回転寿司のレーンに寿司を流す時代は終わっていた
- 2021.03.19
- 豊田市内

美味しい寿司が食べたくて、高速を飛ばして岐阜・関市の寿司屋「丸吉寿司」まで出向いたのだけど、予約満席で敢え無く敗退してしまったのはお伝えした通り。
その後うなぎ屋と和食の店の二軒にも振られてしまい、戦意喪失。
⇒ その時の記事
その日は岐阜・関でのランチに縁がなかったということで、一気に豊田まで戻ってきたけど、お腹はペコペコ。
外食のつもりだったから、奥殿もいまさら家でご飯を作る気にならないと言う。
で、どこかで食べることにしたけど、この時間(15時)では開いている店が限られる。
個人店はまずやっていないから、通しで営業しているチェーン店系の店に限られる。
向かった先は回転寿司の「魚魚丸」。
関まで寿司を食べに行った流れで、それで寿司にしたのだ。
往復140kmを走って一体私は何をやっているのかと後悔しきりだけど、たまにはこんなこともある。
午後も3時近くなので、魚魚丸も空いているだろうと思ったら大間違い。
満席で、空席待ちになっていたのだ。
とは言え5分も待たずに案内されたけど、回転寿司の繁盛ぶりにビックリ。
店の人に聞けば、昼や夕方などの混み合う時間は一時間以上の待ちはザラで、時には二時間待ちのことすらあるという。
新型コロナの自粛もどこ吹く風の賑わいで、緊急事態の宣言など別世界の話のようだ。
宣言慣れしてしまっているのかもだけど、それにしてもこの賑わいはスゴイね。
それはともかく、席に案内されれば先ずは一杯。
グイッといけばこれが抜群に旨い!
関から豊田に帰り着くまでの間、セブンカフェのカフェラテしか口にしていなかったので、余計に旨い。
そうそう、今の回転寿司はレーンに流れている寿司を取るのではなく、目の前に置かれたタッチパネルでオーダーするシステムになっていた。
オーダーを確定させれば、握りたてを店員さんが席に持ってきてくれる。
コロナの感染防止のためだろうけど、このスタイルがスタンダードになっているのだ。
オーダーの度に店員さんが手渡しで運ぶので、負担と手間はかかるだろうけど、これも時代の流れ。
回転寿司のレーンに寿司を流す時代は、終わっていたのだ。
レーンにはオススメのバナーが乗せられ、さびしく回っているだけ。
回転レーンの無い ”回転寿司屋” が現れるのも、時間の問題だろう。
お腹はペコペコなので、あれもこれも次々に頼んだ。
ご飯の量が多そうな鉄火からいってみた。
次いでしめ鯖の握り。
味は語るほどのことはない。
味わうより腹を満たすのが先決だ。
エビフライのマヨ巻き。
これは美味しかった。
卵焼き。
ちょっとお時間をいただきます、という焼きたての卵焼きで、これはかなり美味しかった。
店で卵焼きを焼いているとは知らなかったけど、意外に本格的なことをやっているものと、感心してしまった。
他にもバイ貝やマグロなどを味わって、腹ペコ状態から脱した。
お腹が収まればお酒が飲みたくなって、ビールからお酒にチェンジ。
お酒には全く期待していなかったけど、いいお酒が揃っていたのは予想外。
今は差別化を図らないと競合他社に負けてしまうから、それでお酒もいいものを揃えているのかも。
選んだのは「菊石」の純米吟醸。
地元、豊田市の浦野酒造のお酒で、スッキリとした吟醸香の漂う美味しいお酒だった。
美味しいお酒を飲みながら頼んだのは、穴子の一本焼き。
この穴子が絶品だった。
肉厚の穴子に濃厚なタレが絡んで、上等な穴子の握りになっている。
完成度の高い穴子の一本焼きで、これを食べに来るだけでもいいと思うほど美味しかった。
これは生ハムだったかな。
そんなこんなで寿司もお酒も美味しくて、いい気分に。
会計もタッチパネルでするのだけど、タッチパネルは日本語だけでなく英語、中国語、韓国語などでも表示可能で、インターナショナルな仕様。
試しにオーダーしたものを英語で表示してみた。
完全な英語表記には間に合わないようで、日本語も混じっているけど、画像もあるから意味は通じる。
これなら外人さんでも大丈夫だ。
そんなこんなで数年ぶりの回転寿司だったけど、美味しかった。
ごちそう様でした。
今回、味わえなかった関の「丸吉寿司」へは、奥殿がぜひ行きたいとのことなので改めて行く予定だ。
次は予約するのはモチロンだけどね。
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