皆既月食の月を眺めながら、天ぷらで一杯
- 2022.11.10
- 家飲み/家食べ

私の家では週に一度は天ぷらをやる。
天ぷらが好きな奥殿のリクエストのためで、それで週イチで天ぷらになるのだ。
それは構わないが、天ぷらは私の担当。
なので週に一度は私が天ぷらを揚げることになるが、やらないと晩ご飯にありつけない。
それに私も天ぷらが好きなので、ガンバって今夜も天ぷらだ。
天ぷらは食材を揚げれば出来上がりで、意外に簡単な料理。
味付けという工程がないので味で失敗する恐れがなく、素人料理人の私に向いている。
ただしネタはそこそこの種類を用意しないといけない。
味付けをしない分、ネタで味を楽しむからで、ネタの種類が少ないと味の変化がなく飽きる。
昔、おふくろが揚げてくれた天ぷらは、ナスの時期にはナスの天ぷら、カボチャがあればカボチャの天ぷらばっかりで、今のように何種類もの天ぷらを揚げることはなかった。
それでも美味しいと食べていたのだから、昔は食事そのものが質素だったのだ。
で、この日用意したネタがこちら。
ナスやピーマン、シメジにカニカマやカレイの切り身など、全部で9種類のネタを用意した。
これを揚げて天ぷらの盛り合わせにするのだけど、本当は一品づつ揚げて味わいたいところ。
だけど揚げる人と食べる人が同じなので、それができない。
テーブルの上に天ぷら鍋を用意し、お座敷天ぷらにしようかとも思ったが、テーブルの上で揚げれば油が飛ぶし、それに危険も伴うのでヤメ。
結局いつものように台所で天ぷらを揚げ、盛ったものがこれ。
盛り合わせといっても揚げたてであることは間違いなく、天ぷらの衣もカリッとしている。
天ぷらをメインにしたセットで準備完了。
用意ができれば早速カンパイだ。
まずはビールから。
この時期になると天ぷらを揚げていても熱気で体が火照ることもなく、汗ひとつかかない。
これが夏の暑い時期だと天ぷらを揚げるだけで一汗かき、その後で飲むビールは格別に旨いけど、汗をかかなくてもやっぱりビールは旨い。
ビールはいつ飲んでも旨いのだ。
天ぷらはいつものように美味しく揚がっていた。
メインのネタというものはなく、どれも美味しい。
ピーマンにはピーマンの美味しさがあり、カニカマにはカニカマの美味しさがある。
ネタの旨さを味わうのもさることながら、衣を味わうのも天ぷら醍醐味。
サクッとした食感の薄衣の衣と、その衣に包まれたネタとの相性が良く、ネタと衣の渾然一体となった旨さが天ぷらの美味しさなのだ。
これがフリッターのような分厚い衣だと、衣が天つゆを吸い過ぎててしまい、天ぷらが重くなってしまう。
薄衣の天ぷらは天つゆをつけてもサクッと味わえ、それが美味しいのだ。
最近、店で天ぷらを食べる機会があったが、私が揚げた天ぷらの方がはるかに旨かった。
何度も揚げているうちに知らずに上手になったようだけど、それにしても店で食べるより家で食べた方が旨いというのも困りもの。
美女と食べに行く店がなくなっってしまうからネ。
ビールが済めば冷酒にチェンジ。
天ぷらは冷酒ともよく合う。
天ぷらは寿司と並んで和食を代表する料理の一つなので、日本酒に合うのも当然なのだ。
自分で揚げた天ぷらをここまで褒めるのは恐縮だけど、ホントに美味しいのでお許しを。
この日は皆既月食の夜で、澄み切った夜空に浮かぶ赤銅色の月を見ながら、ごちそう様でした。
美味しかった。
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