しだれ桃には遅かったが思いがけず旧車に出会った【岐阜・恵那市】
- 2023.04.10
- ツーリング
去年初めて見て、その美しさにびっくりした「きねのしだれ桃」。
今年もあのうっとりとするような景色に出会いたくて、岐阜・恵那市の串原(旧・串原村)へ出向いたが、残念ながらしだれ桃は終わっていた。
今年は例年に比べて、開花の時期が10日ほど早かったとか。
それに加えて昨夜来の強風と強雨に叩かれ、それで桃の花が飛んでしまい、一気に終わってしまったらしい。
自然相手のことなので、こればっかりは仕方のないこと。
早く咲く年もあれば、遅い時期に咲く年もある。
人が自然のリズムに合わせればいいのであって、自分の都合に合わせて咲いてくれるものではない。
ちなみにこれは去年の風景。
去年はタイミングが良かったのであって、今年もいい時に来れば桃源郷のような景色に出会えたはず。
桃の花は終わっていても、しだれ桃の咲く私有地を無料で解放してくれているお礼に、募金の協力はしてきた。
募金をしたらその家のご主人と奥さんから、「今年は申し訳ない」と頭を下げられてしまったけど、さっきも書いた通り自分の勝手でこの日に来たのだから、こちらのタイミングが悪かっただけのこと。
それでもわざわざ来てくれたのに、綺麗なしだれ桃を見せられなかったことが申し訳ないと言われ、こちらが恐縮してしまう。
こんな人たちに守られている「きねのしだれ桃」。
来年も来ますからと伝え、ここを後にすることにした。
それはいいが、予想外に時間が空いてしまいどうしようかと。
ここにいてもすることがないので、数年前にできたという蕎麦屋へ行くことにした。
そのそば屋へ行く途中に、「大正村」という観光施設がある。
そういった観光施設に興味のない我々なので、いつも寄ることなく通り過ぎるのだけど、駐車場に旧車が沢山あるのが目に入った。
時間はあるので、U ターンして寄ってみた。
旧車と言っても焦点の定まっていない ”ゆるい” 集まりのようで、単に古いだけの乗用車とか改造を重ねたアメリカ車などが適当に並べてあるだけ。
それでも興味を惹かれる車も、少ないながらあった。
これはトライアンフのスピットファイア。
1970年代の英国車で、ブリティッシュ・グリーンがよく似合う。
内装もウッドのパネルにウッドのステアリング、それに革シートという英国のスポーツカーの定番に沿っている。
私の乗っている ロードスターも、これと同じ流れのスタイルなのだ。
こちらはMG-B。
トライアンフと同じ英国車で、60年代のオープン2シーター。
私の乗っているロードスターと直接の血縁関係はないが、遠い祖先に当たる車だ。
MGの奥に停まっているのが私のロードスターで、雰囲気もサイズも非常に似通っているのが興味深い。
後で気づいたことだけど、ここは展示車のエリアだった。
そうとは知らずに車ごと入ってしまったのだけど、係の人から何も言われなかったのは、私の車もそこそこ古いので(車齢は24年になる)、展示車両と勘違いされていたのかも。
これはホンダのS600で、日本の誇るヴィンテージな車。
S800の方が一般的で(それでもレアだけど)、S600はよりレアで珍しい。
60年も前の車をここまで綺麗に維持するのは並大抵のことではなく、オーナーの愛情の賜物かと。
それにしてもこんな車を60年代に作った本田宗一郎は、やっぱりスゴイな。
他にもあれこれ車は並んでいたけど、あまりそそられるものはなく、初めの予定通り蕎麦屋へ向かうことに。
そこでは美味しい蕎麦を味あわせてくれたけど、話が長くなってきたので続きは次回ということで。
しだれ桃は残念だったけど、思いがけずに古い車に出会えて面白かった。
ツーリングは気分もいいし、それにいろんな出会いもあって楽しいのだ。
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