もらった恵那栗で「栗きんとん」に初挑戦

もらった恵那栗で「栗きんとん」に初挑戦

 

※ この記事にある「岩村茶寮」は営業をやめたとのことです (2022-09-27 追記)

 

雨模様の週末が続いていたけど、久しぶりに晴れた週末。

前から行きたかった和食の店を目指して、ツーリングに行ってきた。

 

向かった先は岐阜県の恵那市・岩村にある「岩村茶寮」。

この店へは7~8年前に行ったことがあるけど、その当時は喫茶店だった。

 

今は店のシェフも変わり、寿司もある和洋食の店になったとか。

HPにも美味しそうな料理の画像が並んでいて、そそられる。

 

岩村は距離も70Kmほどと近く、一時間半もあれば行ける手軽なツーリングコース。

ということで岩村を目指してスタートだ。

 

途中、寄ったのは R.153にある稲武いなぶのセブンイレブン。

こっちに来たときは、いつもここで一服するのが通例になっている。

 

カフェラテを買うつもりが、ついでに肉まんも買ってしまった。

レジに並んでいたら美味しそうな肉まんが目に入り、思わず衝動買い。

 

実は私、セブンイレブンの肉まんが好き。

今季初の肉まんは相変わらず美味しかったし、同時に季節の移ろいも感じる季節モノなのだ。

 

ここからはR.257で一気に岩村へ。

着いたのは目的の岩村茶寮だけど、なんか雰囲気がおかしい。

人の気配がなく、営業していない様子。

 

もしかして閉店しちゃった?

隣りの畑で草刈りをしていたおじさんに、この店のことを聞けば、だいぶ前からやっていないよとのこと。

ガビ~ン、70Kmの距離を走ってきたのにネ。

 

さてどうしようか。

他の店に行くのもいいけど、ここを目指して来たので別の店が思い浮かばない。

 

一息入れようと一服していれば、立派な栗の木があるのが目に止まった。

そういえばここは栗きんとんで有名な「恵那・川上屋」のお膝元で、この辺りは恵那栗の産地。

 

何気に下を見れば、こんな立派な栗も落ちているではないか。

奥殿が持って帰って飾りに使いたいとのこと。

 

さっきのおじさんに、これ拾ってもいいですか?と聞けば、いいけど、それは道に落ちていたもので私が隅に寄せたもの。

もっとキレイな栗があるからそれを持っていきなと、軽トラックから栗を出してくれるのだ。

エーッそんな、と遠慮していていれば、袋はないかとのことで、奥殿が買い物袋を差し出せばそれに詰めてくれるのだ。

一面識もない通りすがりの我々に、なんというありがたいことかと。

 

もらった栗はこんな感じで、恵那栗とか。

上の画像はもらった栗の一部で、この三倍ぐらいはある。

 

何のお礼もできず恐縮だけど、ありがたく頂くことに。

店はやっていなくて残念だったけど、それを遥かに凌ぐ嬉しい出来事。

おじさんの親切な心に打たれて、岩村がますます好きに。

 

そんな嬉しい出来事があって、ランチなんてどうでもよくなってしまった。

ここは家に帰って一杯飲むことにし、一気にリターン。


 

帰りの道中でもらった栗をどうしようと話していて、決まったのは栗きんとんにすること。

作ったことはないけど、何とかなるでしょ。

栗きんとんの作り方をネットで調べたけど、意外に簡単そう。

栗を40~50分茹でて栗を剥き、練って茶巾絞りにすれば出来上がりとか。

 

栗、茹でます。

茹で時間は40分。

 

その間にトーストとコーヒーで軽く食事。

肉まん以外何も食べていないから、腹が減っているのだ。

 

茹で上がった栗を半分にカットし、スプーンで栗をかき出す。

ここに写っているのは半分ほどで、実際はもっとある。

 

取り出した栗はこれだけあった。

669g。

栗きんとんを作るにはすごく多い量なのかも。

 

砂糖(グラニュー糖)混ぜます。

砂糖の加減が分からないので、控え目にして40gでやってみた。

 

練ります。

マッシャーを使って練り始めたけど、これが全然練れない。

 

スプーンに替えて練ればこれが上手くいくけど、体力勝負の力技。

とにかく疲れる。

 

フーフー言いながら奥殿と交代しながら練れば、こんな感じになってきた。

どこまで練ればいいかは、作る人の感性による。

栗の粒感が残る程度がいいのか、練り物のような感じがいいかは作り手次第。

我々は体力の限界という全く別の理由で、粒感が残るここまででギブアップ。

 

それをラップで茶巾絞りにしたのがコレ。

食べればこれが美味しい!

自画自賛ではなく、本当に美味しいのだ。

 

体力がもたず粒感が残る栗きんとんになったけど、栗の食感が味わえて却っていい感じに。

砂糖も少ししか入れなかったけど、栗の持つ風味と甘味が感じられ、上品な甘さで美味しいのだ。

 

茶巾絞りが上手くできればもっと見栄えが良いだろうけど、これは慣れるしかない。

茶巾絞りは何度でもやり直せるから、気に入るまでやればいいのだけど、面倒で適当なところで妥協。

 

次を作ってみた。

今度は三個を一気喰い。

 

砂糖クドくないので飽きずに食べられる。

とは言え5個も食べてお腹が膨れ、ここまで。

 

一個 25gで作っているから、30個近く作れそう。

練った栗はまだあるので、残りは明日以降の楽しみということで。

思わぬ形で手に入った恵那栗で作った栗きんとん。

美味しい栗きんとんが家で作れるのだから、もう高価な栗きんとんを買う必要は無くなった

 

今日は岩村の心が詰まった栗きんとんで、ごちそう様でした。

そうそう、岩村で出会ったあのおじさんにお礼を言わないとね。

美味しい栗をありがとうございました。

 

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