回転寿司のレーンに寿司を流す時代は終わっていた

回転寿司のレーンに寿司を流す時代は終わっていた

 

美味しい寿司が食べたくて、高速を飛ばして岐阜・関市の寿司屋「丸吉まるきち寿司」まで出向いたのだけど、予約満席で敢え無く敗退してしまったのはお伝えした通り。

その後うなぎ屋と和食の店の二軒にも振られてしまい、戦意喪失。

その時の記事

 

その日は岐阜・関でのランチに縁がなかったということで、一気に豊田まで戻ってきたけど、お腹はペコペコ。

外食のつもりだったから、奥殿もいまさら家でご飯を作る気にならないと言う。

 

で、どこかで食べることにしたけど、この時間(15時)では開いている店が限られる。

個人店はまずやっていないから、通しで営業しているチェーン店系の店に限られる。

 

向かった先は回転寿司の「魚魚丸ととまる」。

関まで寿司を食べに行った流れで、それで寿司にしたのだ。

 

往復140kmを走って一体私は何をやっているのかと後悔しきりだけど、たまにはこんなこともある。


 

午後も3時近くなので、魚魚丸も空いているだろうと思ったら大間違い。

満席で、空席待ちになっていたのだ。

とは言え5分も待たずに案内されたけど、回転寿司の繁盛ぶりにビックリ。

 

店の人に聞けば、昼や夕方などの混み合う時間は一時間以上の待ちはザラで、時には二時間待ちのことすらあるという。

 

新型コロナの自粛もどこ吹く風の賑わいで、緊急事態の宣言など別世界の話のようだ。

宣言慣れしてしまっているのかもだけど、それにしてもこの賑わいはスゴイね。

 

それはともかく、席に案内されれば先ずは一杯。

グイッといけばこれが抜群に旨い!

関から豊田に帰り着くまでの間、セブンカフェのカフェラテしか口にしていなかったので、余計に旨い。

 

そうそう、今の回転寿司はレーンに流れている寿司を取るのではなく、目の前に置かれたタッチパネルでオーダーするシステムになっていた。

オーダーを確定させれば、握りたてを店員さんが席に持ってきてくれる。

 

コロナの感染防止のためだろうけど、このスタイルがスタンダードになっているのだ。

オーダーの度に店員さんが手渡しで運ぶので、負担と手間はかかるだろうけど、これも時代の流れ。

回転寿司のレーンに寿司を流す時代は、終わっていたのだ。

 

レーンにはオススメのバナーが乗せられ、さびしく回っているだけ。

回転レーンの無い ”回転寿司屋” が現れるのも、時間の問題だろう。

 

お腹はペコペコなので、あれもこれも次々に頼んだ。

ご飯の量が多そうな鉄火からいってみた。

 

次いでしめ鯖の握り。

味は語るほどのことはない。

味わうより腹を満たすのが先決だ。

 

エビフライのマヨ巻き。

これは美味しかった。

 

卵焼き。

ちょっとお時間をいただきます、という焼きたての卵焼きで、これはかなり美味しかった。

店で卵焼きを焼いているとは知らなかったけど、意外に本格的なことをやっているものと、感心してしまった。

 

他にもバイ貝やマグロなどを味わって、腹ペコ状態から脱した。

お腹が収まればお酒が飲みたくなって、ビールからお酒にチェンジ。

 

お酒には全く期待していなかったけど、いいお酒が揃っていたのは予想外。

今は差別化を図らないと競合他社に負けてしまうから、それでお酒もいいものを揃えているのかも。

 

選んだのは「菊石」の純米吟醸。

地元、豊田市の浦野酒造のお酒で、スッキリとした吟醸香の漂う美味しいお酒だった。

 

美味しいお酒を飲みながら頼んだのは、穴子の一本焼き。

この穴子が絶品だった。

 

肉厚の穴子に濃厚なタレが絡んで、上等な穴子の握りになっている。

完成度の高い穴子の一本焼きで、これを食べに来るだけでもいいと思うほど美味しかった。

 

これは生ハムだったかな。

そんなこんなで寿司もお酒も美味しくて、いい気分に。

 

会計もタッチパネルでするのだけど、タッチパネルは日本語だけでなく英語、中国語、韓国語などでも表示可能で、インターナショナルな仕様。

試しにオーダーしたものを英語で表示してみた。

完全な英語表記には間に合わないようで、日本語も混じっているけど、画像もあるから意味は通じる。

これなら外人さんでも大丈夫だ。

 

そんなこんなで数年ぶりの回転寿司だったけど、美味しかった。

ごちそう様でした。

 

今回、味わえなかった関の「丸吉寿司」へは、奥殿がぜひ行きたいとのことなので改めて行く予定だ。

次は予約するのはモチロンだけどね。

 

にほんブログ村 料理ブログ 今日作った料理へ
にほんブログ村