「ご飯と味噌汁」の朝ご飯ぐらい無邪気に食べたい【自宅】

「ご飯と味噌汁」の朝ご飯ぐらい無邪気に食べたい【自宅】

 

この日の朝ご飯は「ししゃも」。

ししゃもは軽いタッチの魚で、朝ご飯のおかずにピッタリ。

 

頭からガブリといけるから食べやすいし、カルシュウムもたっぷり取れそう。

それに美味しいのだ。

 

このししゃもは買ったものではなく、知り合いの人にもらったものだ。

その人は九州・大分出身の人で、大分の実家から定期便のように魚の干物などが送られてくるとか。

 

たまたまその人に会うことがあり、ちょうど実家から魚が送られて来ていて、おすそ分けで頂いたいものだ。

ししゃもの他に鯵の開きも頂戴したのだが、鯵の開きが本命で、ししゃもはオマケでもらったもの。

 

その大分の人が言うには、ししゃもは大分で穫れるものではなく、冷凍の輸入品。

そんな物をわざわざ大分から送ってこなくても、こちらのスーパーで買っても一緒なのにねと、笑っていた。

 

どこでも買えるようなものでも送ってくるのが親の愛情で、子供(立派な大人だが)に何か送ってやりたいと思う気持ちが、ししゃもも一緒に詰めて送ってきたのだろう。

そんな愛情のこもったししゃもを頂戴してしまい、申し訳ないことだ。

 

久しぶりに味わったししゃもは、優しい味で美味しかった。

うす塩に味付けられたししゃもは、お腹にも優しい自然派志向の食べ物。

 

それに合わせたご飯と味噌汁も自然派の雰囲気で、無邪気に美味しい。

子供の頃の食事は「無邪気に食べる」ことが当たり前で、今のようにアレは塩分が多いからダメとか、これは太るからダメだなんてことはなかった。

 

食べたいものを食べて、ダイエットがどうとか炭水化物がどうだなんて、気にもしないし、そんな話しもなく、おおらかに食べていた。

そう思うと今は窮屈で、ラーメンの汁は残せとか、肉の脂肪はダメだとかでカロリーの数字も気にする。

 

もちろん病気を抱えている方にはそれは当然のことだし、健康のためには気にした方がいいだろうけど、子供の頃の無邪気さは失われてしまった。

今はご飯に味噌汁という基本的な食事すらダメという話も聞くが、これぐらいはいいのではと思うが、どうなんだろう。

 

家の味噌汁は麹味噌を使った白味噌仕立て。

私の住んでいる三河地方は伝統的に赤味噌を使うが、これが塩辛い。

塩辛いという表現が不適切なら濃厚な味と言えるが、私には塩辛く感じてしまい、家の味噌汁は私の希望で麹味噌を使うことが多い。

 

奥殿は赤味噌の文化で育ったので、白味噌の麹味噌を使うことに抵抗感があったようだが、今は麹味噌が美味しいという。

そう思うと慣れの問題かもだが、味の好みは人それぞれだから、他人がとやかく言えない領域ではある。

 

それとご飯も美味しい。

これは岐阜のハツシモというお米で、大粒でサッパリとした食味の美味しいご飯。

今はご飯やパンなどの炭水化物はダイエットの敵として悪者扱いだが、ご飯ぐらい無邪気に食べたいものだ。

 

漬物も美味しいけど、これも塩分の元凶か。

食事もアレコレ難しいものだが、自由にやりたいものだ。

って、ビールや酒は自由好き勝手に飲んでいるではないか、と言われれば返答の余地がないが。

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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