洒落たレストランバー「1109」で美女が一人飲み【豊田市】
- 2020.09.25
- 家飲み/家食べ

一軒目の「欒 – RAN」での飲みもお開きで、そこで彼女とはお別れ。
いつもなら二軒でも三軒でも付き合う彼女なのだが、家の都合があるらしく、今夜は早目のお帰り。
女性は何かとやることが多いから、無理強いは禁物。
また一杯やりましょうということで、サヨナラした。
時間はまだ9時前。
このまま帰ってもいいのだが、ちょと飲み足りなくて、もうちょっと飲みたい気分。
だが一人で飲みに行くことが滅多にない私なので、一人飲みに適した店が思い浮かばない。
静かな店で美人ママがいれば最高なのだが、そういう店はあまり無い。
いま飲んでいた「欒」がその手の店なのだが、同じ店に戻って飲むのはヤボというもの。
どうしようかと思いながら街を歩いていても、店が決まらない。
う~ん、困った。
初めての店へ飛び込むのも面白いが、それをやるのなら個人店に限る。
チェーン店系の店はどこも似たり寄ったりで、看板を付け替えても分からないほど。
そんな大味な店ではなく、小粒で気の利いた個人店が見当たらないのだ。
どうしたものかと思いを巡らせれば、レストランバー「1109」を思い出した。
あそこなら静かな雰囲気で落ち着いて飲める。
ということで「1109」へ向かうことにした。
ただし美人ママはいないけどね。
徒歩数分で着いたのが「1109」。
店は地階にあり、しかも初見だと入りづらいイメージ。
だがそれがいいところでもあって、敷居の高さがアダルトな雰囲気を保っている。
店は空いていた。
この店は深夜が賑わう店で、9時前はまだ開店直後といった感じなのだ。
先客は一人。
それが美女で、バーの雰囲気に溶け込むような美女。
その美女がこちら。
黒でまとめた服にソバージュのヘアで、バーカウンターに似合い過ぎ。
しかも一人という ”そそる” ような状況で、彼女のことが思いっきり気になる。
バーマンが指定した私の席は、その彼女から一番遠いカウンターの左側。
いくらソーシャルディスタンスで間を空けると言っても、空け過ぎでは。
気の利くバーマンではあるが、何もこんなところまで気を利かせなくてもね。
だがここは紳士的に、彼女とはカウンターの右と左の端で始めることにした。
この店で飲むのは洋酒しか考えられない。
ビールも旨いのだが、ここはウィスキーからいってみた。
ウィスキーのことは分からないので、バーマンにお任せ。
選んでくれたのが TOMATIN(トマーティン)。
シングルモルトのスコッチだ。
ロックでいったが、私のようなウィスキー初心者向きの軽いタッチ。
ラムの香りを感じたから、ラム酒の樽で寝かせたものかと。
フルーティーな雰囲気もあって飲みやすい。
私はアテがないと飲めない。
この店はレストランバーを謳うだけのことはあって、フードのメニューも豊富(ピンチアウトで拡大できます)。
しかもどの料理もレベルが高いのが素晴らしい。
ここから選んだのは四種のチーズのピザ。
この店には本格的なピザ窯があり、下手なピザ屋のピザを凌ぐピザが焼かれるのだ。
しかも生地から捏ねるという本物。
バーで味わうピザとはとても思えない出来のピザなのだ。
それはそうとソバージュの彼女は相変わらず一人。
誰かと待ち合わせているのでもなく、一人で飲みに来たようだ。
どうしてこんな美女が夜、一人で飲んでいるのか。
仕事は?、歳は?、既婚 or 未婚?
興味津々だが話すキッカケがない。
ジェントルな店なのでデレデレと話しかけられないし、それに彼女の態度にもスキがない。
ピザがやってきた。
ヒョウ柄もクッキリ現れて、美味しそうに焼かれたピザ。
食べればいつもの通り美味しいのだが、美女を放っておいてピザを食べている場合か。
そうこうしていれば、他のお客さんが入店してくる。
気持ち的に、彼女との距離がだんだん遠くなっていく気がしてきた。
今夜は彼女と縁が無かったということだが、それにしても興味深い女性だ。
二杯目。
二杯目は ARDBEG(アードベッグ)で、これもスコッチのシングルモルトなのだが、飲めばスモーキーさがスゴイ。
煙の味なのだが、不思議なことに甘くも感じる。
同じスコッチと言っても初めに飲んだトマーティンとは大違いで、思いっきり個性的な味わい。
だけどこの味、ハマると抜け出せないような雰囲気がある。
個性的というと「クセが強い」と悪いイメージで捉えられがちだが、妥協のないブレない味というのは、分かる人には分かるもの。
これは人にも言えることで、誰にも愛想を振りまくような男は、最後は誰にも好かれない。
それどころか嫌われ者にもなる。
男は男らしく、少々野暮ったくて無骨でもその方が魅力があるのだ。
私もそう在りたいものだが、どうかな。
マスター登場。
笑顔がいいね。
「これどうぞ」と出されたのは、ローストチキン。
お言葉に甘えて食べたら、これが抜群に美味しい。
鶏がここまで美味しく出世するとは、鶏もビックリだろう。
メニューにあったかどうか分からないけど、あれば頼みたくなる美味しいチキンだった。
これもよかったらと出されたのは、野菜スープ?
トロッとした濃厚なスープで、こんなの初めて。
これが野菜なのかと頭の中が混乱しそうだが、美味しい味のスープだった。
店も混んできて、彼女の姿を見ることができなくなってしまった。
彼女の姿が見えないのでは夢も希望もない、ということではないが、お開きにした。
⇒ ダイニング・セラー 1109 (食べログ)
いい味で美味しかった。
ごちそう様でした。
それにしても気になる美女だった(シツコイ)。
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