お節に飽きたら寿がきやの「味噌煮込うどん」
- 2021.01.04
- 家飲み/家食べ
毎年のことではあるが、正月の時期はお節料理が続く。
今は少ししか用意しないけど、それでも正月の三日間ぐらいはお節が続く。
以前のように三段重のお節を買っていたときなどは、一週間経ってもまだお節が余っていた。
さすがに今はそこまでのことはないけど、この日の一杯のアテもお節の残りだ。
これが不味いということはなく美味しいのだけど、連日同じ様なものが並ぶのが難。
海老の煮物(うま煮?)なんて、普通の日にはお目にかかることもなく、正月ぐらいしか味わえない高級品だ。
モチロン買ってきたものだけど、上手に味付けられた海老が美味しい。
海老自体も密度の高いミッチリとしたもので、値が高いだけあっていいものを使っているのだろう。
これは私の作ったローストビーフ。
お節料理とはちょっと趣が異なるかもだけど、今はこういうものもお節になる。
ローストビーフは高級品の部類になるようだけど、私が作るローストビーフは安っい輸入牛肉を使っているから高級なイメージはない。
しかも赤身のもも肉を使っているから、国産の豚肉よリ安いほど。
だけど赤身の肉で作るローストビーフが美味しいのだ。
好みもあるだろうけど、サシの入った脂肪の多い牛肉のものより美味しいと思う。
以前、飛騨高山の店でローストビーフを出されたことがあるけど、サシの入った牛肉のローストビーフが脂クドく感じたものだ。
上等な飛騨牛で作られたものだったけど、私は赤身の牛肉で作ったローストビーフの方が好きだ。
こんな感じで一杯飲んで締めに。
まだ松の内なので、お雑煮になるのが普通の成り行き。
だけどお餅にも飽きがきている。
奥殿に聞けば蕎麦があるというけど、ざる蕎麦にするにしても越前そばにするにしても、冷たい。
お酒のアテが全て冷たいものだったから、温かいものが食べたいのだ。
かけ蕎麦にすれば温かいけど、温かい蕎麦が実は苦手。
どうしたものかと思いを巡らせば、味噌煮込うどんがあることを思い出した。
インスタントだけど、寿がきやの味噌煮込みうどんがある。
これなら思いっきり熱いからね。
と言うことで、味噌煮込みうどんで締めにすることした。
味噌煮込うどんと言っても、そこはインスタント。
作るのに難しいことは何もない。
ただし煮込むという工程があるので、時間が余計にかかる。
麺を茹でてからスープを投入し、そこから煮込むので合計6分かかる。
インスタントラーメンなら3分もあれば出来るから、それに比べると倍の時間がかかる。
だけどこの煮込みうどんが旨い。
麺がシッカリとしていて、その麺に合うように味噌の味もガッツリとしているのだ。
インスタントでここまで旨さを再現した ”寿がきや” に拍手。
前置きが長くなってしまったけど、さっそく作ることに。
味噌煮込うどんは土鍋で出されるのが常なので、ここは土鍋でいってみた。
インスタントラーメンと同じように茹でる。
4分ほど茹でるのだけど、待つ身にはその4分が長い。
4分茹でたら味噌スープを入れ、更に2分煮込む。
最後に生たまごを入れ、強火で土鍋を加熱すれば出来上がりだ。
熱々なので鍋敷きを敷くのを忘れてはいけない。
これを忘れるとヒドイことになるからね。
土鍋というのもいいネ。
Open the フタ。
オォ、いい感じではないか。
添付されている七味唐辛子をパラリとふれば、食欲急上昇。
食べればこれが旨い!
腰のある熱々のうどんに、濃い目の味噌味がピッタリ合う。
三河は赤味噌がレギュラーの土地柄なので、濃い味噌味が気にならない。
と言うか、味噌煮込うどんは濃い味でないとしっくりしない。
土鍋の中で半熟になっている卵を割って絡めれば、至福の味になる。
土鍋の中が一気に華やいで、メリーゴーランド状態に。
いや~美味しかった。
お節に飽きたらと言うより、お節料理に味噌煮込みうどんも加えたいぐらいに旨かった。
来年はお正月の定番になったりしてね。
ごちそう様でした。
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