プジョー207と東濃の山間地をカッ飛びツーリング

プジョー207と東濃の山間地をカッ飛びツーリング

 

同級生がプジョーの207ccを買ってきた。

電動のリトラクタブルトップを備えた、お洒落なオープンカーだ。

 

走りたくて仕方ないようで、私のロードスターとツーリングに行きたいとのお誘い。

そのお誘いに乗って、梅雨の晴れ間に岐阜・東濃方面へツーリングに行ってきた。

 

ここは集合場所の豊田スタジアム。

雨上がりの快晴微風という絶好のツーリング日和に恵まれ、すがすがしい青空が広がっている。

 

待つほどのこともなく颯爽とやってきた207。

屋根を開けて走ってきたが、屋根を開けて走るのはオープンカー乗りの心得。

 

こうして並べてみると、プジョーのヒップラインのボリュームが凄い。

トップをトランクの中に入れるためにトランクが分厚くなり、ボリュームのあるヒップラインになっている。

プジョーのトランクが小山のようにそびえていて、後から見るとドライバーの頭が見えず、同じ理由でドライバーからも後ろが見にくく、バックがしにくいとか。

 

挨拶もそこそこに簡単にルートの打ち合わせを済ませ、ツーリングの開始。

今日は岐阜県の東濃地方(多治見とか恵那市方面)で遊ぶのだ。

 

先ずはR.419で旧小原村を抜け、世界一の狛犬から一気に道の駅「おばあちゃん市・山岡」へ。

ここまで一時間で着いてしまったが、スカッとした走りで気分も爽快そのもの。

 

屋根を開けて中速コーナーが続くワインディングを駆け抜ければ、至福のひと時が訪れる。

オープンエアの快適さを満喫してしまった。

 

観覧車のように見えるのは巨大な水車で、この道の駅のシンボル。

ただし水車と言っても水で廻っているのではなく、実はモーターで廻っているけどね。

 

ここで電動リトラクタブル トップの実演。

ヴィーンという音とともにトランクが逆に開き、メタルのトップが出てきてフロントピラーにピッタリ収まるまでに10秒ほど。

電動トップの開閉を初めて見た奥殿は「未来的!」と言っていたが、確かに未来的な動きだ。

 

道の駅にはこれと言った目ぼしいものはなく、見るだけ。

プジョーの彼も同じで、何も買わず。

 

水車は近くで見れば見上げるほどの大きさ。

カゴを付ければ観覧車になりそうだ。

 

先を急ぐことはないが、ここにいても仕方ないから先に進むことに。

彼の紹介の店でランチをするのだ。

 

着いたのは「山岡おばあちゃんの店」。

さっきの道の駅「おばあちゃんの市」に入っている食堂と同じ店とのこと。

 

おばあちゃんの店という通り、確かに ”元・お嬢さん” たちが頑張っている店だった。

そういう我々も ”元・お兄さん” だから、同じか。

 

ここでは「おふくろ定食」がメインで、これしかないとも言える。

ご飯をあじご飯、山菜おこわ、ちらし寿司の三種の中から選ぶだけで、お菜は全て同じ。

我々のように店内で食べていく人より、弁当のオーダーのほうが多かったのはコロナのためかも。

 

待つほどのこともなく出来た。

オォ、なかなか盛りがいいではないか。

そうそう、ここはセルフサービスで、食券を買って呼ばれたら取りに行くシステム。

 

受付のところに貼ってあった画像とは盛り付けが全然違うけど、こちらのが ”進化系” なのだろう。

そんな細かいことはどうでもいいことで、早速いただきま~す。

 

食べれば実家のおばあさんが作ってくれたような味で、懐かしくもホッコリとする。

洗練された都会的な味ではないが、体に馴染んだ優しい味。

懐かしさを覚えるご飯だ。

 

量は多い。

たくさん食べてね、というのもご馳走であって、それで量が多いのだろう。

私は食べきれず残してしまったけど、プジョーの彼は完食していたから、これは私だけのことかも。

 

おふくろ定食で満腹になり、次に向かった先は岩村城址。

ここは藩主が住んでいた下屋敷跡で、天守は奥の山の頂きにあったが現存はしていない。

 

この日は登らなかったが、立派な石垣が残っている。

岩村城は女城主の城としても有名で、織田信長の叔母が治めていた。

その叔母「おつやの方」が敵である武田方に付いたため信長に攻め落とされ、おつやの方は信長によって殺されるという悲劇の城なのだ。

 

ここでプジョーの彼から、思いもよらぬサプライズが。

207のトランクから取り出したのは、テーブルと椅子。

 

停めてあるプジョーの屋根が閉まっているのは、トランクから荷物を出すため。

屋根を開けた状態ではトランクに屋根が仕舞われていて、中の荷物が取り出せないのだ。

 

ガスバーナーでお湯を沸かし、コーヒーを淹れてくれるという。

しかもオツマミも持参で、これにはビックリ。

知らなかったけど、彼は珈琲通なのだ。

 

美味しいコーヒーを飲みながら話が弾んだのは言うまでもない。

振り返れば岩村の城下町が広がっている。

450年前も同じ景色が広がっていたと思うと、戦国武将たちの雄叫びが聞こえてきそうだ。

 

コーヒーブレイクも済み、ここからはR.257で上矢作へ。

そこから矢作ダムの湖岸道路を抜け、小渡おどからK.11で豊田へと進め、流れ解散。

 

久しぶりのツーリングで楽しかったし、プジョーの彼も嬉しそうで、ご同慶の至り。

機会があればまた走りに行きましょう。

 

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