里山の風景をアートにしてしまった「鍵屋珈琲」【岐阜県 土岐市】
- 2019.12.17
- 岐阜県

土岐市の日本料理屋「あん堂」で食事をしたあと、コーヒーをということで喫茶店へ向かった。
初めから行くつもりにしていたけど、サプライズにしようと黙っていたのだ。
向かった喫茶店は「鍵屋珈琲」。
土岐市という田舎(失礼)の風景を ”魅せる” 景色にしてしまった、大人のセンスの店だ。
先ずこの画像をご覧いただきたい。
店のカウンター越しの窓に外の風景が広がるが、見えているのは田んぼと雑木林。
それが一枚の絵のように広がっているのだ。
外が明るく中が暗いというカメラにとっては厳しいシチュエーションなので、キレイに写っていないが、実際は素晴らしい景色が広がっている。
今は田んぼも刈り取られて何もないし、雑木林も冬枯れで寂しいが、春夏秋冬それぞれの表情を見せてくれる。
春は田んぼに水が張られ、植えられた稲が青々としているし、秋はその稲が黄金色に輝き風に揺らぐ。
そこに鳥たちも飛んできて、目を楽しませてくれるのだ。
店は古民家風に建ててあるが、新しい建物。
周りの景観に合わせてデザインされているのだろうが、オーナーの趣味かもしれない。
店内にも古材が使われていて、デザインが統一されている。
建築には詳しくないが、梁に使われているのは ”手斧(ちょうな)削り” の材。
手斧削りとは鉋(かんな)が無い時代の材木の削り方で、斧のような道具で削ったもの。
そのため表面に凸凹の削り跡が付くが、それが独特の美しさを見せる。
白壁に手斧削りの梁がマッチして、心が落ち着く空間を作っている。
ここはコーヒーしか無いが、喫茶店だから当たり前か。
私は鍵屋ブレンドにしたが、他の方はそれぞれ好みのブランドのコーヒーを頼んでいた。
コーヒーはよく分からない私なので、大抵は店の名前が付いたものを頼むことにしている。
更に言えば、自分がどんなコーヒーが好みなのかさえ分からないのだから、情けない。
オーダーを取りに来たのはこの店のママで、南 果歩に似たチャーミングで綺麗な人。
写りが悪いが、右の人がママ。
ここへ来るのは数年ぶりで、ママに会うのも数年ぶりだけど、以前より若返っているしキレイになっている。
そのことを伝えると少女のように照れていたが、歳を重ねて美しくなるのは素晴らしいことだ。
私はコーヒーに砂糖もフレッシュも使う。
これは砂糖だが、お洒落な包にくるまれていてお菓子かと思った。
美味しいコーヒーに砂糖は邪道かもだが、まぁいいか。
こちらがコーヒーのアテ。
右にあるのはイチジクの干したもので、ママのお手製。
味のあるドライフルーツで、お土産に買わせてもらった。
コーヒーが運ばれてきた。
上品なカップに注がれたコーヒー。
酸味も渋みもなく、マイルドな味そのもので美味しいの一言。
静かに流れるJAZZを聞きながら、美味しいコーヒーを味わう。
目を外に向ければ里山の風景が絵画のように広がり、心が洗われる至福のひと時。
この癒しの雰囲気は何処から来るのだろうか。
一時間でもボーッとしていたくなる。
一緒の皆さんも心から寛いでいるようで、リラックス。
土岐にはいい店が多いが、ホントに不思議な街だ。
⇒ 鍵屋珈琲 (食べログ)
場所はとても分かり難く、カーナビによっては表示されないことも。
乗せていってもらった車の車載ナビも表示されず、スマホのナビゲーションでたどり着いたから、行かれる場合はお気を付けて。
それと子供(小学生以下)は入店不可なので、ご注意願いたい。
鍵屋珈琲、久しぶりに訪ねたが、やはいいい店だった。
また寄ります。
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ありがとうございました
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