「ファーマーズキッチン」で味う上等なハンバーグ【岐阜県 土岐市】
- 2020.02.26
- 岐阜県

器を買うために訪れた、土岐市の下石(おろし)界隈。
だがそこには我々の求める器はなく、ランチにも縁が無かった。
急遽ネットで探した店へランチに向かったのだが、その店が「ファーマーズキッチン」。
新築された土岐市役所の近くにある店だ。
”ファーマーズ” というから古民家風の農家レストランを想像していたが、それとは真逆で、コンクリート造りのガッチリとしたレストラン。
店はほぼ満席の様子だったが、川沿いに面した席に案内された。
いい雰囲気だ。
窓の外には手入れの行き届いた庭が広がり、その向こうには土岐川が流れるという素敵なロケーション。
今は冬枯れで寂しいが、春になって木々が芽吹けばもっと美しい景色になると思う。
お客さんは若い人に混じって中高年(私もだが)の人も多いが、それがこの地方の特徴。
豊田だと、この手の店で高齢者の人を見かけるのは少ない。
東濃の人達の食文化がよく分かる光景で、彼らは外食に慣れている感じがする。
ランチにはこんなセットが用意されていた。
デザートにコーヒーまで付いて1,500円は、値打ちなのでは。
レギュラーのメニューも出来ますとのことで、そちらにはピッツアやパスタ、カレーにリゾットにステーキなど、多くのメニューが用意されている。
どれも美味しそうで、選ぶのに困るほどだ。
初めての店なので、ここはランチセットで攻めてみる。
奥殿はエビフライ、私はハンバーグのセットにしたが、ソースも選べるとのことで、それぞれタルタルソースにデミグラスソースをオーダー。
レストランでハンバーグを食べるのは久しぶりで、どんなハンバーグが来るのか楽しみだ。
初めにやってきたのは奥殿オーダーのエビフライセット。
大きなエビフライが2本付いて、立派なランチセットだ。
付け合せの野菜も美味しそう。
これにスープとライスが付いているから、ボリュームもたっぷりだ。
ハンバーグはかなり遅れてやってきたが、見た瞬間に美味さが伝わるビジュアルで、笑みがこぼれる。
ちゃんとしたハンバーグは焼くのに時間がかかるもので、早く出てくるハンバーグがオカシイのだ。
食べればこれが見事なハンバーグ。
実に美味い。
分厚くてしかも肉々しいハンバーグで、牛肉100%のロゴも納得の味。
掛けられているデミグラスソースもバッチリの、美味しくて上等なハンバーグなのだ。
火の入り具合も良く、しっとりジューシーな仕上がり。
火の入りが足りないと生焼けになってしまうが、ハンバーグの生焼けはアウト。
赤身の残ったレアなハンバーグをウリにしている店もあるが、あれは邪道なのでは。
ハンバーグはひき肉で作るから、中まで火を入れないと食中毒を起こしかねない。
ステーキとは違うのだから、レアのような焼き具合のハンバーグは有り得ないのだ。
だがハンバーグの中心までキレイに火を通すことは、実は難しい技。
焼くのが難しいから赤身の残ったままのハンバーグを出し、それをお客さんがペレット(焼いた鉄)で焼いて食べるようにしているのでは、と思うのは邪推のし過ぎか。
それはともかく、このファーマーズキッチンのハンバーグはとても美味しかった。
それと奥殿のエビフライも太くて立派なエビで、とても美味しかったとのこと。
衣を厚くして大きく見せる ”上げ底” のエビフライもあるが、ここのは掛け値なしのサイズ。
ここは ”上等な洋食屋” という言葉がぴったり来る、いい店なのだ。
食後のデザートは選べたが、奥殿に任せた。
用意されたのはマスカットのケーキで、この店の奥さんの手作りとか。
酸味と甘味の混じり合ったマスカットケーキで、美味しかった。
ケーキ単品でも売っているらしいが、300円という。
それを思うとランチセットの1,500円は、かなりのバーゲンプライスだ。
しかもコーヒーまで付いてくるのだから。
適当に選んで入った店だったが、大アタリだった。
⇒ 洋食店 ファーマーズキッチン(Aimoku)
こんな良店がさり気なくあり、お客さんもさり気なく使っている。
土岐の人達の、食のレベルの高さを垣間見た気がした。
美味しかった、ごちそう様でした。
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ありがとうございました
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