中華鍋で鶏の山椒焼きを作ったけど、味に違いはあるのか

中華鍋で鶏の山椒焼きを作ったけど、味に違いはあるのか

 

家にはフライパンが4枚ある。

3枚はテフロン(フッ素)加工されたフライパンで、大小のサイズ違いが3枚。

 

そしてもう一枚は中華鍋だ(矢印)。

他のフライパンはフライパンと呼ぶけど、中華鍋だけは「鍋」と呼ぶのが不思議。

ナゼ中華のフライパンを「鍋」と呼ぶのかは知らないけど、焼く、炒める、揚げる、煮る、茹でる、蒸すなど多用途に使えるから「鍋」と言うのかも。

 

この中華鍋がいま密かにブームになっているらしい。

コロナ禍のためステイホームが続き、時間に余裕ができたダンナさんが料理に目覚めたためとか。

 

男は何か始めるとなると、道具にこだわるもの。

出来るかどうかは別として、それなりの道具を持つと出来る ”気” がするのだ。

 

炒めものをするならフライパンでいいのだが、男として中華鍋を振る姿がカッコいいではないか。

それで中華鍋がよく売れているらしいのだが、私もご多分に漏れずそのたぐいで、さっそく中華鍋を使ってみることにした。

 

これが家の中華鍋で、もう何十年も前から家にある。

今まであまり出番がなかったのは、鉄の中華鍋は焦げ付きやすいと思っていたから。

だけどBSフジ「植野食堂」の中で中華鍋の特集があり、そこで中華鍋の素晴らしさを知ることに。

 

中華鍋は鉄で作られているため、高い温度で料理ができる。

それが最大のメリットで、ガンガンと使っても壊れない丈夫さもある。

 

それと焦げ付きやすいのは使い方が悪いのであって、鉄肌に油を馴染ませれば焦げ付かないとか。

そう言えば中華鍋で調理をしている場面では、鍋に油をしっかりと馴染ませてから調理している。

 

それに対してテフロン加工されたフライパンの最大のメリットは、焦げ付かないこと。

ただしテフロンゆえのデメリットも有る。

 

テフロンは合成樹脂なので高温に弱い。

温度でいえば250℃が限界で、それ以上になるとテフロンが溶ける。

 

アルミの本体にテフロンをコーティングしたものなので、テフロンはいずれ剥がれる。

そのため普通に使っていても早ければ一年、長くても数年でダメになる。

 

その点、中華鍋は500℃でも大丈夫だけど、家のコンロではそこまで上がらないし必要もないけどね。

中華鍋は鉄製なので耐久性は抜群で、普通に使っているなら半永久的に使える。

 

蓄熱性も中華鍋の方が高く、感覚的にはテフロン加工されたフライパンの倍はある感じ。

鉄製の中華鍋は冷めにくいけど、アルミ製のテフロンのフライパンは冷めやすいのだ。

 

詳しいことはここでは省くけど、興味のある方は下記を参照願いたい。

テフロンのフライパンが家庭料理をまずくする?

 

そんなこんなで、ずっと使っていなかった中華鍋をリバイバルで登場させてみた。


 

久しぶりに引っ張り出した中華鍋。

裏側に炭のようなものがこびりついていて、黒いすすが落ちる。

それがイヤで、ススを落とすことにした。

 

使う道具はカセットコンロとヘラ。

中華鍋をガスコンロで炙って、このヘラで焦げをかき落とす作戦。

 

先ずは中華鍋をコンロで炙る。

カセットコンロを使って外でやっているけど、家のガスコンロでこれをやると火災報知器が鳴りそうだからネ。

 

外なので遠慮なく炙れば、こびり付いた焦げが燃えてくる。

どこまで燃やすかは、やる人の根性次第。

あまり加熱しすぎるとカセットガスが爆発するかもなので、ここでは根性をあまり見せずに適当に。

 

この状態でヘラで焦げをこそげ落とす。

ガリガリとこすれば長年の焦げも落ちる。

 

これを何度か繰り返せばキレイになった。

こんな乱暴なことをやっても、びくともしないのが鉄のいいところ。

 

キレイになった中華鍋をさっそく使ってみた。

作っているのは鶏の山椒焼きで、鉄製のお玉も使ってジャーッと勢いよく炒めれば、気分は中華のコック。

 

多めの油で炒めていたので途中で油を切ったけど、こんな時にあると便利なのが、穴の開いた中華鍋みたいな油切り。

下の画像は参考のために載せてみたけど、こんな洒落たものは家にはない。

正式にはジャーレン(炸鏈)というらしいが、無いからザルで油を切った。

 

ザルでも用は足りるけど、やはり道具に拘るのが男の性。

こんなジャーレンが欲しくなってしまった。

これを使っても味に変わりはないが、男は格好から入りたがるものなのだ。

 

それはそれとして、鶏の山椒焼きだ。

味付けはすき焼きのタレに丸投げし、出来たのがコレ。

中華鍋で作った鶏の山椒焼きの出来はどうか。

 

さっそくカンパイ。

いつもの鶏の山椒焼きだけど、これが美味しい。

 

表面はしっかり焼けているけど中はフワッとした仕上がりで、いい感じなのだ。

これが中華鍋を使った効果なのかは判然としないけど、テフロンのフライパイで作ったものとは明らかに仕上がりが違う。

鶏肉に焦げ目が付いているのだ。

 

奥殿も同じ感想だったから気のせいとも思えないが、何度か作ればハッキリするだろう。

そうなるとジャーレンも欲しくなってしまうけど、買っちゃう?

この日は久しぶりに中華鍋を使ってみたけど、それで作った鶏の山椒焼きが美味しかった。

ごちそう様でした。

 

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