陶器工場の KOYO BASE はお洒落なレストランだった【岐阜・土岐市】
- 2023.03.06
- 岐阜県
すっかり春めいて、久しぶりに屋根を開けてツーリングに出かけてきた。
向かった先は岐阜県の東濃方面。
朝イチで出発し、先ずは恵那市の山奥にあるカフェで、自家栽培のコシヒカリを使ったおにぎりでモーニング。
そこから土岐市の織部ヒルズへ向かい、スープカップや箸置きなどを買ってランチに向かったのが、同じ土岐市内にある「KOYO BASE」というレストラン。
今年の1月にオープンした新しい店だけど、なんと陶器工場の一角を改装して開いた店とか。
運営も接客も、工場の人たちがやっているというからビックリ。
その陶器工場は飲食業向けの食器を作っているから、飲食と関係があるといえばあるが、食器の工場がレストランを経営するのは畑が違う。
工場の人たちがどんなレストランを展開しているのか、興味津々で出かけてみた。
ここがその KOYO BASE。
正式には光洋陶器(株)という陶器の製造会社。
その陶器工場の一角を改装したというだけあって、外観はスレート張りの工場そのもの。
画像には写っていないが、隣りにはもっと大きな工場も建っている。
どこが入り口か分かりづらい。
KOYO BASEと書いてある横が入り口だ。
外観はオシャレ感とは無縁だが、一歩足を踏み入れれば、そこには外とは全く別の空間が広がっていた。
白を基調としたエントランス。
都会的な雰囲気で、外と中のイメージのギャップに軽いショックを受けるほど。
案内板には「Factory」の文字も。
さすが ”工場” だ。
非常階段のような鉄の階段を上がっていけば、こんな感じ。
この階段を上がってきた。
手前はショップで、奥がレストラン。
ワンフロアの作りで、かなり広い。
ショップではこの工場で作っている器を売っているのと同時に、レストランで出される器もサンプルとして展示されている。
値段もそこそこしていたから、高級品のようだ。
ランチに来たのだからレストランへ。
テーブル席とカウンター席から選べ、カウンター席をチョイス。
カウンター席と言っても巨大なテーブルといったもので、広くてゆったりできる。
テーブル席はこんな案配。
どの席もゆったりとした配置だ。
ランチメニューは三種。
肉と野菜のセットか魚と野菜のセット、それに野菜のスパイスカレーの三種。
どの料理にも野菜の文字があるから、野菜がウリなのかも。
他にはコーヒーやケーキなどもあったから、ランチ以外でも大丈夫だ。
我々は肉と魚のそれぞれのセットをオーダー。
待つほどのこともなく運ばれてきた。
手前が魚のセットで、奥が肉のセット。
細かい説明書きが添えられていた。
やはり野菜に力を入れているようだ。
さっそく「いただきま~す」。
主菜は鯛と根菜の炊いたもの。
説明書きによれば薬膳仕立てとあったけど、薬膳特有の薬っぽさはなく美味しい。
美味しくてびっくりしたのは、里芋のポタージュ。
里芋のポタージュなんて初めてだと思うけど、甘い感じもしてとても美味しかった。
ご飯も美味しく、もしかして地元岐阜のブランド米「ハツシモ」かも。
ご飯も美味しくお菜の量も多いので、ご飯のおかわりを頼めば、ウェイトレス(美形な子だった)嬢が困ったような顔をして、少々お待ちくださいと。
どうしたのかな?と、彼女の行方を目で追えば、チーフと思しき女性に何か話をしている。
そのチーフの女性がおかわりのご飯を持って来てくれたのだが、おかわりということを想定していなかったとか。
今回は無料で出させていただきますので、遠慮なくどうぞと。
と同時に今後の検討課題とさせてくださいとのことで、店がオープンして一ヶ月以上経つが、今までご飯のおかわりをされたことがなかったという。
オシャレな店なので、おかわりという無粋なことが言いにくい雰囲気がそうさせていたのか。
食事中だったけどこのチーフと話が弾んでしまい、あれこれ聞けば、ここは元は倉庫だったとか。
現在は2階建てになっているが倉庫のときは3階建てて、天井を抜いて現在の姿にしたという。
使っている器は、ガラスと箸以外はすべて自社製品とのこと。
それとご飯が美味しいといえば、お米は地元岐阜のハツシモという。
私の家で食べているご飯もハツシモ。
このお米を選んだ私の選択が褒められた気がして、嬉しかった。
そんなこんなで、オシャレな ”工場” で味わうランチが美味しかった。
この店、近々ブレイクするのでは。
ブログ村のバナーを押してくれると励みになります
にほんブログ村
-
前の記事
ステロイドの薬を飲みながらビールも飲む 2023.03.03
-
次の記事
生のフランクソーセージがメッチャ美味しかった 2023.03.07