寿司が食べたくて岐阜・恵那岩村まで行ったけど、まさかの臨時休業
- 2022.06.06
- ツーリング
最近ツーリングに行っていない。
それに外食もしていない。
それを両方叶えるために、岐阜県の恵那・岩村まで寿司ツーリングに行くことにした。
寿司を食べるために、わざわざ海なし県の岐阜へ行くとは妙な感じだが、今は食材の流通がいいので山間地でも旨い寿司が味わえる。
いい食材は産地から消費地へ流れるから、山間地といえども心配は無用なのだ。
大間の本マグロもいいものは東京・豊洲市場へ行ってしまい、却って地元の大間にはいいマグロがない。
これは極端な例だけど、産地だからいいものが食べられるとは限らないのだ。
それはともかく、美味しい寿司を求めて恵那・岩村へのツーリングのスタートだ。
目的の店は恵那市岩村にある「寿司幸」。
本店は恵那市の旧中山道沿いにあり、岩村の店はその支店で「寿司幸−岩村やなぎ屋店」というのが正式な店名。
「やなぎ屋店」というのは、ゲストハウス(民宿)のやなぎ屋の店内に併設されているから。
ここは築100年になる建物で、元は染め物工場だったのをリニューアルしたもの。
格子戸が岩村の城下の街並みによく似合う。
⇒ やなぎ屋
店に着いたけど、何か様子がおかしい。
人の気配がしないのだ。
あれ~?と思いながら中に入ってみれば、こんな張り紙が。
ガーン!、まさかの臨時休業 !!
せっかく豊田から 60㎞ の距離を飛ばしてきたのにネ。
居合わせたやなぎ屋の主人に聞けば、コロナのために休業していて、規制がなくなった今も休業しているとのことだ。
ご主人からは、寿司なら恵那の本店へ行かれたらどうかと。
ただし今日は端午の節句(旧暦)の朴葉寿司で忙しいから、昼の営業をやっているか確かめた方がいいと言う。
⇒ 寿司幸
ここから恵那までは車で30分ほどかかる。
それで営業していなかったら目も当てられないからね。
電話して確かめようと思ったけど、今日は岩村のこの店で食べたかったのであって、寿司ならどこでもいいということではない。
なので今日は諦めた。
この古風なカウンターで寿司が味わいたかったのだが、今日は縁がなかったということだ。
残念ながら寿司は食べられなかったけど、ここへ来るまでのツーリングは楽しかった。
往路は豊田から R.153で足助を抜け、稲武から R.257で岩村へ向かうルート。
この日は初夏のような爽やかな日だったので、バイクもオープンカーも多く走っていた。
足助の手前で出会ったのはこの車。
英国の古い MG だ。
信号で離れてしまったけど、コーヒーにしようと稲武のセブンイレブンに寄ったら、その MG に再会。
オーナーに綺麗にされてますねと話しかければ、再塗装したとのこと。
それでもここまで綺麗に維持するのは大変でしょうと言えば、手間も金がかかりますと。
1975年式とのことなので車齢は47年!にもなり、一度エンジンがイカれてしまい乗せ替えたとか。
そのことを嬉しそうに語る姿から、手間がかかることがイヤではなく、むしろ楽しんでる雰囲気。
魅力的だが手間のかかる女に惚れた男と同じで、そんな女に惚れた男の弱み。
男にはそんなアホなところがあるのだ。
私はそんなアホで一途なところのある男が好きだ。
ホンの数分の短い立ち話しだったけど、初対面なのに MG 氏との会話が弾んでしまうのは、私も同類のアホだからか。
セブンカフェでは、いつもカフェラテ。
これが好きなのです。
カフェラテを飲んでいれば、隣りに入ってきたのがこんなビッグバイク。
ホンダのゴールドウィングで、水平対向6気筒のエンジンを積み、排気量は1800cc もあって私のロードスターと同じ排気量。
彼はビッグバイク、私はロードスターということで、2輪と4輪の違いはあるけども、どちらも風が当たるマシーンということは同じ。
さっきの MG 氏もそうだけど、風の当たるマシーンに乗る人は、フレンドリーで心がオープンな人が多い気がする。
このゴールドウィンの人ともあれこれ話しが弾んで楽しい。
どこもかもピカピカに磨かれていて、すごい綺麗ですねと言えば、もう20年も乗っているとのこと。
とても20年も乗ってるように見えないのは、彼のバイクに対する愛情だろう。
彼から今日はどちらへとのことで、岩村の寿司屋へと応えたけど、走ってること自体が楽しいのは彼も私も同じ。
ツーリングとはそういうもので、目的地へ行くことが目的ではなく、走ることそのものが目的なのだ。
だけど無目的に走るのもツマラナイもので、今日は岩村で寿司をということだったけど、初めに書いた通り臨時休業で沈没。
岩村にいても仕方ないし、それにお腹も空いたので豊田まで帰ることに。
今日は寿司の口になっているので、向かった先がここ。
往復4時間かけてたどり着いたのは、何のことはない、地元豊田市の回転寿司屋。
4時間も遠回りするなんて、傍から見れば無駄なことをと思われるかもだが、私にとっては充実した楽しい時間。
ツーリングは思わぬ出会いもあって、人生を豊かにする楽しいひと時なのだ。
まだまだ行きますよ。
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