果汁100%のチューハイがあるとは知らなかった

この日は丑の日。

スーパーに行けば、鰻を焼く芳しい匂いが漂ってくる。

その匂いに誘われて歩いていけば、鰻を大量に焼いていた。

おぉ美味しそうと言えば、店内で売っているから買っててー、とのこと。

店に入れば件の鰻が売られている。

立派な長焼きでいい感じだけど、一本3,280円という値段。

家で食べるのなら、長焼きの2本は欲しい。

1本は長焼きとして酒のツマミにし、もう1本でうな丼にするからだ。

そうなる6,500円オーバーと、そこそこの値段になる。

それにいくら焼きたてとは言え、パックに入れられていては味気ない。

どうしようかと奥殿に相談すれば、それだけ出すのなら鰻屋へ食べに行ってもいいのではと。

言われてみればその通りで、鰻は焼きたてを目の前で味わうのが美味しいのだから、この鰻は諦めに。

そんな丑の日の晩ご飯は、エビフライとシュウマイという丑の日とは何の関係も無いセット。

エビフライもシュウマイも冷凍もので、このシュウマイは初めてのもの。

大ぶりなシュウマイで、美味しそう。

中華の点心セイロに盛って出せば、立派な中華の一皿になる。

用意ができれば早速ビールで乾杯。

グイッといけばやっぱり旨い。

そしてエビフライ。

冷凍の安物のエビフライなのでエビは小さいしプリプリ感もないけど、ちゃんとエビの味はするし、フライ物の命の衣が美味しいのがいい。

天ぷらもそうだけど、衣がベチャッとしていると美味しくないけど、このエビフライは衣がサクッとしているのが嬉しい。

そのいい例がハムカツ。

中身がペラペラの薄いハムでも、衣がサクッと揚がっていれば美味しいカツになるのだから。

初お目見えの大シュウマイ。

これが美味かった。

中身の餡はミッチリ入っていて、美味しく味付けられている。

そしてこれが安い。

10個入りで149円というから、一個あたり約15円。

さすがにこの値段だと肉々しさはないが、それでも餡が美味しい。

原材料を見ると鶏肉と魚のすり身で作ってあるとのことだが、却って肉のクドさがなく、あっさりとした味わいで飽きない。

それよりこの値段でこの味なら何の問題もない。

むしろオススメの一品で、奥殿もとても美味しいとのことだ。

ビールが済めば次は冷酒にするのがいつものパターンだが、今日はチューハイ。

いつものスーパーに見慣れないチューハイがあり、思わず衝動買いしたものだ。

買ったのは ”愛南ゴールドチューハイ” と、”素滴しぼり” の2種。

先ずは愛媛・愛南町の特産品、愛南ゴールドを使ったチューハイからいってみた。

これが美味しくて、ハマる味。

飲めばスッキリとした甘味に爽やかな酸味が加わり、それをサラッとした炭酸で割ってあるので夏にピッタリ。

© 愛南町商工会

これほど美味しいとお酒の感覚がなく、スッキリとした飲み味なので際限なく飲めてしまう。

いい気になって飲んでいれば、ベロベロに酔うな。

試し買いで一本しか買わなかったのでその心配はないが、とても美味しいチューハイだった。

愛南ゴールドのチューハイで勢いがついてしまい、もう1本買ってきたチューハイも飲むことにした。

それがこれで ”素適しぼり”。

なんと果汁100％と書いてあって、それに惹かれて買ったものだ。

ピンクグレープフルーツの果汁100％と言う、ジュースのようなチューハイの味はどんなものか。

興味津々で飲んでみた。

飲めばこれがメッチャ美味い！

チューハイなどというレベルではなく、まるでフルーツカクテル。

家で飲んでもこれだけ美味いのだから、洒落たバーカウンターで出されれば上等なカクテルになる。

美女に勧めれば美味しいカクテル、と言われること間違いない。

って、最近バーへも行っていないし、美女とも飲んでいないけどな。

そんな ”素適しぼり” だけど、ネットで調べてみれば6種類も出ているとか。

この中で惹かれるのは ”白ぶどう”。

これを買ったスーパーに白ぶどうの素滴しぼりがあったかどうか覚えていないが、探してみようかと。

いつもビールばっかりだけど、フルーツ系のチューハイがこれほど美味しいものとは。

お酒なのにフルーツの美味しさがクリアに味わえて、しかも値打ちな値段（150円ぐらい）なので、この夏はこれにハマるかも。

偶にはビールから ”浮気” してみるのもいいものかと。

今日も美味しくて、ごちそう様でした。

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