乾燥キクラゲは熱湯で5分で戻すことが出来る
- 2022.01.19
- 家飲み/家食べ
乾燥キクラゲがある。
奥殿によれば誰かに貰ったものとか。
キクラゲといえば中華料理に入っているものを思い浮かべるが、コリコリとした独特の食感が楽しめる。
この日は野菜炒めとギョーザ、それに焼きそばと言う中華テイストな晩ご飯なので、キクラゲを使ってみることにした。
だがキクラゲを使ったことがない。
キクラゲもキノコの一種で、それを乾燥させたものだから干し椎茸と似たようなもの。
それにペラペラな紙状の薄いものなので、水で戻せばなんとかなるのでは。
ということで、早速水で戻すことにしたのがコレ。
ところが10分経っても20分経っても、全然変化しない。
手で触ってもカチンコチンのまま。
どうすればいいのかと Google 先生に聞けば、乾燥キクラゲを水で戻すには6時間!かかるとのこと。
6時間もかかっていては、晩が飯が真夜中過ぎの ”深夜食堂” になってしまうではないか。
先に調べてから作り始めればいいのだが、それをしない私がアホ。
まあキクラゲなしでも野菜炒めぐらい作れるからいいけどと、スマホの画面を読み進めれば、6時間も待てない人は熱湯で戻すという方法もあると書いてあった。
そんな手があるのなら先に言ってヨ、と言いたいところだが、ここは押さえて、そのまま火にかけた。
火にかけて5分もすればこんな状態に。
これが食べるものには見えず、気味の悪いコウモリのような感じを受けるけど、間違いなくキクラゲだ。
それとはじめの大きさに比べると、メッチャ大きくなっている。
こんなに大きくなるものかと、これもスマホで調べれば、乾燥キクラゲは水で戻すと7倍の大きさになるとあった。
使うキクラゲを一個だけにしておいてよかった。
こんなの二つも三つも戻していたら、とても使い切れないからね。
戻したキクラゲを刻んだのがこちら。
ラップがかけてあるので見づらいけど、かなりの量がある。
白菜やニンジン、タマネギにキャベツなども刻んで、野菜炒めの準備は完了。
肉抜きの野菜オンリーの野菜炒めだ。
家にある一番大きなフライパンで野菜を炒めていく。
味付けは塩と本だし、それに味の素。
これだけで美味しい野菜炒めができる。
仕上げにごま油を垂らせば出来上がり。
キクラゲがいい感じに効いていると思うが、いかがだろうか。
これは買い置きのスパゲッティサラダ。
居酒屋の突き出しといった感じで、ビールのアテにはよく合う。
ギョーザは後回しにして、先ずはビール。
野菜炒めもギョーザも熱々が美味しいから、時間差をつけて出来立てを味わうことにしたのだ。
ビールをグイっといけばやはり旨い。
キクラゲを入れた野菜炒めは、コリコリとした食感が味わえて、街の中華屋さんが作る野菜炒めの雰囲気に近い。
奥殿からもコレ使えるネという一言と、美味しいという言葉もあった。
こうして奥殿に ”乗せられ” 、私が担当する料理の範囲が、際限なく拡がっていくことになるのだ。
続いて作ったのはギョーザ。
いつもと同じ味の素の冷凍ギョーザで、いつもと同じように美味しい。
家では餃子が作れないので、ギョーザといえば味の素の冷凍モノの一択。
だけどこの冷凍ギョーザが美味しくて、これで何の不満もない。
それどころか店で食べる餃子よりも美味しいとさえ思う。
しかもこれがたったの200円以下で味わえるのだから、味のコストパフォーマンスは抜群に高い。
そのため最近は店でギョーザを頼んだことがないが、これで十分に満足だ。
中華テイストな晩ご飯の締めは焼きそば。
焼きそばで使った具材は野菜炒めと全く同じ。
同じ具材も使っても、味付けとか調理の仕方で別の料理にもなるという典型的な例だ。
キクラゲももちろん入っている。
キクラゲが入るだけで、単なる焼きそばが一段とグレードアップした感じがするし、実際美味しい。
奥殿によれば、キクラゲは高いものではないとのこと。
これを入れるだけで食感がグッと引き立つのだから、これからも遠慮なく使える。
これが戻すのに6時間もかかっていてはとてもじゃないけど、熱湯で5分もあれば戻すことができるのだから気楽なものだ。
キクラゲという新しい食材との出会いで、料理の輪郭が広がった感じがする。
今日も美味しかった、ごちそう様でした。
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