ながら飲みしながらの「しめ鯖」作りも楽しいもの【自宅】
- 2020.06.17
- 家飲み/家食べ
しめ鯖OKと言うことで買ってきたサバ。
せっかく買ってきたのだから、早速しめ鯖を作ることにした。
私の作り方の特徴は、砂糖で締めること。
しめ鯖を作るのに砂糖?、と怪訝に思われる方も居られるだろうが、大丈夫。
決して甘いしめ鯖にはならず、美味しいしめ鯖が出来るからご安心を。
手順は砂糖で40分締め、次に塩で90分、最後に酢で10分締めれば出来上がり。
トータルで2時間半ほどかかるが、放置している時間が長いだけで、実際に作業する時間は僅かなものだ。
先ずは砂糖をまぶして40分放置。
詳しいことは知らないけど、塩より砂糖の方が浸透圧が強く、砂糖で締めると余分な水分と共に生臭みも抜け、旨味が増すらしい。
それで初めに砂糖で締めるのだ。
40分放置した後の画像だが、鯖からこんなに水分が出る。
これで生臭みが消えるというのだ。
砂糖を水で洗い流し、今度は塩で90分締める。
ここからが長い。
待っていると気が遠くなりそうなの、飲みながら待つことにする。
用意してくれたのはイカ刺し。
イカは去年からの記録的な不漁で値段が跳ね上がり、ここ最近、食べたことがない。
それが最近は値段が下がって来たということで、それでイカ刺しにありつけた訳。
いずれにしても久しぶりのイカ刺しだ。
他には野菜炒めも用意してくれた。
野菜炒めは餡かけになっていた。
こんなセットで一杯にする。
軽めのセットなのは、後からしめ鯖で一杯にするつもりだからだ。
ウ~ン、ビールが旨い。
しめ鯖が出来るのを待つのは長く感じるけど、飲んでいれば待つのも気にならない。
イカ刺しを摘みにして飲んでいれば、優雅なひと時が過ぎていく。
このイカはスルメイカとのこだけど、久しぶりに味わうイカが甘くて美味しい。
美味しいイカを味わいながら、録画してある太田和彦さんの「新・居酒屋百選」を見ていれば、小料理屋で飲んでいるような錯覚におちいる。
ただし美人ママはいないが。
そんな小料理屋気分に浸っていれば、しめ鯖もそろそろ完成の時が近づいてきた。
最後は酢で10分締める。
酢で締めるのも終われば、骨抜きで小骨を抜き、最後に薄皮を剥けば出来上がり。
この最後の薄皮を ”シャー” っと剥がす時が、「出来た!」という充実感に包まれる瞬間だ。
出来たてを盛ってみた。
本当は一晩寝かした方が味が馴染んでより美味しくなるのだが、待ち切れないのでね。
改めてカンパイ。
飲んでばっかりで恐縮だが、これが美味しい。
しめ鯖は美味しく出来てはいるが、やはり油のノリがイマイチ。
この時期のサバなのでそれは仕方のないことだし、それも承知で買ってきたのだから。
それでも見た通り鮮度の良いサバで、夏向きのサッパリとした味が楽しめる。
この時期のしめ鯖としては上出来だと思う。
奥殿からは、店で食べるしめ鯖よりも美味しいとのこと。
そう言われるのは嬉しいが、ちょっと褒め過ぎでは。
だが確かにこれほどのしめ鯖にはあまり出会わない。
ある店のしめ鯖は塩と酢でガンガンに締められていて身は真っ白。
食べれば塩辛くて、まるで「塩サバ」のようだった。
そんな酢と塩にまみれたしめ鯖なのに「当店の一番人気!」と謳ってある。
一体いつ作ったの?と思うほどに ”締め過ぎ” ているのだ。
この味でそんなに人気があるとはとても思えない。
店名はあえて伏せるが、作る人も食べる人の味覚もそれぞれと言うことか。
しめ鯖を作りならがの「ながら飲み」で4時間も飲んでいたが、長いとは全然感じなかった。
むしろ作りながら飲むというのは楽しいことなのだ。
今日も美味しかった。
ごちそう様でした。
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