たまには外飲みしないと男の「矜持」が保てない?【自宅】

たまには外飲みしないと男の「矜持」が保てない?【自宅】

 

新型コロナの緊急事態宣言が発令されてから、外で飲むことが無くなってしまった。

今はその宣言も解除されているから外食も大丈夫なのだが、家で飲むのが普通になってしまい、外へ飲みに出ることがない。

 

家飲みがイヤだとか面白くないということはなく、メリットもある。

第一にお金が余りかからない。

 

お酒は酒屋で買ってくる値段で飲めるから、原価そのもの。

ツマミも自分で作れば食材だけの費用で済む。

プロが作るような見栄えとか味には追いつけないが、格安には済む。

 

気楽な点もいい。

家なら予約の必要もないし、定休日や時間を気にすることもない、ってこれは当たり前か。

 

他の人もいないから気を遣うこともないし、服装も気にしなくていい。

極端に言えばパジャマだって構わないのだ。

 

ただいくら家飲みが安上がりで気楽だからといって、それに安住していてはダラけた態度になってしまい、緊張感の欠片もない男になってしまう。

飲食店へ行く、店で飲むというのは服装にも気を付けるし、他の人も居るからマナーも必要になる。

 

加えて美女と飲むとなれば心構えも違ってくるから、やはり外で飲むという緊張感がないと、男としての「矜持(きょうじ)」が鈍ってしまう。

例えが変かもだが、平和ボケしていてはダメなのだ。

 

とカッコいいことを書いたけど、美女を誘って飲みに行くチャンスもキッカケもない。

かと言って一人で飲みに出かける根性もない。

結局は家飲みでということで、この日もアテを作って飲むことにした。


 

食べることも飲むことも好きだし、料理を作ることも嫌いではないが、作ることの出来る料理が少ないのが難。

この日も鶏肉のミートソース炒めという、もう何度も登場している料理でいってみた。

 

鶏のもも肉と野菜を適当な大きさに切り、フライパンで炒める。

入れた野菜は、タマネギにニンジン、チンゲンサイにシメジ。

冷蔵庫にあった物を適当に入れただけで、こだわりは何もない。

ちょっと野菜が多過ぎたようだが、このまま進行ゴー。

 

塩とコショーで軽く味付けし、レトルトのミートソースを加えて少し煮込めば出来上がり。

簡単お手軽なひと品だ。

 

他には盛っただけのものを並べてみた。

オニオンスライスのサラダ。

朝の残り物を、オリーブオイルと黒コショーでリメイク。

 

冷奴。

切って盛るだけのひと品だけど、夏はこんなのが美味しい。

これにもオリーブオイルをかけてみたけど、いい感じで美味しかった。

 

こんなセットでカンパイ。

居酒屋の気分はないけど、飲むことは同じ。

でもなんか雰囲気がネ。

飲むぞ!という感じではないのだ。

 

だけどビールは旨い。

今の季節にはやっぱりビールがいいね。

 

鶏もも肉のミートソース炒めは、味が薄かった。

野菜を入れ過ぎたためか味が薄く、オイスターソースを足したけど、いつもとは味が違うのだ。

この辺りが素人の悲しさで、私では味が定まらない。

 

プロは適当に味付けしているようでも、その日の食材の違いなどを加味して、一定の味に仕上げてくる。

目分量で味の修正ができるのは、やはり経験が為せる技で、プロはどこそこ違うのだ。

 

家飲みと言えばこんなもので、味が多少違うことなど日常茶飯事。

この前は上手く出来たけど、今日は上手く出来なかったというのも、人間らしくていいではないか。

家の料理とはそういうものだし、それぐらいは誤差の範囲だ。

 

この日の締めは山芋を摩り下ろした「とろろ蕎麦」。

冷凍の蕎麦を加熱し、冷水で晒してとろろをかけたもの。

 

ついでに温泉卵と天かすをかけて「冷やしとろろ たぬき蕎麦」にしてあるけど、関西方面では違う名前になるのかも。

以前、関西地方のある蕎麦屋で「冷やし たぬき蕎麦」を頼んだら、短く切った油揚げが乗ったのが出されて、ビックリしたことがある。

 

私の住んでいる三河では、天かすを盛った蕎麦を「たぬき蕎麦」と言うけど、地方によって言い方が違うようだ。

それも面白いことだけど、地方へ行ったときに混乱して訳が分からなくなる。

 

「冷やし たぬき とろろ蕎麦」は美味しかった。

冷凍とは言え、この蕎麦が旨い。

加ト吉(テーブルマーク)の冷凍蕎麦だけど、下手な飲食店の蕎麦を凌ぐ旨さがある。

 

その蕎麦に山芋のとろろが絡み、それに温泉卵の濃厚な味も絡まって、実に旨いのだ。

天かすもいいアクセントになって、家で味わう蕎麦としては最上級の出来。

奥殿からも美味しいの一言で、ご同慶の至り。

 

家飲みは気楽でいいから、この日のように失敗気味の鶏のミートソース煮になっても、大して気にならないけど、これはあまり良いことではない。

もっと緊張感を持っていないと、失敗してもそれで流れてしまう。

 

決めるところは決めないとダラダラと過ぎてしまうことになって、 ”惰性” だけの飲みになる。

もっと緊張感をもって飲まないと。

 

と言うことで、たまには美女と飲みに行きますか、って相手がいればの話だけどネ。

今夜もごちそう様でした。

 

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