市毛良枝さんの「百日紅-午後四時」を観てきた
- 2022.10.10
- 家飲み/家食べ

芝居を観てきた。
会場は豊田市の文化会館。
芸術とか文化に縁遠い私なので、ここを訪れるのは久しぶりだ。
観たのは「百日紅-午後四時」という演目で、主演は市毛良枝さん。
三年前に夫を亡くした66歳の彼女が、新しいパートナーと第二の人生に踏み出すことを軸に、彼女の兄弟姉妹の人生模様を含めて展開するストーリー。
彼女や兄弟姉妹のそれぞれの事情、彼女の亡き夫の愛人騒動やらで、われわれの身近にもある中高年の人生物語。
主演の市毛良枝さんのキャラクターそのままに、派手さはないけどしっとりとした展開で心に沁みる。
同年代のストーリーなので、話がすっと胸に落ちてくる。
難しいテーマではなく、日常的で誰にもありそうなテーマのいい劇だった。
それにしても良枝さんが若々しくチャーミングで、そして美しいことに感服。
立ち居振る舞いの姿も綺麗で、さすがは女優さん。
歳を重ねても背筋をピンと伸ばして生きないと、冴えなくてモテない男になると思った次第。
って、そこ?
芝居は6時からなので、晩ご飯の時間と重なってしまう。
ご飯を食べるだけなら早めに食べていけばいいけど、私の場合、晩ご飯 = 飲むとなるから、早めには食べられない。
かといって何も食べないのも腹が減って辛い。
ここは軽く食べて行き、帰ってから一杯飲むことにした。
軽く食べるにはうどんがいいだろうと、温玉ぶっかけうどんにすることに。
先ずは卵を茹でる。
半熟卵を作るつもりだったけど、結果は失敗。
固茹でのゆで卵でも半熟卵でもない、中途半端なゆで卵になってしまったのだ。
うどんは冷凍モノなので電子レンジで温め、器に盛って天かすなどをトッピングすれば出来上がり。
味付けは麺つゆにお任せで、これが美味しい。
ただしトッピングの目玉である温玉が上手くできなかったのは、さっき書いた通り。
形はひどいけど、味が美味しかったのは救いだ。
芝居を見て帰ってくれば一杯だけど、芝居の余韻に浸っていて作るのが面倒。
かと言って今から居酒屋へ行くには遅いし、それに雨が降っているので行く気にならない。
ということで、温めるだけでできる「おでん」にしてみた。
おでんのネタに濃縮された汁も付いているので、水で薄めて火にかければ出来上がりという簡単なもの。
このおでんで一杯飲んだけど、残念ながらこのおでんは不味かった。
厚揚げも焼きちくわも水っぽい仕上がりで、味がない。
他のネタも同じようなもので、全てがスカスカの感じなのだ。
安い物なのでこんなものだろうけど、二度目はないな。
締めはにゅう麺(温麺?)。
鍋料理の後には、残ったお汁にうどんを入れ卵でとじることが多いけど、出かける前にうどんにしたのでにゅう麺にした。
繊細な素麺に温かいお汁が絡んで、これもいいね。
夏なら冷たい素麺が当たり前だけど、もう冷たいものが欲しいと思わなくなった。
それだけ季節が進んだということかと。
今日は久しぶりにいい芝居が観れてよかった。
ところで私はいま何時なのだろうか。
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