醤油辛くて私には合わなかった「鳥兵」の鶏料理【岐阜・恵那市岩村】

醤油辛くて私には合わなかった「鳥兵」の鶏料理【岐阜・恵那市岩村】

 

涼しい高原へと思いつつ、出かける時間が遅くなってしまい、近場のツーリングへ。

向かった先は岐阜県の恵那市岩村。

 

岩村は女城主の城下町として有名だけど、町に興味があるのではなく、食べに行きたい店があるのだ。

行きたい店は三つあり、鳥料理屋の「鳥兵とりひょう」に洋食の「グリーンハーブ」、それに「岩村茶寮」の三店。

 

岩村茶寮はかなり前に行ったことがあるけど、店主高齢化のため店を譲り、今は別の店になっている。

店名はそのままでもメニューは一新され、喫茶店から料理屋に変わったとか。

 

新しいオーナーはプロのコックだそうで、洋食がメインだけど和食や寿司も出る。

そして出される料理は素晴らしく、かなり上等な料理が出されるらしい。

岩村茶寮

 

一番行きたいのはこの岩村茶寮だけど、行ったことがあるということで次回にし、今回は見送った。

で、残る鳥兵とグリーンハーブで迷ったけど、今回は鳥兵に行くことに。

 

外で鳥料理を食べた記憶が殆どないので、それで「鳥兵」にしたのだけど、結果は私には合わなかった。

ネット上では評価が高かったのだけど、味の好みは人それぞれと言うことだ。

 

詳しくは後半部分で書くけど、それはそれとして岩村の鳥兵を目指して出発進行。


 

ルートは豊田からR.153で稲武いなぶへ向かい、そこからR.257で岩村を目指す。

いつもの道ではあるけど、正確に言うとちょっと大回りでもある。

このルートを選んだのは、稲武にある道の駅「どんぐりの里いなぶ」が改装されて、どんな風になったのか見たいということもあったのだ。

 

リニューアルオープンした道の駅は混んでいた。

学校が夏休みに入った最初の週末ということで、それもあって混んでいたのかもしれない。

 

基本的なレイアウトは変わっていないけど、一番の目当ての物品販売の方は雰囲気が変わっていた。

地元の農家さんたちの野菜コーナーが大幅に縮小され、それに代わって奥三河の土産物がたくさん並んでいた。

 

今までは無かった足助のZIZI工房のハムや、山ごぼうの味噌漬けなどの ”製品” が大幅に増えているのだ。

これはこれでアリなのかもしれないが、土産物屋になった感じ。

 

地元の農産物を優先せよとは言わないけど、観光地にあるドライブインのような雰囲気なのだ。

この方が地元が潤うのかもしれないが、今までの楽しさや賑わいが無くなった気がする。

 

前から好評だったパンのコーナーは、大幅に面積を増やしていた。

ちょうどパンが焼きあがったタイミングだったようで、レジは大混雑。

 

山間地でも焼きたてのパンはよく売れるのだ。

個人的には以前のような ”地元密着型の店” の方が性に合うが、どうなんだろうか。

 

稲武でR.153に別れを告げ、R.257へ。

R.257に入ると車も少なくなり、また曲率の大きい中速コーナーが続き、気分良く流せる。

 

気持ちよく走って着いたのが岩村の町。

町自体が古い城下町のままで、往時の雰囲気を残している。

上の画像の正面に岩村城があったのだが、天守は失われ、今は石垣しか残っていない。

 

戦国時代には武田方と織田・徳川方で争われた地域で、この岩村城も戦いの舞台になった所。

その戦いの中、武田方として戦い亡くなっていった女城主の「おつやの方」は、織田信長の叔母。

美貌のおんな城主「おつやの方」

 

岩村は、戦国の世から続くの歴史の町なのだ。


 

我々の目指す鳥兵は、岩村の城下町の一角にある。

ちなみに行こうと思っていた「グリーンハーブ」は、この店の目と鼻の先にあるので、雰囲気を覗きに行ってきた。

 

通りから引っ込んでいるので目立たないけど、こんな看板が出ているので迷うことはない。

鳥兵から徒歩30秒の距離。

 

ここがそのグリーンハーブ。

奥殿はこちらが好みのようだったけど、今度はここにするからと、鳥兵へ。

 

鳥兵は綺麗な店で、大幅に改装された様子。

靴を脱いで上がり、案内されたのはテーブル席。

 

店の真ん中に、幅30~40 センチほどもある太い大黒柱が立っているのにびっくり。

これを生かして改装したのだろうけど、元が立派な建物なのだろう。

 

メニューは多い。

定食類や丼ものに一品料理から麺類、それに宴会料理まで揃っている。

この中から肝焼き定食と親子丼を頼んだ。

どちらも恵那鶏と名が付いていて、この地方の地鶏なのかも。

 

待つほどの事もなく運ばれてきた、肝焼き定食。

パッと見、量は多そう。

 

こちらは奥殿の親子丼で、味噌汁付き。

早速いただきま~す。

 

初めて食べる鶏の肝焼き。

鶏のレバーとか砂肝?などが入っていて、やはり量が多い。

 

それよりも味が濃い。

ご飯に合うといえばその通りだが、とにかく味が濃くてご飯なしでは食べられない。

 

味噌味ではないけど、単純な醤油味でもない。

決して不味いのではないけど、私には味が濃すぎる。

 

濃い味がウリの三河育ちの私でも濃いと思うほどなので、薄味の京都や大阪の人達ではとても食べられないのでは。

味が濃いので、ご飯は進むけどね。

 

奥殿の親子丼もご飯の量が多く、手伝ってほしいとのこと。

私の肝焼きの味が濃いので、親子丼のご飯と鶏肉をもらったけど、この鶏肉が柔らかくてとても美味しかった。

 

個人的にはトロリとした半熟卵の親子丼が好きだけど、ここは火の通った仕上がり

店によって作り方が違うが、鶏肉の美味しさは素晴らしかった。

 

何とか頑張って完食した肝焼き定食。

赤味噌で仕立てられた赤だしも濃い目の味で、この地方は全てに味が濃いのかもしれない。

丁寧に作られた料理だったけど、味の方向性が合わなかったのが残念。

 

とはいえ、地方によっていろんな味があるのも楽しいものだ。

濃い味にはちょっと参ったけど、ごちそう様でした。

鳥兵

 

今度は岩村茶寮かな。

 

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