緊急事態が引き金になって居酒屋のママが引退

緊急事態が引き金になって居酒屋のママが引退

 

行きつけの居酒屋のママが引退するという。

ママは以前からいつかは引退しようと思っていたらしいが、コロナの緊急事態宣言で、店の営業が出来なくなったのが引き金になったとか。

 

休業を要請され金銭的な補償もされているけど、店は営業してナンボのもの。

営業が出来ず、他にすることもない中途半端なのがイヤで、それでキッパリと引退することに決めたというのだ。

 

ママは引退するけど、店はそのまま残る。

店で働いてくれていた女性(Aちゃん)が、引き継いでやりたいというので、居抜きの形で譲ることにしたという。

 

ここで問題になるのは店の譲り方で、店は貸店舗なので大家さんがそれを認めてくれるかどうか。

認めてくれないとなると書類上だけでも一旦店を閉め、それから新しい店として新たに契約を結ばないといけない。

 

そうなれば敷金や保証金、前家賃などかなりの費用が発生する。

形は居抜きであっても、契約上は新しい店になるからだ。

 

そのことを大家さんに相談すれば、引き続き借りてくれるのなら新たに賃貸契約を結ぶのではなく、代表者の変更ということでいいとのこと。

大家さんによれば、いま店を閉めて出ていかれても、次に誰かが店を借りてくれる保証はない。

このコロナ禍の最中、新たに飲食店を始める人がいるとは思えないからだ。

 

このまま借りてくれれば、大家さんも家賃収入が確保できて助かるから、それで代表者の変更という形でOKしてくれたもの。

これで金銭的なハードルが下がり、Aちゃんが店を引き継いでくれることになったのだ。

 

ママが引退してしまうと店で会えなくなって寂しいね、と言えば、「よく言うよ、この一年、一度も店に来なかったのに」と言われてギャフン。


(イメージ)

コロナが明けたら一杯オゴるからからと、許しを請うた次第。


 

そんな話があった日の晩ご飯は、魚の煮付け。

家で出される煮付けと言えば、赤魚が圧倒的に多い。

 

その例にもれず、この日の煮付けも赤魚だった。

赤魚なら安く済むからだけど、これが美味しい。

 

煮付けといえばキンメダイが定番で美味しいけど、キンメは高価。

そこそこの大きさのものでも二千円前後はするから、家で飲むアテには贅沢に過ぎる。

 

家で飲むアテなら、数百円で買える赤魚で十分。

この日の赤魚は大きくて立派。

 

それに加えて厚揚げとチクワ、玉ねぎも一緒に煮付けられている。

厚揚げやチクワにも濃い目の甘じょっぱい煮付けの味が染みて、美味しいからね。

 

これはレギュラーで出されるトマトのサラダ。

完熟のトマトを塩とオリーブオイルで仕上げたサラダだけど、黒胡椒を振れば気分は一気にイタリアン。

 

ほぼ毎日食べているけど、これが飽きない。

ビールのアテにもよく合うし、美味しい。

こんなアテでイッパイだったけど、今日も美味しかった。

ごちそう様でした。


 

話は戻るけど、居酒屋のママが引退してしまうと、ママの作る美味しい料理が食べられなくなるのが残念。

だけどこれも時の流れ。

 

諦めるしかないが、わけぎとイカの ”ぬた” なんて絶品だったけどね。

今度飲む時に、”ぬた” の作り方を教えてもらおうか。

 

 

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