天ぷらの回数が異様に多いのは、食材を選ばないから

天ぷらの回数が異様に多いのは、食材を選ばないから

 

家では天ぷらの回数が多い。

週に3日も天ぷらをやることもあるし、2日連続で天ぷらということもあるから、多いと言うより ”異様に多い” と言ったほうが正しい。

 

先日も天ぷらだった。

これだけ天ぷらの回数が多いと胸焼けの一つも起こしそうだが、そういうことは全く無い。

 

それは油クドさの無い、カラッとした天ぷらだからだ。

むしろ野菜炒めや肉を焼いたものの方が、はるかに油っこい感じを受ける。

 

それは使っている天ぷら粉のおかげなのでは、と思っている。

この天ぷら粉を使うと、カラッとした切れのいい天ぷらが揚がるのだ。

 

使い方も簡単で、粉と水の量だけは正確に計るけど、後は泡立て器を使ってグルグルに混ぜてしまえば OKという手軽さ。

これがあるからこそ、素人の私でも天ぷらが揚げられる。

 

揚がった天ぷらがこれ。

薄衣のカラッとした天ぷらだ。

 

それにしても天ぷらの回数が多いが、それは何故なのか。

もちろん天ぷらが美味しいというのが一番の理由だけど、それだけではない。

 

それは食材の選択幅が広いことにある。

大抵のものが天ぷらの具材になるから、食材に困らないのだ。

 

例えばこの日の天ぷらのネタはこんな具合。

鱈にゴボウ、ソーセージにカニカマとチクワ。

 

野菜もある。

ニンジンにピーマン、エリンギなど。

 

魚介類に肉類、練り物から野菜にきのこなど、これだけ多種多様な具材を一つの料理にまとめることが出来るのは、天ぷらぐらいなのでは。

しかも具材には味を付けず、衣にからめて揚げるだけ。

それで美味しい味に仕上がるのだから、不思議といえば不思議な料理だ。

 

具材に味付けをしないので、食材の味をダイレクトに味わえるのが天ぷらの醍醐味。

ニンジンは甘く、ピーマンには苦み走った大人の味があり、ゴボウからは土の味が味わえる。

それぞれの持ち味が味わえるのが楽しいし、美味しいのだ。

 

これ程素材の味をストレートに味わえるのは、天ぷらならでは。

刺し身は天ぷらと同じように味付けはしないが、盛るだけで、料理したと言う雰囲気は乏しい。

 

他の料理、例えばハンバーグや麻婆豆腐とかカレーなど、料理といえば味を付けるのが当たり前。

しかも味付けの良し悪しで、料理の評価が決まる。

 

味付けをせずに素材を調理しただけでは味がなく、そんなものを出されても美味しくない。

例えが悪いかもだが、病院食が典型的な例。

 

味付け次第で美味しくもなれば不味くもなるのがこの世界で、味付けは非常に大事なポイント。

天ぷらはその味付けをしないのだ。

 

別の日の天ぷらにはエノキを揚げてみた。

エノキは印象のある味ではないけど、天ぷらにするとビックリするほど味が表に出てくる。

 

エノキの天ぷらが初めての奥殿は、かき揚げかと思って食べたらエノキで、その美味しさに驚いていた。

こんなふうに天ぷらは食材を選ばないから、内容を変えることも簡単にできる。

天ぷらが続いても飽きないのは、こういう理由もあるのだ。

 

ちなみにこの日のメインはとり天。

前回のメインは鱈の天ぷらだったけど、とり天は奥殿が大好きで、リクエストがあったから。

肉でも魚でも美味しい料理になってしまうのだから、天ぷらは間口の広い料理なのだ。

 

それに加えてお酒との相性もバッチリで、天ぷらに日本酒は相性が良すぎ。

美味しい天ぷらに美味しいお酒で、ついつい飲み過ぎてしまう。

 

あ~だこ~だと天ぷらのことを書いたけど、最後はお酒で締めということで。

飲兵衛なので、、失礼しました。

 

今日も美味しかった、ごちそう様でした。

 

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