ネコのお陰で作ったチキンライスが美味しかった

ネコのお陰で作ったチキンライスが美味しかった

 

早朝、外でネコが鳴いている。

時間は日の出前の5時台。

ニャーと鳴くのだけど、明らかに私の部屋に向かって鳴いている。

 

そっとカーテンを開けてみれば、目と目が合ってしまった。

窓に張り付くように座っていて、カーテンを開けても逃げる素振りも見せず、またニャーと。

 

ネコと言っても私の家のネコではなく、近所に住んでいる地域ネコ。

顔見知りではあっても深い付き合いはなく、起こされる理由もないのだが、折角なので起きることにした。

 

ネコに起こされたとは言え、早い時間に起きたので時間に余裕がある。

こんな時は朝ごはんを作るのに限る。

 

メニューは作る人の特権で、自分の食べたいものを自由に作れる。

誰にも縛られることなく、自分勝手に好きなものが作れるのだ。

 

って、どこかで聞いたフレーズ。

そう、孤独のグルメの井之頭五郎さんのフレーズだ。

時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たす時
束の間、彼は自分勝手になり自由になる

誰にも邪魔されず、気を使わずに物を食べると言う孤高の行為
この行為こそが、現代人に平等に与えられた、最高の癒しといえるのである

 

五郎さんは腹が減ると店に行くけど、私は作る。

”行く” のと ”作る” の違いはあるが、好きな物を自由に食べるという点は同じだ。

 

作ったのはチキンライス。

ときどき食べたくなるもので、自分で言うのもナンだけど、これが美味しい。

 

作り方は簡単で、刻んだ鶏肉とタマネギを炒め、ご飯を入れてケチャップで味付けるだけ。

奥殿の分も作るのはモチロンのことで、いくら自分勝手に作ると言っても、自分の分だけ作っていては恨まれる。

食べ物の恨みは恐ろしいからね。

 

奥殿が起きてくるのを見計らって作り始めるけど、ふと気つけば件のネコがいるではないか。

しかもえらくリラックスした態度。

これが鳴いて朝早く起こされたのだけど、お陰でチキンライスが食べられるとも言える。

感謝した方がいいのか。

 

このネコは栄養状態も良さそうで、私の家に来ても餌を欲しがらないから、どこかで餌をもらっているのだろう。

餌が確保できていれば、それはネコにとって幸せなことだ。

 

奥殿が起きてきたので調理開始。

ここからは忙しく、画像が撮れない。

 

チキンライスと同時進行で、餡でトロミをつけた卵スープも作って出来上がり。

さっそく「いただきま~す」。

 

食べればこれが美味しい。

チャーハンではないけど、ご飯がパラパラに仕上がっていていい感じ。

 

思い付きで作った卵スープも美味しくて、チキンライスによく合う。

好きなものを自由に食べるというのは、やはり幸せなことだ。

 

奥殿からもすごく美味しかったとのことだけど、そりゃ朝から据え膳なら何を食べても旨いよネ。

ネコのお陰で作ったチキンライスで、ごちそう様でした。

美味しかった~。

 

ブログ村のランキングに参加してます⬇


にほんブログ村 料理ブログ 今日作った料理へ
にほんブログ村