居酒屋「いまい」は中年男性のくつろぎの店だった【豊田市】
- 2019.12.13
- 家飲み/家食べ
時々一緒に飲む某小料理屋のママにお酒をもらったが、そのお礼のメールを入れたところ、お礼はいらないが、ある居酒屋へ付き合って欲しいとのこと。
年末のためママの空いている日がこの日しかなく、半ば強制的にセットされて出かけてきた。
ママが行きたいと言っていた店は、「居酒屋いまい」。
豊田市の中心市街地、西町のヴィッツ豊田タウンの一階にある店。
一年ほど前にオープンした店とか。
西町界隈は飲食店の開店が相次ぎ、今や豊田市でも一番賑わう飲み屋の街になっている。
店はカウンター席が8席ほどに、小上がりが4卓ほど。
他のお客さんの迷惑になるため店内の画像が撮れず、HPの画像を。
私が着いた時は先客が5~6人ほどだったが、しばらくすれば満席に。
忘年会のシーズンだからかもだが、平日でも満席になるとは賑わう店だ。
我々はカウンター席へ。
この店のカウンター席の間隔は狭く、奥行きも狭い。
狭いのは別に問題ないが、隣の中年男がタバコを吸うのには参った。
居酒屋とは言え、イマドキ店内でタバコを吸うのは非常識だ。
他の客が来て、席を空けるためタバコ男たちが奥へ詰めて席が離れて助かったが、我々の代わりにそのタバコ男の隣りに座る羽目になった客も、思いっきり嫌そうな表情。
だがタバコの中年男は我関せずで、相変わらずタバコをプカプカ。
こんなことだから、デリカシーのない中高年の男は嫌われるのだ。
ママも到着して先ずはビールでカンパイ。
ママも私も日本酒が好きなのだが、初めの一杯は喉を潤したいからネ。
突き出しは長芋の子持ちワカメ和え。
これが美味しかった。
長芋に甘酢で味付けられた子持ちワカメが絡んで、とても美味しい。
家でも長芋がよく出るから、今度こんな感じで作ってみようか。
メニューはアレコレあるが、馬刺しや肉料理、それに刺し身が得意のようだ。
刺し身があまり得手ではない我々は、馬刺しも魚の刺身にも手が伸びない。
で、頼んだのがさつま揚げ。
上品な甘さのさつま揚げで、生姜醤油で食べれば旨い。
これにはお酒でしょ、とお酒のメニュー。
日本酒は6種ほど揃っていたが、飲んだことがある銘柄が多い。
その中で飲んだ記憶が定かでない、百十郎の「赤面」(あかずら)にしてみた。
ラベルを見て思い出したが、これも飲んだことのある銘柄だった。
「赤面」という歌舞伎の隈取りのようなラベルが印象的で、インパクトがある。
飲んだ感じは辛いと言うかサラッとしたお酒で、料理の邪魔をしない。
辛口というよりドライな感じがするが、お酒の味を言い表すのは難しい。
それに同じお酒でも人によって感じ方に違いがあるから、表現も違ってくるからね。
この店は冷酒を冷酒用の酒器で出してくれるのが嬉しい。
いつも書くことで恐縮だが、お酒をコップで出す店が多いが、嘆かわしい。
お酒をコップで飲むのは下品で、特に女性には似合わない。
コップで煽るように飲むのは大酒飲みの飲み方で、見苦しいのだ。
お酒は上品に味わいたいからね。
これは牛タンの炙り。
厚切りの牛タンで、シコシコとした食感が味わえる。
二杯目のお酒は長野の「幻舞」(げんぶ)にしてみた。
伝統のある蔵で、創業が16世紀というから思いっきり古い蔵。
聞くところによれば、ここのお酒を武田信玄も飲んでいたと言うから歴史を感じる。
幻舞は以前、家でもよく飲んでいたお酒で、ここでまた出会えるとは。
飲み味は甘い。
フルーティーと言えばその通りだが、甘すぎと感じる人も多いのでは。
因みに幻舞の蔵の杜氏は女性で、千野麻里子さんという東京農大卒の才媛。
しかもかなりの美女で、以前このブログでも紹介したことがある。
⇒ その時の記事
偶然だが、昨日京都の美女からお酒が送られてきて、そのお酒の蔵の杜氏も女性。
そのお酒のことは近々ブログにアップする予定だが、女性杜氏に縁のある日だ。
そんなことを一緒に飲んでいるママに話せば、「美女というところが〇〇くんらしい」と言われてしまったが、女性杜氏のお酒を選んで飲んでいる訳ではない。
そんなことより女性にモテるにはどうしたらいいかとママに聞けば、どうしてモテたいのかと。
改めて聞かれると返答に詰まってしまい、その方が楽しいからと咄嗟に応えたが、今更モテる必要はないと、この話は強制終了。
そんなことを話しながら、お酒は進んでいく。
焼き魚か煮魚が食べたいとマスターに頼めば、ブリと鯛のカマがあるから、その塩焼きはどうでしょうと。
ただし物が小さいので見てから決めて欲しいとのことだが、見れば確かに小さい。
他にはいいものが無いらしいので、両方とも焼いてもらうことにした。
手際よく焼いてくれたのがコレ。
小さめのカマだけど、味はいい。
塩焼きなら身よりもカマの方が美味しいと思うが、どうだろう。
次のお酒は「梵」(ぼん)。
福井・鯖江のお酒で、政府専用機の機内酒にも選ばれているという上等なお酒。
かなり前にママに貰ったことがあるお酒で、これも久しぶりに飲むお酒だ。
飲めばやはり美味しい。
尖ったところのない受けの良い飲み味で、さすが政府専用機に積まれているだけのことはある。
この店は刺し身が得意とのことなので、その刺し身を頼んだ。
あまり多くても食べられないからとマスターに相談すれば、ハーフサイズで盛りますとのこと。
これがその刺身の盛り合わせハーフサイズ。
きれいな盛りで、見るからに美味しそう。
どれも美味しい刺身だったけど、中でもこのホウボウが特に美味。
もしかするとホウボウの刺身を食べるのは初めてかもだが、濃厚な味で甘さも感じた。
ホウボウなんて刺し身は、前からあったのかな。
どちらにしても美味しい刺身があると、お酒も一段と美味しくなる。
気付けば店は満席に。
注文も殺到していて、板場も大忙し。
いま料理を頼んでも出るまでに時間がかかりそうなので、この店はお開きにした。
⇒ 居酒屋 いまい(HOT PEPPER)
それにしてもよく賑わう店だったが、客の大半は中年の男性。
その理由のひとつに、ママがキレイな人ということがあるかも。
こちらがそのママ。
モデル系のスッキリとした美人。
ただ言ってはナンだが、疲れた表情でタバコをふかしているオッサンではモテないと思うけどね。
で、我々が一軒だけで済むはずもなく、二軒目へ。
そこでまたお酒をグイグイといってしまったが、その話は次回ということで。
ごちそう様でした。
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