アルプスの展望台のような「cafe音鳴」でランチ【愛知県 設楽町】
- 2021.12.13
- ツーリング

風もなく、スキッとした青空が広がる冬晴れの休日。
こんな日はツーリングに限るということで、気になる cafe を目指して出かけてきた。
気になる cafe とは、奥三河・設楽町にある「音鳴」。
先月の紅葉ツーリングのときに見つけて、いい雰囲気を感じた店だ。
設楽町は標高の高い山間地で、本格的に寒くなると路面が凍結する。
そうなると冬タイヤの用意のないロードスターでは行けず、春まで待つことになるので今日行くことに。
ルートはR.301で下山へ出て、そこから K.363 ⇒ R.473 ⇒ R.257 でつなぐワインディングロード。
一部に1.5車線の部分があるけど、交通量の少ない快走路だ。
パキューンとかっ飛んで着いた「cafe音鳴」。
最近建てた感じで、オシャレでキレイな店。
店の後ろにはアルプスかと見紛うほどの、ゴツゴツとした岩山が連なっている。
身近な所にこんな険しい山があるとは思いもしなかった。
それと後で気づいたことだけど、駐車場の下は谷で、急角度の崖で切れ落ちている。
落ちるとかなりヤバいことになりそうなので、駐車は丁寧にしないと。
早速入店だ。
店は山並みの眺望を生かしたガラス張りで、開放感タップリ。
コンパクトな店だけど、カウンター席が四席に大きめのテーブルが一つというゆったりとしたレイアウトで、狭い感じはまったく無い。
この店のウリは、何と言ってもこの景色。
画像で見るより実際は山がもっと近く、ド迫力な雰囲気に圧倒される。
アルプスの展望 cafeとでも呼びたいほどの景色が広がり、夜明けや夕方の、空がグラデーションに染まる様子が見てみたいものだ。
メニューはこの通り。
ランチにケーキ、それにコーヒーなどのドリンクしかないけど、困ることはない。
あれこれあったとしても、結局はランチを選ぶのだから。
待つほどのこともなく運ばれてきた ”おまかせランチ”(850円)。
ご飯にコーンスープ、それにワンプレートに盛られたおかずの数々で、かなりのボリューム。
ワンプレートのメインは、鮭(銀鮭?)のクリーム煮とパイ生地に包まれたキノコ料理というオシャレさ。
そしてこれが美味しい。
こんなことを書いては失礼だけど、設楽町という田舎にあるカフェにしては都会的な料理。
ママが都会出身の人なのかと思えば、生まれも育ちもココ設楽町と言うジモッピー。
サラダもタップリあって、これもいい雰囲気。
美味しくて、そして新鮮。
豆皿に盛られたお豆の炊いたんやヒジキもいい味で、お菜はタップリある。
量が多いのは「たくさん食べてね」という気遣いかも。
少し柔らかめに炊かれたご飯も美味しくて、お代わりしてしまった。
このランチに使っているお米や野菜は、もしかすると自家製かもしれないけど、ご飯や野菜が美味しいのはそれだけでご馳走になる。
それとご飯のお代わりは自由。
窓の外に広がる山並みを見ながらの食事はいい感じで、別荘にでもいるような感覚になる。
ママにあの高い山の名はと聞けば、鹿島山とのこと。
標高は900m以上あるというから、愛知県の中では高い山だ。
恐竜の背中のようなゴツゴツした稜線を登る人も多く、鎖場もあるハードな登山コースがあるとか。
ママも登ったことがあるのと聞けば、中学校の遠足で登ったことがあるけど、かなりキツく、お陰で山が嫌いになってしまったということで、大笑い。
この位置からは見えないけど、鹿島山の奥に大鈴山というもう一つの頂きがあり、鹿島山から縦走で行けるとのこと。
鹿島山は眺望が悪いが、大鈴山からは南アルプスが目の前に広がり、人気がある山とのことだ。
熟女二人(本人談)で回しているここは、アットホームな暖かさに包まれたいい感じの店なのだ。
田舎の店にありがちなベタっとした接客ではなく、付かず離れずの程よい間合いの接客で、好感が持てる。
ランチの味もそうだったけど、都会的な洗練された雰囲気。
設楽は戦国時代の歴史にも登場する所で、設楽ヶ原の戦いで大敗した武田勝頼が、本拠地の甲斐まで逃げ帰るときに起きた事件の町。
ここには戦国の世の悲しい話があるのだ。
⇒ 田峰城
そんな昔からの城下町なので、田舎とはいえ洗練された雰囲気があるのかもしれない。
居心地のいい cafe を後にして、向かったのはお酒の「空」で有名な関谷酒造。
愛知県では有名な酒蔵で、お酒の好きな人なら知らない人はいないというほど有名な蔵。
買わせてもらったのは量り売りのお酒。
一合瓶というミニチュアサイズの「空」も売っていたけど、ここでしか買えないものをということで量り売りのお酒にした。
そのための空ビンも持参してきたからね。
買ったお酒がこれ。
早速このお酒で一杯にしたけど、話が長くなってきたのでこの続きは次回ということで。
設楽町にあるcafe 音鳴。
営業は週末の金土日だけなので、行かれる方はご注意を。
⇒ cafe 音鳴(設楽町観光協会)
山間地のカフェではあるけど、都会的な雰囲気の店で、また寄りたい。
居心地がよくランチも美味しくて、ごちそう様でした。
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