天ぷら屋が一品づつ出すのは、その方が楽だから?【自宅】
- 2020.05.22
- 家飲み/家食べ
奥殿から鱈(たら)の天ぷらにして欲しいとのリクエストがあった。
鱈の天ぷらは奥殿の好きな料理で、それでリクエストがあったのかと思えばそうではなく、鱈の賞味期限がギリだからとのこと。
それで使って欲しいということで、単純な理由だった。
それはいいが、天ぷらは私の担当。
だが最近は天ぷらをよく作っていて、天ぷらを揚げることが全然苦にならない。
それどころか炒め物よりも簡単とさえ思える。
慣れというのはこんなものだ。
天ぷらに用意したのはこれ。
メインになる鱈の他にレギュラーのナス、ニンジンで、青梗菜は彩りで揚げてみる。
青梗菜は初めて揚げるけど、ナントカなるでしょ。
天ぷらの楽なところは、ネタをカットすれば後は揚げるだけで出来るところ。
その衣が難しいと思っていたけど、市販の天ぷら粉を使うことを知ってからは、天ぷらが得意な料理になっている。
この日ももちろん天ぷら粉を使う。
粉と水の量さえ間違わなければ、誰でも上等な衣が出来る。
ド素人の私ですら出来るのだから。
衣に付ければ、あとは揚げるだけ。
揚がったかどうかの見極めが難しいところだが、この辺りは経験するしかない。
プロの板さんだって経験を積んで一流になるのだから、ド素人の私が多少のミスをするのは当たり前。
だが最近は大きく外すことはない。
天ぷらを揚げるのに慣れてきたということだ。
出来上がった天ぷらがこちら。
いつもの通り自画自賛で恐縮だけど、いい感じで揚がったのでは。
心配だった青梗菜もキレイに出来た。
蕎麦屋の天ぷらと違って、薄衣の天ぷらに仕上がっている。
蕎麦屋の天ぷらは、天そばにすることが主なので、蕎麦つゆが染み込むように衣が厚い。
天ぷらを揚げるときに衣を鍋におとして厚い衣にするが、これを「天ぷらの花を咲かせる」と言うらしい。
蕎麦と天ぷらの好きな “江戸っ子” らしい粋な言葉だ。
薄衣が上等で厚衣が下品ということではなく、向きが違うということ。
バリッとした食感の蕎麦屋の天ぷらも美味しいからね。
こんなことを書いていたら蕎麦が食べたくなった。
新型コロナも収束の気配なので、ぼちぼち外食に行ってみますか。
蕎麦屋の天ぷらの話はともかく、こんなセットで一杯に。
アテとしてなら立派な盛りなのでは。
飲んでいるのはサッポロのゴールドスター。
グラスは麦とホップのものだけど、このグラスが飲みやすい。
さすがビールメーカーが作っただけのことはあって、美味しく飲める。
天ぷらも美味しい。
鱈もナスもいい感じで揚がっていて、ビールにピッタリ。
それと大根おろしをいれた天つゆが美味しいけど、これは市販の天つゆ。
天つゆまで手が回らないし、それより私では作れない。
話は飛ぶが、天ぷらを自分で揚げてみて思ったことは、天ぷら屋は一品づつ揚げたてを出すが、それが上等だと思っていた。
だがそれは「結果」としてそうなっているだけなのでは、と。
天ぷらのネタはそれぞれ揚げる時間が違うし、天ぷら鍋の大きさもあって一度には全部を揚げられない。
家でも揚げたてを次々に出そうと思えば出せるが、家では作る人と食べる人が同じなので、それがやれないだけ。
私が作る人で、奥殿が食べる人と決まっていれば可能だが、それでは私が永遠に食べられない。
なので全部揚げて、盛り合わせにして出している訳だ。
天ぷら屋は揚げたてを一品づつ出すけど、実はその方が簡単。
エビを揚げてキスを揚げて、ナスを揚げてホタテを揚げて、それらを次々に出す方が楽なのだ。
全部まとめて揚げることの方が面倒で、結果、一品づつ出す形になると思うが、如何だろうか。
天ぷら以外のお菜は、奥殿が用意してくれた。
これは冷奴。
ついこの間までは餡かけの温奴だったが、もう冷奴の時期だからね。
何ということのない豆腐だけど、これもいいアテだ。
こちらは貰い物の松前漬け。
美味しくてパクパクと食べていたから、もうこれで最後の一盛りになってしまった。
そんなこんなでこの日の一杯もお終いに。
美味しい天ぷらとお菜で、ごちそう様でした。
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