新型コロナに負けずお洒落な「魯菴-ろあん」で一杯【豊田市】

新型コロナに負けずお洒落な「魯菴-ろあん」で一杯【豊田市】

 

新型コロナの感染が広がる中、外食の予定があった。

首相からはイベントなどの中止や延期の要請が出され、こんな時にのうのうと飲んでいていいのかと気が咎めいたが、美女との食事なので出かけてきた。

 

向かったのは豊田市の駅前通りにある「魯菴(ろあん)」。

コロナの影響なのか人通りが少ない気がするが、それよりこの日がかなり寒かったから、その影響もあったかも。

どちらにしろ人が少ない。

 

ここがお目当ての「魯菴」。

久しぶりに訪ねた店だが、変わらずお洒落な雰囲気だ。

 

それとこれもいつも思うことで、店名の「魯菴」という字が難しい。

読めないし、パソコンで入力しても一発では変換されない。

 

それにそもそも「魯菴」の文字で正しいのかどうかも不明。

コダワリのある店名なのだろうが、簡単な名前の方が読みやすくて助かることは確かだ。

 

それはそうと、寒いからそそくさと入店。

開店早々に入店したので一番客だ。

 

席はカウンター席で、料理もコース料理を予約してある。

ただし肉が苦手な彼女に合わせて、肉抜きでオーダーしてある。

 

カウンターにはお洒落なビールサーバーがスタンバイしているが、寒くてビールを飲む気になれない。

外も寒いが店も(私も)暖まっていないから、ここは熱燗でいってみた。

 

以前、寒い店でビールを頼んだことはいいが、その一杯が飲めなかったことがある。

それに懲りて、今夜は最初の一杯を熱燗にしてみたのだ。

 

熱燗の徳利とともに出されたのは、猪口の山。

お好きなものをどうぞ、ということだ。

 

選んだのはこの二種の猪口。

一つで良いのだが、器が変われば味も変わるかと思って二種類の猪口にしたのだが、味の違いは感じられなかった。

 

彼女は温かいお茶にしたが、乾杯の画像は撮り忘れ。

料理が運ばれてきた。

木桶に入れられたセット料理で、色々なものが盛られている。

 

こんな具合だ。

マスターからすべての料理の説明を受けたが、半分以上忘れてしまった。

 

その時は覚えていたつもりだが、全然ダメ。

歳のせいにしたくはないが、歳ということか。

 

飲みながら摘んでいるので、どうしてもペースが遅くなる。

彼女のペースに合わせればいいものを、私は私のペースでやっているから、マスターも料理を出すタイミングが掴めない。

 

申し訳ないから残っているものを桶から出し、次の料理のスペースを作ることに。

これが何だったか覚えがないが(イクラの何とか?)、他の料理も含めてすべて美味しかったことは確かだ。

 

美味しい料理をツマミに熱燗で一杯やっていれば、”暖機運転” も終了。

と言うことで、冷酒にチェンジ。

一杯目には三重・鈴鹿の「作」(ざく)。

吟醸系ではないが、キレイな飲み味のスッキリとした美味しいお酒だ。

 

それとグラスがオシャレ。

さっきは「器の違いが分からなかった」と書いたが、前言訂正。

やはり器によってお酒の味は変わる。

 

こんなお洒落なグラスで飲めば、より美味くなるというもの。

お酒の世界にも ”馬子にも衣装” ということがあるのだ。

 

次の料理は椀物。

海老真丈?を、透明感のある吸い物に浮かべてある。

 

添えられているホタルイカも吸い物の邪魔をせず、季節感たっぷり。

きれいな出汁の味の椀物で、プロの作る料理はアイデアも味もレベルが違う。

 

刺し身。

マグロ、シマアジ、ヒラメ?にホタテの盛り。

野性味のある器に盛られ、そのセンスがいい感じ。

刺し身では、シマアジがかなり美味かった。

 

いいアテに素敵な女性がいれば、お酒も進むのが自然の節理。

今度は黒龍でいってみた。

福井・永平寺のお酒で、しっとりとした落ち着きのあるいいお酒だ。

 

話も盛り上がって、料理も盛り上がる。

今度は茶碗蒸しで、これが絶品。

上に盛られているのは白子の天ぷらで、こんな盛り方の茶碗蒸しは初めて。

 

食べれば抜群に美味。

白子の天ぷらと、茶碗蒸しの味のコンビネーションが素晴らしい。

 

茶碗蒸し自体も複雑な味で、上層から下層に移るにつれて味も変化するのがスゴイ。

こんな茶碗蒸しは家では真似出来ない。

 

外で食べるというのはプロの味を味わうためで、この茶碗蒸し一つにもプロの味がある。

魯菴はいい店なのだ。

 

お酒もじゃんじゃんいってしまう。

広島・三原のお酒で、純米吟醸の「酔心」だ。

この辺りになると、酔いも回ってきてお酒の味もあまり覚えていない。

ただ美味しいお酒だったという記憶はある。

 

料理も佳境で、こんな一皿がサーブされた。

これが何だったのか。

 

情けないことに画像を見ても分からない。

魚(カジキ?)の餡かけ仕立てで、とても美味しかったのだが、そこまでしか覚えがないのが不甲斐ない。

 

お酒もラストの一杯を頼んだのだが、何を頼んだのかすら記憶がないとは。

美女と飲んでいれば気分も高揚して会話も弾むから、ついついお酒が進んでしまうのだ。

 

〆に用意されたのは炊き込みご飯。

土鍋で炊かれていた。

 

食べたらこれが柔らかめのご飯で、おじや風のご飯だった。

水の加減を間違えたのではなく、これはこういう感じで炊いたものだろうが、普通の炊き込みご飯と思っていたので意外な感じ。

個人的には硬めに炊かれたご飯が好きで、水分の多いご飯は苦手だが、好みの問題か。

 

デザートは、きな粉のアイスクリームと団子。

アイスクリームが和風の味なのが、和食の店らしいところ。

 

マスターに新型コロナの影響はどう?って聞けば、キャンセルの山ですとのこと。

この夜だけでも二組の予約のキャンセルがあり、店は閑古鳥。

週末の夜というのに、この店がこれ程空いているのは珍しい光景だ。

 

加えて店の前を通る人通りも少なく、流れで入ってくるお客さんもゼロとか。

オマケに学校も休校するとのニュースが流れ、3月はどうなることかとマスターも浮かぬ表情。

 

イベントも中止や延期が相次ぎ、テーマパークや美術館なども休園・休館が相次いでいる。

こんな状態が長引けば経済が大変なことになるが、コロナを抑える方法が無いから止む得ない。

 

私も暫くは不要不急な外出は控え、”巣ごもり” することに。

ただ美女と外食が出来ないのは残念だが、仕方ない。

 

なんか最後は後ろ向きな記事になってしまったが、「魯菴」の料理は美味しかった。

それに綺麗な女性と飲めたのが嬉しいが、それも暫くはお預けだ。

 

和 is 魯菴(食べログ)

 

楽しかった、ごちそう様でした。

 

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