もらった恵那栗で「栗きんとん」に初挑戦
- 2022.09.26
- 家飲み/家食べ
※ この記事にある「岩村茶寮」は営業をやめたとのことです (2022-09-27 追記)
雨模様の週末が続いていたけど、久しぶりに晴れた週末。
前から行きたかった和食の店を目指して、ツーリングに行ってきた。
向かった先は岐阜県の恵那市・岩村にある「岩村茶寮」。
この店へは7~8年前に行ったことがあるけど、その当時は喫茶店だった。
今は店のシェフも変わり、寿司もある和洋食の店になったとか。
HPにも美味しそうな料理の画像が並んでいて、そそられる。
岩村は距離も70Kmほどと近く、一時間半もあれば行ける手軽なツーリングコース。
ということで岩村を目指してスタートだ。
途中、寄ったのは R.153にある稲武のセブンイレブン。
こっちに来たときは、いつもここで一服するのが通例になっている。
カフェラテを買うつもりが、ついでに肉まんも買ってしまった。
レジに並んでいたら美味しそうな肉まんが目に入り、思わず衝動買い。
実は私、セブンイレブンの肉まんが好き。
今季初の肉まんは相変わらず美味しかったし、同時に季節の移ろいも感じる季節モノなのだ。
ここからはR.257で一気に岩村へ。
着いたのは目的の岩村茶寮だけど、なんか雰囲気がおかしい。
人の気配がなく、営業していない様子。
もしかして閉店しちゃった?
隣りの畑で草刈りをしていたおじさんに、この店のことを聞けば、だいぶ前からやっていないよとのこと。
ガビ~ン、70Kmの距離を走ってきたのにネ。
さてどうしようか。
他の店に行くのもいいけど、ここを目指して来たので別の店が思い浮かばない。
一息入れようと一服していれば、立派な栗の木があるのが目に止まった。
そういえばここは栗きんとんで有名な「恵那・川上屋」のお膝元で、この辺りは恵那栗の産地。
何気に下を見れば、こんな立派な栗も落ちているではないか。
奥殿が持って帰って飾りに使いたいとのこと。
さっきのおじさんに、これ拾ってもいいですか?と聞けば、いいけど、それは道に落ちていたもので私が隅に寄せたもの。
もっとキレイな栗があるからそれを持っていきなと、軽トラックから栗を出してくれるのだ。
エーッそんな、と遠慮していていれば、袋はないかとのことで、奥殿が買い物袋を差し出せばそれに詰めてくれるのだ。
一面識もない通りすがりの我々に、なんというありがたいことかと。
もらった栗はこんな感じで、恵那栗とか。
上の画像はもらった栗の一部で、この三倍ぐらいはある。
何のお礼もできず恐縮だけど、ありがたく頂くことに。
店はやっていなくて残念だったけど、それを遥かに凌ぐ嬉しい出来事。
おじさんの親切な心に打たれて、岩村がますます好きに。
そんな嬉しい出来事があって、ランチなんてどうでもよくなってしまった。
ここは家に帰って一杯飲むことにし、一気にリターン。
帰りの道中でもらった栗をどうしようと話していて、決まったのは栗きんとんにすること。
作ったことはないけど、何とかなるでしょ。
栗きんとんの作り方をネットで調べたけど、意外に簡単そう。
栗を40~50分茹でて栗を剥き、練って茶巾絞りにすれば出来上がりとか。
栗、茹でます。
茹で時間は40分。
その間にトーストとコーヒーで軽く食事。
肉まん以外何も食べていないから、腹が減っているのだ。
茹で上がった栗を半分にカットし、スプーンで栗をかき出す。
ここに写っているのは半分ほどで、実際はもっとある。
取り出した栗はこれだけあった。
669g。
栗きんとんを作るにはすごく多い量なのかも。
砂糖(グラニュー糖)混ぜます。
砂糖の加減が分からないので、控え目にして40gでやってみた。
練ります。
マッシャーを使って練り始めたけど、これが全然練れない。
スプーンに替えて練ればこれが上手くいくけど、体力勝負の力技。
とにかく疲れる。
フーフー言いながら奥殿と交代しながら練れば、こんな感じになってきた。
どこまで練ればいいかは、作る人の感性による。
栗の粒感が残る程度がいいのか、練り物のような感じがいいかは作り手次第。
我々は体力の限界という全く別の理由で、粒感が残るここまででギブアップ。
それをラップで茶巾絞りにしたのがコレ。
食べればこれが美味しい!
自画自賛ではなく、本当に美味しいのだ。
体力がもたず粒感が残る栗きんとんになったけど、栗の食感が味わえて却っていい感じに。
砂糖も少ししか入れなかったけど、栗の持つ風味と甘味が感じられ、上品な甘さで美味しいのだ。
茶巾絞りが上手くできればもっと見栄えが良いだろうけど、これは慣れるしかない。
茶巾絞りは何度でもやり直せるから、気に入るまでやればいいのだけど、面倒で適当なところで妥協。
次を作ってみた。
今度は三個を一気喰い。
砂糖クドくないので飽きずに食べられる。
とは言え5個も食べてお腹が膨れ、ここまで。
一個 25gで作っているから、30個近く作れそう。
練った栗はまだあるので、残りは明日以降の楽しみということで。
思わぬ形で手に入った恵那栗で作った栗きんとん。
美味しい栗きんとんが家で作れるのだから、もう高価な栗きんとんを買う必要は無くなった。
今日は岩村の心が詰まった栗きんとんで、ごちそう様でした。
そうそう、岩村で出会ったあのおじさんにお礼を言わないとね。
美味しい栗をありがとうございました。
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