岐阜・関市までランチに行ったのに三連敗で敗退

岐阜・関市までランチに行ったのに三連敗で敗退

 

岐阜の関市まで寿司を食べに行ってきた。

”行ってきた” とは書いたけど、予約満席で店に入れず、寿司は食べれなかったのだ。

 

いつもなら予約して行くのだけど、事前の情報で空いているというので、油断して予約無しで向かったのが間違いの元。

片道70Kmの距離を走っただけで、徒労感ハンパなし。

 

そんな顛末てんまつをご笑覧いただきたい。


 

美味い寿司が食べたいということで、前から評判だけは聞いていた岐阜・関市の「丸吉まるきち寿司」へ行くことにした。

関市には思いっきり上等な寿司屋「鮨 紺野」があるけど、そこは土日の昼営業はやっていない。

 

仮に昼営業をしていたとしても、雰囲気も値段も最上級の寿司屋なので、飲みながら味わないと勿体ない。

ランチで済ますだけでは惜しい寿司屋なのだ。

 

その点、丸吉寿司なら昼営業しているし、昼のおまかせにぎりが二千円というのもいい感じ。

寿司のランチが二千円で済めばありがたいからね。

 

寿司屋のランチと言えば大抵は盛り合わせだけど、丸吉ではカウンターで一貫づつ握って出してくれるという。

ランチで一貫づつ握ってくれるというのは珍しく、しかもそれで二千円というのだから驚きだ。

 

11時半の開店時間に合わせて、パキューンと走って着いたのがここ丸吉寿司。

どっしりとした重厚感のある寿司屋で、今風のモダンな店とは趣が違う。

 

開店時間前に着いてしまったので暖簾のれんはまだ出ていないが、メニューは出ている。

”昼のおまかせにぎり” の一択で、二千円というのも事前の情報通り。

しかも税込みというから、値打ちな価格設定だ。

 

暫くして暖簾が出て、開店。

藍染めの暖簾が似合う。

 

橋を渡って入店。

橋の欄干に橋の名前が書いてあるけど、由来があるのだろうか。

 

暖簾をくぐって店に入り、二人ですけどと言えば、マスターが「スイマセン、今日は予約満席で、」と申し訳けなさそうに言うではないか。

マンセキ~⁉

 

その言葉にウロタエてしまい、店内を写した画像もブレブレ。

70Kmの距離を走ってきて満席とは、、

カウンターパンチを喰らったボクサーのように立ち上がれない。

 

満席ではどうしようもない。

予約で入ってきた女子二人が羨ましい。

丸吉寿司(HP)


 

また来ればいいからと諦めたけど、さてどうしようか。

ここ関市はうなぎ屋の多い街で、辻屋という老舗もある。

 

辻屋は数年前に行ったことがあるけど、ここから歩いて数分の近くにあるから、辻屋へ向かうことにした。

辻屋の記事

店が見える前からうなぎの焼けるいい匂いがしてきて、食欲中枢を刺激する。

 

店に着いてみれば、お客さんが店の前にたむろしているではないか。

満席で入れず、待ちになっているのだ。

待つか、それとも他を当たるか。

 

二軒連続の満席で戦闘意欲を削がれてしまい、待つ気にもならないし他を当たる元気もない。

ここはクールダウンして、作戦を練ることに。

 

刃物の街の関には、フェザー工業の関工場がある。

そこがやっている ”フェザーミュージアム” が近くにあるので、そこで一服しながら乱れた心を冷やして、仕切り直すことにしたのだ。

 

それにしても関の人たちのうなぎ好きにはビックリ。

関には長良川が流れているけど、その関係で昔から鰻を食べていたのだろうか。

 

それはともかく、徒歩数分のところにあるフェザーミュージアムへ車で移動。

そんな至近のところを車で移動したから、余計に時間がかかってしまったけどね。

 

コンパクトなミューアジアムだけど、キチッとしている。

入館料などというものはなく、無料。

 

受付の女性から簡単な説明を受け、館内へ。

写真は自由に撮っていいとのことだ。

 

フェーザーと言えばカミソリとしか思っていなかったけど、工業用のカッターとか医療用のメスなど、プロユースの知らない世界が広がっていた。

切るということは実に奥の深い世界で、厚さ数ミクロンの極薄に切る刃もあるのだ。

それとフェザーって外国のメーカーかと思っていたけど、日本の会社だった。

 

一通り見学させてもらい、ショップで買ったのはシェーバーと爪切り。

別にここで買わなくてもいいようなものだけど、せっかくなので記念として買わせてもらった。

フェザーミュージアム

 

受付けの女性から「今からなにかご予定はありますか?」と、こちらの気持ちを見透かしたような問いかけがあり、思わず「ランチにどこかいい店はないですか?」と訊いてしまった。

 

受付嬢は関市のパンフレットを出してきて、うなぎの辻屋はどうでしょうと。

辻屋は満席で入れなかったこと、ついでに寿司屋の丸吉も予約満席で入れなかったことを話せば、イタリアンのナンチャラか、フレンチのナンチャラはどうかと。

 

イタリアンやフレンチの店を押してくる辺り、受付嬢の若さの証しか。

和食がいいという我々の希望に応えて教えてくれたのは、「やま」という店。

 

カワイイ受付嬢のおすすめなので、一も二もなくそこに決め打ちで、ナビに案内させて速攻「やま」に向かった。

着いたのはこんな店で、和食の店には見えない。

ここは一風変わった店で、ここは登山道具などのアウトドアショップで、同じ敷地に「食道 やま」という和食の店がある。

経営が同じなのかもだけど、よく分からない。

 

こちらがその「食道 やま」。

食道とあったけど、食堂ではなく ”食道” で正しい。

 

看板も「やってます」とあって一安心。

丸太が豪快に積んであるけど、これを割って薪にするのは大変な作業だ。

 

どんな店か楽しみに入店したのだけど、予約で終わってしまったとか。

 

ガーン!

寿司、鰻に次いで和食にもありつけず、ランチ三連敗‼

 

もうダメ。

これ以上気力が続かない。

 

一気に豊田まで帰って向かったのは、回転寿司屋。

午後の3時にやっている店といえば、ファミレスか回転寿司ぐらいしかないからね。

 

それにしても岐阜関市の寿司屋まで行ったのに、結局、地元の回転寿司へ行くことになるとは。

これも人生ということで。

 

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