幸せそうな女性にも、言えない悩みがあるのかも

ちょっと前のことだけど、同級生の女性から突然メールがきた。

内容は「暑いですね、お元気ですか？」というもので、たったのこれだけ。

何が言いたいのかよく分からないメールで、意味が分からない。

彼女は東京在住なので、こちら豊田市は連日の猛暑で、今日も36℃を超えて暑いですと返せば、彼女はいま豊田の実家に来ているという。

そして夕方には東京へ帰るとのことだ。

結婚して嫁いだ女性が実家へ来るのは、身内の者の病気や冠婚葬祭など、何かコトがあって来ることがほとんど。

若い頃なら親に子供（孫）の顔を見せがてら実家に遊びに行くこともあるだろうが、歳を重ねて親や兄弟が亡くなってくると、実家に行くことも少なくなるもの。

そんな彼女が実家に来て夕方帰るというのに、私にメールしてくるのは何かあってのことか。

そこで何か用件がありましたか？とメールすれば、今から飲みに行きたいと言うではないか。

そのメールがあったのは午後の3時。

しかも平日で、いくらヒマな私と言えどもオンタイムで、とてもじゃないが飲みに行ける時間ではない。

この時間ではムリと返せば、「そうですよね～、ごめんね」とのことでこの話は終わったけど、単純に飲みたいのではなく、何か話したいことでもあったのだろうか。

腑に落ちないのは、帰るまでの時間を実家で過ごせないこと。

実家の親が亡くなり、後を継いだ兄弟も亡くなって代が替ると、実家と疎遠になるのは避けられない。

それもあって実家に居場所が無かったのかもだが、後を継いだ兄弟のお嫁さんと相性が悪いのかも。

いずれにしても気になる一件だったが、いくら美女の誘いでも、平日の午後に急に飲みたいと言われても行けないよな。

そんな一件があった日の晩ご飯は、エビフライ。

エビフライをツマミに冷えたビールを飲めば、天国。

冷凍の安っいエビフライだけど、これが意外に美味しくて気に入っているのだ。

エビフライの下敷きになっているのは白身魚フライで、これも好きなひと品だ。

こんな感じで飲んでいたけど、頭の中では彼女のことを思っていた。

どうしてあんな時間から飲みたいと言ってきたのか。

実家の不満でも言いたかったのか、それとも言うに言えないことがあって、それで飲みたかったのか。

だけど彼女はそんなことを言う人ではない。

彼女は昔から優秀な女性で、常識のある美女。

国際線のスチュワーデス（今は CA か）をやっていたほどで、愚痴や不満を言う人ではないのだ。

それとも私に気があるのか、ってそれは無いか。

彼女は別世界の人で、私なんて対象外だろうから。

人生はいろいろなことがあるから、幸せそうに見える彼女でも、何か悩みや不満があるのかも。

〆はカレーライス。

フライ物の日はカレーライスになるパターンが多いが、それはカレーのトッピング用の揚げ物を一緒に揚げることができるから。

この日もチキンカツを揚げてトッピングにした。

カレーはいつものレトルトカレーで、このカレーには具がないのでトッピングが必須。

ご飯に温めたカレーをかけるだけという簡単なものだけど、これで十分に美味しい。

レトルトなので、食べたい時にすぐ食べられるのも嬉しい。

ちゃんと作る人から見れば手抜きになるだろうが、私はこれでいいと思っている。

料理のプロではないのだから、全てをイチから作ることなどムリ。

特に上等なものではなくても、普通に美味しく楽しく食べられれば、それでいいと思っている。

今日は冷凍のエビフライとレトルトのカレーで、ごちそう様でした。

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