスするだけの簡単な料理なのだが、飽きない美味しさがある。
それに私にとっては血圧を下げる薬でもある。
そんなこんなで締めはご飯。
今日は自作の味噌汁と合わせてみた。
自画自賛で恐縮だが、この味噌汁が美味しい。
麹味噌に赤味噌を足して作ったけど、本だしもしっかり使ってある。
出汁を自分で取れないから本だしに頼っているのだが、これでも十分に美味しい。
チェーン店の味噌汁よりも、自分で作ったこの味噌汁のほうが美味い。
プロの料理人は鰹節や昆布で出汁を取るからレベルが違うが、大手の飲食店の味はそこそこの味は出すけど、本当に美味いかというとそこまではない。
野菜炒めが少し残っていたのでそれをオカズにしたが、ご飯と味噌汁に漬物でもあれば美味しい食事になる。
あったかいご飯に美味しい味噌汁というのは、ご馳走なのだ。
そしてそれは心に響くご馳走でもあるのは、それが和食の原点でソウルフードだからだ。
今日もあったかご飯と味噌汁で美味しかった。
ごちそう様でした。
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