洒落たレストランバー「1109」で美女が一人飲み【豊田市】

洒落たレストランバー「1109」で美女が一人飲み【豊田市】

 

一軒目の「欒 – RAN」での飲みもお開きで、そこで彼女とはお別れ。

いつもなら二軒でも三軒でも付き合う彼女なのだが、家の都合があるらしく、今夜は早目のお帰り。

 

女性は何かとやることが多いから、無理強いは禁物。

また一杯やりましょうということで、サヨナラした。

 

時間はまだ9時前。

このまま帰ってもいいのだが、ちょと飲み足りなくて、もうちょっと飲みたい気分。

だが一人で飲みに行くことが滅多にない私なので、一人飲みに適した店が思い浮かばない。

 

静かな店で美人ママがいれば最高なのだが、そういう店はあまり無い。

いま飲んでいた「欒」がその手の店なのだが、同じ店に戻って飲むのはヤボというもの。

 

どうしようかと思いながら街を歩いていても、店が決まらない。

う~ん、困った。

初めての店へ飛び込むのも面白いが、それをやるのなら個人店に限る。

 

チェーン店系の店はどこも似たり寄ったりで、看板を付け替えても分からないほど。

そんな大味な店ではなく、小粒で気の利いた個人店が見当たらないのだ。

 

どうしたものかと思いを巡らせれば、レストランバー「1109」を思い出した。

あそこなら静かな雰囲気で落ち着いて飲める。

 

ということで「1109」へ向かうことにした。

ただし美人ママはいないけどね。

 


 

徒歩数分で着いたのが「1109」。

店は地階にあり、しかも初見だと入りづらいイメージ。

だがそれがいいところでもあって、敷居の高さがアダルトな雰囲気を保っている。

 

店は空いていた。

この店は深夜が賑わう店で、9時前はまだ開店直後といった感じなのだ。

 

先客は一人。

それが美女で、バーの雰囲気に溶け込むような美女。

 

その美女がこちら。

黒でまとめた服にソバージュのヘアで、バーカウンターに似合い過ぎ。

しかも一人という ”そそる” ような状況で、彼女のことが思いっきり気になる。

 

バーマンが指定した私の席は、その彼女から一番遠いカウンターの左側。

いくらソーシャルディスタンスで間を空けると言っても、空け過ぎでは

 

気の利くバーマンではあるが、何もこんなところまで気を利かせなくてもね。

だがここは紳士的に、彼女とはカウンターの右と左の端で始めることにした。

 

この店で飲むのは洋酒しか考えられない。

ビールも旨いのだが、ここはウィスキーからいってみた。

 

ウィスキーのことは分からないので、バーマンにお任せ。

選んでくれたのが TOMATIN(トマーティン)。

シングルモルトのスコッチだ。

 

ロックでいったが、私のようなウィスキー初心者向きの軽いタッチ。

ラムの香りを感じたから、ラム酒の樽で寝かせたものかと。

フルーティーな雰囲気もあって飲みやすい。

 

私はアテがないと飲めない。

この店はレストランバーを謳うだけのことはあって、フードのメニューも豊富(ピンチアウトで拡大できます)。

しかもどの料理もレベルが高いのが素晴らしい。

 

ここから選んだのは四種のチーズのピザ。

この店には本格的なピザ窯があり、下手なピザ屋のピザを凌ぐピザが焼かれるのだ。

しかも生地から捏ねるという本物。

バーで味わうピザとはとても思えない出来のピザなのだ。

 

それはそうとソバージュの彼女は相変わらず一人。

誰かと待ち合わせているのでもなく、一人で飲みに来たようだ。

 

どうしてこんな美女が夜、一人で飲んでいるのか。

仕事は?、歳は?、既婚 or 未婚?

 

興味津々だが話すキッカケがない。

ジェントルな店なのでデレデレと話しかけられないし、それに彼女の態度にもスキがない。

 

ピザがやってきた。

ヒョウ柄もクッキリ現れて、美味しそうに焼かれたピザ。

食べればいつもの通り美味しいのだが、美女を放っておいてピザを食べている場合か。

 

そうこうしていれば、他のお客さんが入店してくる。

気持ち的に、彼女との距離がだんだん遠くなっていく気がしてきた。

今夜は彼女と縁が無かったということだが、それにしても興味深い女性だ。

 

二杯目。

二杯目は ARDBEG(アードベッグ)で、これもスコッチのシングルモルトなのだが、飲めばスモーキーさがスゴイ。

 

煙の味なのだが、不思議なことに甘くも感じる。

同じスコッチと言っても初めに飲んだトマーティンとは大違いで、思いっきり個性的な味わい。

 

だけどこの味、ハマると抜け出せないような雰囲気がある。

個性的というと「クセが強い」と悪いイメージで捉えられがちだが、妥協のないブレない味というのは、分かる人には分かるもの。

 

これは人にも言えることで、誰にも愛想を振りまくような男は、最後は誰にも好かれない。

それどころか嫌われ者にもなる。

 

男は男らしく、少々野暮ったくて無骨でもその方が魅力があるのだ。

私もそう在りたいものだが、どうかな。

 

マスター登場。

笑顔がいいね。

 

「これどうぞ」と出されたのは、ローストチキン。

お言葉に甘えて食べたら、これが抜群に美味しい。

 

鶏がここまで美味しく出世するとは、鶏もビックリだろう。

メニューにあったかどうか分からないけど、あれば頼みたくなる美味しいチキンだった。

 

これもよかったらと出されたのは、野菜スープ?

トロッとした濃厚なスープで、こんなの初めて。

これが野菜なのかと頭の中が混乱しそうだが、美味しい味のスープだった。

 

店も混んできて、彼女の姿を見ることができなくなってしまった。

彼女の姿が見えないのでは夢も希望もない、ということではないが、お開きにした。

 

ダイニング・セラー 1109 (食べログ)

 

いい味で美味しかった。

ごちそう様でした。

 

それにしても気になる美女だった(シツコイ)。

 

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