「魚の味醂粕漬け」でファーストクラスの朝ごはん【自宅】
- 2020.12.08
- 家飲み/家食べ

この日の朝ご飯に焼き魚にしたけど、これが抜群に美味しかった。
焼き魚と言ってもこれは “みりん粕漬け” の魚で、お歳暮で頂戴したもの。
魚の粕漬けと言えば、京都の「一の傳」が有名だが、頂戴したのは名古屋・大和屋のもの。
大和屋と言えば細長い大根を粕漬けにした「守口漬」で有名だが、魚を漬け込んだものがあるとは初めて知った。
これがその魚のみりん粕漬けで、一切れづつパッキングされている。
中の魚の切り身には味醂と酒粕を塗り込んで、更にガーゼで包まれるという丁寧な仕上げ。
漬けられている魚もそれぞれで、画像にあるのは「白ひらす」と「さわら」とある。
白ひらすがどんな魚か知らないけど、美味しい魚だった。
魚の粕漬けは焼き方が難しく、下手をすると黒焦げになる。
それもあってか、上手な焼き方が指南されている。
フライパンを使って焼く方法に加え、オーブントースターを使うやり方、魚焼き器で焼く方法と、それぞれ丁寧に説明されている。
しかもフライパンで焼く方法には、専用のクッキングシートまで添付されているというから、至れり尽くせり。
これで上手く焼けなければ、それは焼く人の問題ということになるか。
三つある焼き方の中から選んだのは、フライパンで焼く方法。
これが一番簡単そうで、しかも上手くやれそうだったからだ。
様子を見ながら途中でひっくり返して焼けば、ハイ出来上がり。
ちょっと焦げてしまったところもあるけど、これぐらいの焦げ目は、焼き魚らしくて却っていい感じなのでは。
ご飯に合わせて食べれば、これが旨い!
抜群に旨いのだ。
ご飯にも合い過ぎるほど相性がよく、朝ご飯は一生これでいいと思えるほどに美味しい。
味醂と酒粕の醸す甘じょっぱい味が魚に溶け込み、上等な味に仕上がっている。
味醂と酒粕で漬け込んだだけで、魚がここまで美味しく変身するのが驚き。
なんなん、この美味さは。
素晴らしく美味しい魚の粕漬けで、こんなに美味しいものが名古屋にあることを、今の今まで知らなかったのは全くの迂闊。
私の住んでいる三河には、これに匹敵するものが思い当たらないから、名古屋独特のものかも。
味噌汁は普段は麹味噌を使った白味噌が多いけど、この日は赤だし。
特に深い理由があるのではなく、気分で赤だしにしただけのこと。
だしの効いたワカメとエノキの赤だしで、これはこれで美味しい。
白味噌にも赤味噌にもそれぞれに伝統があり、それぞれに美味しさがあるのだ。
ご飯はいつもと同じ岐阜のハツシモ。
大粒のキレイなお米で、食べれば私でも粒の大きさとサッパリとした食味が分かる。
いいお米に巡り合ったものだが、それにも増して、この大和屋の味醂粕漬けの焼き魚との相性が素晴らしくいいのだ。
サッパリとした味のご飯に、酒粕で漬け込まれた甘じょっぱい濃厚な味の魚が合う。
焼き魚と味噌汁の朝ごはんが、大和屋の味醂粕漬けの魚のお陰で、エコノミークラスからファーストクラスにグレードアップした。
美味しかった。
上等な朝ごはんをごちそう様でした。
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