医者に診てもらう時は洒落て行くべし?【自宅】
- 2019.12.27
- 家飲み/家食べ
風邪なんか引いたことが無い、と豪語していた私だが、風邪を引いてしまった。
しかもガッツリと引いてしまったようで、一週間経っても本調子に戻らない。
ホンモノの風邪ということだ。
風邪の引き始めは先週の金曜日のことで、ちょっとした鼻風邪の感じだった。
その程度のことなら辛い料理でも食べれば治ってしまうだろうと、松屋へ「キムチチゲ」を食べに行ったのはお伝えした通り。
これに加えて一杯飲んで(飲むのはいつものことか)寝れば、翌朝はスッキリかと思えばこれが大間違い。
夜になって風邪の症状が一気に進み、咳と悪寒、鼻水に一晩中苦しめられ、寝れたものではない。
体温は37度なのでちょっと高い程度なのだが、パジャマが湿るほどの寝汗をかいたと思えば、次は寒気が走るという乱高下の状態。
参りました。
翌朝、筋肉はバリバリに、体中の関節もガクガクに強張った感じでしかも痛い。
加えて頭はフラフラで食欲なんて全く無く、朝はミカンのみ。
24時間前には考えらなかったような状態で、一日でこんなに変わってしまうとは、自分でも驚きだ。
こんなことで年末の土日という貴重な時間を潰してしまったが、仕方ない。
で、月曜日に掛かりつけの医院に駆け込んだのだが、医者の見立ては「何もする必要は無いのでは、もう治りかけてますから」とのこと。
思わず「えっ?」と言ったけど、風邪の話はこれだけで他の話しになってしまい、結局、薬も処方されずに終わってしまったのだ。
それで風邪が治ればナニということも無いのだが、未だ本調子に戻っていない。
これはドクターの見立てが悪いのではなく、実は患者である私の作戦負け。
ドユコト?と訝られそうだが、こんな経緯があったのだ。
昔(高校生の時)読んだ本に「どくとるマンボウ・青春期」というのがある。
北 杜夫(父は斎藤茂吉)の書いた本で、当時、青春時代ど真ん中の我々にはバイブルのような存在の本だったが、これがハチャメチャに面白い本。
面白いどころか腹が捩れるほどで、まさに抱腹絶倒の本だったのだが、確かその中に「医者に掛かる時は、」と言う一節があった覚えがある。
そこには医者にかかる時には「綺麗にしてから行け」と。
女性なら ”お洒落して行け” と言った感じだろうが、医者も人の子。
汚い格好をした患者より、やはり綺麗にしている患者の方が診察も丁寧になるということだ。
医者になった同級生にこのことを聞いたことがあるが、彼は外見で診察に差を付けることはないが、汚い格好をしているよりキレイな方がいいよな、とのこと。
人と会う時にヨレヨレで汚ったない格好してるのは失礼なのと同じで、医者に掛かるときも少しは気を使った方がいいということだ。
そんなことが頭にあったから、医院に行く前に風呂に入って(実は二日間風呂に入ってなかった)身綺麗にし、身だしなみも整えシャキッとして出かけたのだ。
これがマズかった。
医院の待合室には、如何にも体調が悪いといった感じで、足を投げ出して椅子にもたれかかって座っている人もいたが、格好のいいものではない。
外見とは着ているものだけではなく、立ち居振る舞いも含むのだ。
それに引き換え、見た目はシャキッとして風邪には見えないようにしていた私なので、医者も「治りかけてますから、」と見立ててしまったのだろう。
これが ”作戦ミス” の顛末で、もう少し ”風邪の患者” らしくしていればよかったが、今更だ。
風邪ひきで土日を休んでいたとは言え、ずっと寝ていた訳ではない。
寝てばかりいると頭も痛くなってくるから、起きてやれることはやっていた。
先ずはローストビーフを作った。
Xmasが近いからと、奥殿がそれ用の肉を買ってきたのだ。
その牛肉がこれ。
形の整ったいい牛肉だ。
輸入肉なのはもちろんのことで、これは米国産のもも肉。
それに加えて鶏の手羽先もあるが、これは甘辛煮にして欲しいとのこと。
そう、どちらの料理も私の担当なのだ。
風邪で多少フラフラするが、時間はタップリあるから作ることにする。
ローストビーフの味付けは、塩とコショーのみ。
これだけでいい味に仕上がる。
ただし塩もコショーもガッツリと振るけどね。
鶏の手羽先はタレで付け焼きにする。
タレは醤油と砂糖に、辛さも欲しいからキムチの素なんかも加える。
砂糖と醤油は1:1で混ぜてあるが、他は適当。
それで上手くいく。
ローストビーフは、肉をフライパンで焼き目を付け、そのままオーブンへ。
鶏の手羽先もフライパンで焼き、火が通ったらタレを付けて焼けば出来上がり。
いい感じではないか。
ローストビーフも出来た。
これでXmas料理のベースは完成だ。
普通ならこれをツマミにして一杯というところだが、食欲が全く湧かない。
飲みたいとすら思わないから、自分でもオカシイと思うが、無理して飲むこともない。
だが飲まない、食べないとなるとすることがないのも事実で、TVでも見ようかとTVを点けたけど、これが全然面白くない。
こんな時は録画してある映画や、Amazon Primeで映画を見るのが一番いい。
で、Amazon Prime で映画を物色していれば、こんな魅力的な映画があった。
イングリッド・バーグマンの「カサブランカ」だ。
さっそく見始めたが、一気に見てしまった。
複雑な政治的思惑と、時代背景を背負った男と女のストーリーなのだが、展開も早く、アッという間に見終えてしまった。
それにしてもイングリッド・バーグマンの知的な美しさには、心を奪われるネ。
この映画は70年以上も前のものなのだが、女性の ”美” というものは、時代が変わっても何も変わらぬものかと。
⇒ カサブランカ
実にいい映画だった。
そんなことで休みが潰れてしまったのだが、年賀状まだやっていないが大丈夫か。
明日がんばります。
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