ニギスの天麩羅がこんなに美味いとは知らなかった【自宅】

ニギスの天麩羅がこんなに美味いとは知らなかった【自宅】

 

この日は天ぷらにした。

奥殿のリクエストということもあったが、私も食べたかったもの。

 

天ぷらの専門店なら、揚げたてを出してくれて美味しいけど、値段も高級で敷居が高い。

そのため気楽には行けない。

 

それと豊田市には何故か天ぷら屋が少ない。

私の知っている限りでは二軒しか無い。

 

どちらの店も席数が少ないが、それはカウンターで揚げたてをサーブするという形だからだ。

席数が少ないため予約も必須になり、それも敷居を高くしている一因だ。

 

そんなこんなで天ぷら屋は諦め、家で天ぷらにすることにした。

家なら気楽なことはモチロンのことだが、何と言って格安に済む。

ただし味はそれなりになるが。

 

ネタはこんな感じで用意した。

鱈(たら)とニギス、それに茄子だ

 

天ぷらの王道の海老がないが、海老は買わなかった。

海老はエビマヨが好きなので、今回は敢えて外してある。

 

その代わりと言ってはなんだけど、ピッカピカのニギスがあったのでそれにしてみた。

魚屋さんの「今日のニギスは天ぷらが美味いよ」の一声と、大き目のサイズのニギスが5匹で300円というから、速攻で買ってしまったのだ。

私ではニギスを捌くことはとても出来ないが、調理済みで、揚げるばっかりになっていたのも惹かれた理由。

 

天ぷらで面倒なのは、小麦粉で衣を作らなければならいこと。

ネットで作り方を見れば、冷水を用意し卵を使えとか、粉をふるいに掛けよとかで、私のスキルでは作れない。

 

ところが今は便利なもので、”天ぷら粉” というものが売られている。

それを使えば水以外に何も要らないし、雑に混ぜても上手く出来てしまう。

しかもカリッときれいに揚がるから、スキルの低い私にはピッタリなのだ。

 

衣さえ出来ればあとは揚げるだけ。

180℃の油で3分ほど揚げればバッチリ。

 

油を切ってお皿に盛り付ければこんな感じに仕上がった。

気取ってキッチンペーパーを天紙代わりに敷いてみたけど、ちょっと不細工。

 

だけど天ぷらの仕上がりは良く、食べればこれが美味。

鱈も美味しいのだが、ニギスが抜群に旨く、正直驚いた。

ニギスがこんなに旨い魚だったとは思いもよらぬことで、今まであまり食べなかったことが悔やまれるほど。

 

奥殿もニギスがいたく気に入ったようで、二度目に揚げたときも鱈よりニギスを盛ってほしいとのこと。

ニギスは語感から受ける感じより上等で上品な味で、天ぷらにはピッタリのネタだった。

 

話は前後してしまうが、天つゆに入れる大根おろしも美味しかった。

大根も一緒に買ってきたのだが、こんな立派な大根がたったの98円とは安い。

 

これを大根おろし器でガリガリと擦りおろせば、フワトロの大根おろしに。

この大根おろしが美味しくて、天つゆ用とは別に盛ってもらった。

 

ワカメと一緒に盛ってくれたけど、ワカメも今が旬。

大根おろしとワカメの盛りで、これが美味しくて立派なアテになる。

酒飲みにはこんな肴が嬉しいのだ。

 

鱈もニギスも大きなサイズで、天ぷらだけでいい感じにお腹が膨れたけど、少しはご飯も食べたい。

ご飯のおかずを用意していなかったけど、残った衣で天かすを作っていたから、それをご飯にかけて ”天かす丼” にしてみた。

これに大根おろしをたっぷり入れた天つゆをかけて食べたのだが、これが旨い。

 

下手な天丼よりも旨いと思えるほど。

天かすだけでこんなに旨いと思えるのは、実は私が ”安っい男” なのだと、改めて自覚した次第。

 

海老抜きの天ぷらはどうかと思っていたけど、海老抜きでも十分に美味しかった。

これからは家で天ぷらの機会が増えそうだけど、揚げたてを味わうには誰かが揚げなければいけない。

誰が揚げるか、それが今後の一番のネックになりそうだ。

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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