お節に飽きたら寿がきやの「味噌煮込うどん」

お節に飽きたら寿がきやの「味噌煮込うどん」

 

毎年のことではあるが、正月の時期はお節料理が続く。

今は少ししか用意しないけど、それでも正月の三日間ぐらいはお節が続く。

 

以前のように三段重のお節を買っていたときなどは、一週間経ってもまだお節が余っていた。

さすがに今はそこまでのことはないけど、この日の一杯のアテもお節の残りだ。

これが不味いということはなく美味しいのだけど、連日同じ様なものが並ぶのが難。

 

海老の煮物(うま煮?)なんて、普通の日にはお目にかかることもなく、正月ぐらいしか味わえない高級品だ。

モチロン買ってきたものだけど、上手に味付けられた海老が美味しい。

海老自体も密度の高いミッチリとしたもので、値が高いだけあっていいものを使っているのだろう。

 

これは私の作ったローストビーフ。

お節料理とはちょっと趣が異なるかもだけど、今はこういうものもお節になる。

 

ローストビーフは高級品の部類になるようだけど、私が作るローストビーフは安っい輸入牛肉を使っているから高級なイメージはない。

しかも赤身のもも肉を使っているから、国産の豚肉よリ安いほど。

 

だけど赤身の肉で作るローストビーフが美味しいのだ。

好みもあるだろうけど、サシの入った脂肪の多い牛肉のものより美味しいと思う。

 

以前、飛騨高山の店でローストビーフを出されたことがあるけど、サシの入った牛肉のローストビーフが脂クドく感じたものだ。

上等な飛騨牛で作られたものだったけど、私は赤身の牛肉で作ったローストビーフの方が好きだ。

 

こんな感じで一杯飲んで締めに。

まだ松の内なので、お雑煮になるのが普通の成り行き。

だけどお餅にも飽きがきている。

 

奥殿に聞けば蕎麦があるというけど、ざる蕎麦にするにしても越前そばにするにしても、冷たい。

お酒のアテが全て冷たいものだったから、温かいものが食べたいのだ。

かけ蕎麦にすれば温かいけど、温かい蕎麦が実は苦手。

 

どうしたものかと思いを巡らせば、味噌煮込うどんがあることを思い出した。

インスタントだけど、寿がきやの味噌煮込みうどんがある。

これなら思いっきり熱いからね。

と言うことで、味噌煮込みうどんで締めにすることした。

 

味噌煮込うどんと言っても、そこはインスタント。

作るのに難しいことは何もない。

 

ただし煮込むという工程があるので、時間が余計にかかる。

麺を茹でてからスープを投入し、そこから煮込むので合計6分かかる。

インスタントラーメンなら3分もあれば出来るから、それに比べると倍の時間がかかる。

 

だけどこの煮込みうどんが旨い。

麺がシッカリとしていて、その麺に合うように味噌の味もガッツリとしているのだ。

インスタントでここまで旨さを再現した ”寿がきや” に拍手。

 

前置きが長くなってしまったけど、さっそく作ることに。

味噌煮込うどんは土鍋で出されるのが常なので、ここは土鍋でいってみた。

 

インスタントラーメンと同じように茹でる。

4分ほど茹でるのだけど、待つ身にはその4分が長い。

 

4分茹でたら味噌スープを入れ、更に2分煮込む。

最後に生たまごを入れ、強火で土鍋を加熱すれば出来上がりだ。

 

熱々なので鍋敷きを敷くのを忘れてはいけない。

これを忘れるとヒドイことになるからね。

土鍋というのもいいネ。

 

Open the フタ。

オォ、いい感じではないか。

添付されている七味唐辛子をパラリとふれば、食欲急上昇。

 

食べればこれが旨い!

腰のある熱々のうどんに、濃い目の味噌味がピッタリ合う。

 

三河は赤味噌がレギュラーの土地柄なので、濃い味噌味が気にならない。

と言うか、味噌煮込うどんは濃い味でないとしっくりしない。

 

土鍋の中で半熟になっている卵を割って絡めれば、至福の味になる。

土鍋の中が一気に華やいで、メリーゴーランド状態に。

 

いや~美味しかった。

お節に飽きたらと言うより、お節料理に味噌煮込みうどんも加えたいぐらいに旨かった。

 

来年はお正月の定番になったりしてね。

ごちそう様でした。

 

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