すき焼きのタレを使って三品も作った私は主夫か

すき焼きのタレを使って三品も作った私は主夫か

 

末の一日。

私の家では週に一回しか買い物に行かないが、今日がその買い物の日。

 

買い物の日はそれが仕事なのでゆっくりと寝ていればいいのに、早くに目が覚めてしまった。

しかもスッキリとした目覚めで、爽やかささえ感じる。

 

それはそれで気分のいいことだけど、何も休みの日の早朝に目が覚めなくてもネ。

とはいえ目が覚めてしまったのだから、起きることにした。

 

顔を洗って服を着替え、窓を全開にして空気の入れ替え。

夏の盛りとはいえ、朝の空気はひんやりとして気持ちがいい。

 

ついでに庭木に水をタップリ撒いてやった。

雨不足でカリッカリに乾いているので、庭木たちも気分良さげだ。

 

そうこうしていれば奥殿も起きてきたので、朝ご飯に。

休みの日の朝ごはんはパスタにすることが多く、今朝もパスタ。

 

合わせるソースはミートソース。

ミートソースは私が好きなソースで、作る私の独断でミートソースにした。

 

そのままでも美味しいけど、ソーセージを加えてみた。

と言ってもソーセージを入れただけのこと。

 

茹で上がったパスタに、温めたミートソースをかければ出来上がり。

スープ(味噌汁だけど)を添えれば、それなりの朝パスタになったのでは。

 

食べればこれが美味しくて、朝から美味しい気分。

これなら喫茶店のモーニングに引けを取らないと思うけど、どうだろう。

 


 

の日は買い物デーなので、スーパー2軒にホームセンターへ行って帰ってくれば、早くも午後。

休日は一日二食なので、昼ご飯抜きで鶏手羽先の旨辛煮と肉じゃがを作ることに。

 

手羽先の旨辛煮は先週似たようなものを買ってきたけど、これが想像していたものとは違い、しかも美味しくなかったので作ることにしたのだ。

その時のものがコレ。

辛いことは辛かったけど、表面的な辛さだけで旨味もコクもない。

私が作る旨辛煮のほうが遥かに美味しいと感じていたので作ることにしたけど、肉じゃがも作るとなるとちょっと忙しいが頑張って作ることに。

 

使う手羽先はこれで、冷凍もの。

この手羽先が大きくて肉付きがよく、気に入っているもの。

 

手羽先の先端部分をカットし、手羽中の状態にして骨に切り込みを入れたのがこれ。

肉付きがいいことがお分かりいただけるだろうか。

 

煮込みます。

味付けはすき焼きのタレにお任せ。

 

他に加えるものは唐辛子だけというシンプルな味付けだけど、これで美味しくできる。

弱火で15分ほど煮詰めていけば完成でも、食べるのは明日以後。

すぐに食べてもそれなりに美味しいけど、一晩寝かすと味が落ち着いて更に美味しくなるから。

 


 

羽先が済めば次は肉じゃがだ。

使うのはジャガ芋と人参。

ジャガ芋は男爵いも。

 

煮崩れしないメークインを使うか、とろけるような仕上がりの男爵いもを使うかは、好みで選べばよいかと。

個人的には男爵芋が好きなので、私が作るとなると男爵オンリー。

 

それとタマネギに糸こんにゃく。

糸こんにゃくは白いものを使った。

 

いつもは黒い糸こんにゃくを使うけど、気分を変えて白の糸こんにゃくにしてみた。

黒と白の違いを知らないけど、大差ないのでは。

 

そして豚肉だ。

使う量は350g。

いつものスペイン産の豚バラ肉で、極薄にスライスされているのが嬉しい。

 

全てを鍋に放り込み、味付けはまたすき焼きのタレ。

水は足さず、すき焼きのタレだけで煮込んでいく。

人参やジャガ芋から水分が出て、ちょうどいい塩梅になるから水は足さない。

 

小一時間ほど煮詰めれば肉じゃがの完成で、その間にいなり寿司の揚げも作ることに。

自分で言うのもナンだけど、よく働くダンナではないか。

 

稲荷寿司は私の好物で、あればいくらでも食べてしまう。

濃い目の味の稲荷寿司が好きで、小さ目に握られたものがいい。

小さ目の稲荷寿司は、ツマミにもなるしご飯にもなって都合がいいから。

 

作り方は簡単で、用意するものは油揚げだけ。

これを全部使う。

 

揚げを半分に切り、味付けはまたしてもすき焼きのタレ。

使う量はすき焼きのタレ250gに、水350cc

 

これで濃厚な味の揚げができる。

沸騰してから数分火を通せば出来上がりだ。

 


 

してようやく早い晩ご飯、というか4時から飲みに。

用意したのは卵焼きに、作ったばかりの肉じゃが。

肉じゃがも少し寝かした方が美味しいけど、味見も兼ねて用意した。

 

そしてビール。

グイッといけばこれが旨い!

暑い中、あれもこれもと頑張って作っていたから、ビールが余計に旨い。

 

作ったばかりの肉じゃがも、いい感じにできていた。

もう少し濃い味でもいいかなと思ったが、奥殿はちょうどいいとのこと。

少し寝かせれば味も落ち着いて多少は変化するかもだけど、これはこれでいい感じの味だ。

 

急いで作った卵焼きもいい雰囲気。

オムレツが巻けない私なので、半熟のスクランブルエッグの感じで作ってある。

瞬間芸のようにパっと作った卵焼きだけど、思った以上に美味しい。

 

それと締めは稲荷寿司。

お酒のアテにしながら7個も食べてしまったけど、飽きない味だ。

 

それにしても今日は朝イチのパスタに始まって、鶏手羽先の甘辛煮、肉じゃが、稲荷寿司の揚げ、それに飲みタイムの卵焼きまで作った私は ”主夫” か。

と言っても、自分の食べたいものを自分の好きな味で作っただけのことだから、威張って言うことでもない。

世の奥さん方は、こういうことを連日連夜やっているのだから。

 

今日も美味しくて、ごちそう様でした。

 

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