無駄なことに熱中できる男はオモシロイ

無駄なことに熱中できる男はオモシロイ

 

少し前に友人の乗っているプジョーが壊れたことを書いた。

燃料を送る電磁ポンプが壊れ、修理には部品待ちの一ヶ月と8万円ほどの費用がかかるとのことだった。

 

が、その後驚くべき展開に。

電磁ポンプはガソリンタンクの中にあるそうだが、そのガソリンタンクが変形していることが判明。

今のガソリンタンクは樹脂製で、変形することがあるらしいのだ。

 

結局ポンプの交換と同時にタンクも交換することになり、修理費も20万円ほどと倍以上に。

しかも交換用のタンクが無く、フランス本国から取り寄せになり、修理期間もさらに延びるというのだ。

 

驚いたのは彼がとった行動で、修理を諦めて同じ車に買い替えた!というのだ。

もちろん買ったのは中古車だけど、その決断力がスゴイ。

買った値段はここでは書けないが、◯十万円したとか。

値段を書けない理由は、彼の奥さんがこのブログを見る可能性があるため。

 

彼が車に使う費用は小遣いで賄っているとのことだが、プジョー娘に ◯十万円も注ぎ込んだことが奥さんにバレると、ややこしいことになるという。

奥さんにしてみれば、フィリピーナに何十万円も入れ上げているのと同じに見えるのかも。

 

奥さんがこのブログを見る可能性はほとんどないと思うが、万一ということもあるので、ここはナイショということで。

 

それにしても車の買い替えを、即決で決めてしまうとは。

フランス娘に惚れた男のとる行動は、想像を遥かに超えて予測不能だ。

 

男にはそんなアホな一面があるものだが、私も大差ないか。


 

そんなことを聞いた日の晩ご飯は、白身魚のソテー。

大振りな白身魚で、タラに似ているけどどこか違う。

こちらの方がはるかに大きいのだ。

 

奥殿に聞いても何という魚か分からないと言う。

業務スーパーで買った冷凍の白身魚とのことだが、名前は見ていないらしい。

種類は分からなくても、食べて美味しければそれでいいけどね。

 

今夜はこんなセットで一杯に。

洋食の雰囲気でいい感じ。

 

いつも通りビールで乾杯。

グイッといけばやっぱり旨い。

 

名前不明の白身魚のソテーは、見た目以上に美味しい。

とてもあっさりとした魚で、身もふっくらとして上品な味。

 

加えてボリュームもしっかりあって、食べ応えも十分。

もっと上等なお皿にキレイに盛り付ければ、高級なレストランでも出せそうな、美味しい魚のソテーだった。

 

コレは最近定番になっている野菜サラダ。

何がメインなのかよくわからないサラダだけど、キャベツの千切りが旨い。

って、キャベツの千切りは私が切ったもので、自画自賛。

 

この日の締めはカレーライス。

いつものレトルトのカレーで、具が何もない安いカレーなので、キノコとソーセージがトッピングしてある。

それを入れるだけで高級なカレーに変身する。

 

奥殿に昼間のプジョーの話をすれば、無駄なことではと。

確かに無駄なことではあると思うが、趣味とか好きなことは、他人には理解しがたいところがあるもの。

 

必要なものさえあればいいという、ミニマムな生き方も一つの生き方だろうが、それでは人生に ”幅” がない気がする。

無駄なことができるのは、幅があるとも言えるのでは。

 

彼にとっては屋根の開くプジョーは無駄ではなく、人生の上で必要不可欠なことなのだろう。

無駄なことに熱中している男は、語ることにも幅があってオモシロイからね。

 

これは女性には分からない男の世界かも。

 

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