ピンク色の日本酒がある小料理屋の「まめあん」【豊田市】

ピンク色の日本酒がある小料理屋の「まめあん」【豊田市】

 

小料理屋で飲みたいというリクエストがあった。

どこの街でもそうだと思うが、男が行く居酒屋は多くても、女性をお誘いするような気の利いた小料理屋は少ない。

 

私の知っている範囲では数軒しか思い当たらず、その中から選んだのが「まめあん駅南店」。

少し間が空いてしまったが、ちょくちょく使わせてもらう店だ。

 

開店と同時に入ったので、カウンター席はまだ空いている。

とは言え二階の座敷席は予約満席とのことで、しかも開店前からお客さんが並んでいるという盛況ぶり。

よく賑わう店なのだ。

 

モチロン私も予約はしてあるが、実は予約を二回も入れるという大ボケをカマしてしまった。

二度目の予約の電話を入れた時、マスターが私の声に気づいて二重に予約してしまうことが防げたが、そうでなければダブル・ブッキングしてしまうところだった。

 

この辺りは人間の記憶力と判断力の素晴らしいところで、電話の声で誰かということを判断し、予約の状況も記憶していて、瞬時に予約済ですよと教えてくれたのだ。

これが ”AI(人工知能)” とかネットの予約だったとしたら、私の二度目の予約をダブル・ブッキングと判断できただろうか。

 

そんなことを思っていれば、彼女が到着。

いつも時間に正解な彼女なのだ。

 

この日一緒に飲んだ彼女は、仕事柄 AI に近いところにいるのでそのことを聞いてみたが、そういうこともあり得ると学習させれば対応も可能とのこと。

ただそれには膨大なデータを入れる必要があって、かなり大変な作業になるのではと。

 

食べログなどのネット予約は既に実用化されているが、万全とは言えず、店側も結局は電話で確認しているのが現状。

予約する側も電話での応対の方が安心で、それにネット予約よりも簡単だ。

 

人間の持つアナログの能力は凄いのだ。

 


 

それはそうと早速カンパイ。

ここの生ビールは特に旨い。

 

キメの細かいクリーミーな泡を立てていて、これが美味しい。

スッキリとした生ビールで、同じ生ビールでもこの店のものは上等だ。

 

この店は料理が多い。

今日のおすすめだけでもこれだけある。

 

他にレギュラーのメニューもあるから、その数は相当なものになる。

そんな多種の料理を短時間で仕上げてくるのだから、やはりプロは違う。

 

これは突き出し。

青菜(ホウレン草?)とエノキのおひたし。

味もいいけど器もお洒落で、こういうところが女性に受けが良いのだろう。

 

彼女のオーダーはタマネギのサラダ。

如何にも彼女らしいオーダーで、食べたらこれが美味。

 

単なるタマネギのスライスだが、極薄にスライスされていて、家で味わうタマネギのスライスとは食感が違う。

それとかけられているドレッシングが旨い。

手作りのドレッシングだと思うが、ごく普通のオニオンスライが ”料理” になっているのは流石だ。

 

美味しいアテがあればお酒の出番。

この店はお酒も充実していて、いい冷酒がある。

 

実はその前に熱燗を一本頼んだのが、これは失敗。

昔ながらのお酒で、私には全く合わずギブアップ。

慣れないことはするものではないと反省。

 

ママに冷酒をお願いと伝えれば、私に合いそうなものとして出しれくれたのがコレ。

左右のお酒は飲んだことがあるからと、真ん中の「流輝(るか)」にした。

 

群馬のお酒で、薄濁り。

余計なことだが、ママがヘアスタイルを変えたようで、可愛くなっている。

女性は幾つになっても可愛いのがいいからね。

 

流輝は私の好きなフルーティーな吟醸酒。

薄っすらと白濁しているのがお分かりだろうか。

柑橘系のような美味しいお酒で、女性にも受けが良いと思う。

 

テーブルに並んでいるのは銀だらの味噌焼き。

ここへ来ると必ず頼んでしまうひと品で、油の乗った銀だらが旨い。

 

彼女もお酒がイケルから、ピッチも早い。

早くも二杯目で、今度は「作(ざく)」でいってみた。

「作」は伊勢志摩サミットの乾杯酒で使われたブランドで、それで一気に名前が売れた。

 

飲み味は「流輝」ほどフルーティーな感じではなく、食中酒としてはこの方が適している。

レベルの高い間違いのないお酒だ。

 

マスターが「コレどうぞ」と出してくれたのは、ホタテ。

ホタテの味噌和えと言った感じで、美味しい。

マスターからの差し入れで、その心遣いが嬉しい。

 

プレゼントと言えば彼女にはチョコレートを頂いている。

丁度バレンタインだったからね。

名古屋・高島屋で買ってきたというから、高級品だと思う。

 

ちょっと覗いてみれば、何やらサインが入っている。

愛のメッセージか、と思ったが全然違っていて、パティシエのサインだとか。

 

ベルギー人のパティシエが、目の前でサインしてくれたらしい。

これだそうが、バレンタインデーならではのイベント。

それはさて置き、バレンタインにチョコレートがもらえるのはやはり嬉しいことだ。

 

これはエビマヨ。

エビマヨは私の好きな料理で、どこの店へ行ってもあれば頼んでいる。

 

家でも作るが、エビマヨは店によって作り方に違いがあって面白い。

ここのものは天ぷら仕様のエビマヨで、和食の板さんが作ればこうなるという味。

モチロン美味しい。

 

お酒は三杯目で、尾瀬の雪どけだけど画像は撮り忘れ。

結局ママが勧めてくれたお酒は全部飲んでしまった。

 

厚揚げのナンチャラ。

ヘルシーな料理で、彼女のオーダー。

アッサリ系が好きなのは女性ならではか。

 

お酒もススメば料理もススム。

エノキのナンチャラ。

家と違って頼めば用意してくれるのが嬉しい。

それに家ではここまで多種の食材の用意ができない。

 

その前に家だと作る人と飲む人が同じなので、こんなに沢山は作れない。

その点、飲食店はアレコレ食べられるから楽しい。

しかも美女もいるし美人ママもいるからね。

 

その美人ママからお酒の差し入れがあった。

ママのバレンタインのプレゼントかもだが、嬉しいね。

 

そのお酒がなんとピンク色の日本酒。

ピンク色のお酒なんて初めてだ。

 

珍しいお酒にさっそく撮影タイム。

そうそう、彼女はパンダ女子だ。

 

こちらがそのパンダ。

ピンクのパンダにピンクのお酒で、シュールな世界。

 

味ですか?

それがよく覚えていなくて。

ジューシーなお酒だった気はするけど、覚えがない。

 

ここで中締めにする。

隣の席の客のテンションが高過ぎで、アホみたいな大声で喋るのに彼女が参ってしまい、出ることにしたのだ。

 

その客たちは、ママが「ボリュームを下げて」と言っても、我関せず。

ボリューム下げるより「電源を抜け!」と言いたいところだが、それにしてもね。

いい歳の中年男のグループだったが、子供っぽ過ぎだ。

 

今夜はよく食べたしよく飲んで、楽しかった。

ごちそう様でした。

 

で、二軒目の店でワイン。

すっかり酔ってしまい、お開きです。

 

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